来年の新人研修にPythonをお勧めする理由
Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。今回も私見を述べたいと思います。
少し前ですと、新人研修といえばJavaという時期もありましたが、今やJavaの求人数は全プログラミングランキングでも7位になり、求人数もかなり減りました。2022年9月のIndeed Japanの求人数の集計ですと、最盛期10万件存在していた求人数も今や5万件にまで減っています。Java自体はなくなることはないと思いますが、将来ある若手に学ばせる言語としてはほかの選択をもあると思うのです。
ここでいうまでもなく、PythonはAI、機械学習、データ分析、自動化、Webなど今後も大きく市場が伸びる分野で中心的に利用されています。これらの分野でライブラリーが充実しているため、開発効率も高いです。そして、Pythonは今学びたい言語1位になっています。(複数の調査データで断トツの1位になっています)
また、先日のマイナビニュースの記事にもありましたが、今若手に学ばせたい言語としてもPythonが1位に上がっていました。これだけ盛り上がっているのは、市場も広く、将来が期待され、開発もしやすいからだと思います。
おそらく来年の新人研修では多くの企業がPythonを採用すると思うのですが、現在、Python業界は講師不足です。来年の新人研修でPythonを進められる方は、早めに講師を確保したほうが良いと思います。
そして、新人研修では是非、Pythonのお作法ともいえる「Pythonic(パイソニック)」と「PythonZen(パイソンゼン)」も教えてくださいね。これらのお作法を知らなくてもPythonをかけますが、お作法を知っているほうが、より正確に読みやすいPythonプログラミングができると思うのです。何よりも新人研修ですので、さらっとでもこれらのお作法に触れるとよいと思います。Pythonの講師の方で、「Pythonic」と「PythonZen」を知らない人がいたら、要注意ですよ!
当協会では、「Pythonic」と「PythonZen」の理解度を無料でチェックできる「PEP8&PythonZen検定」を公開していますので、併せてご利用ください。
それでは今日はこの辺で
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
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所在地 | 江東区 |