ウィズコロナの企業のメンタルヘルス対策①
【ヒューマン・タッチ レター vol.63】
みなさん、こんにちは。ヒューマン・タッチ森川です。
今日は、コロナ時代の企業におけるメンタルヘルス対策について考えてみました。
以前、セミナーでもお話ししましたが、ウィズコロナの就業状況は
コロナ前に比べて大きな変化を余儀なくされました。
コロナによる影響は、一般の災害に比べても、以下のような特徴があると考えられます。
■災害の範囲 :広い
■衝撃の期間 :長引く傾向
■被害の可視性 :見えづらい
■就業環境の変化 :テレワーク、営業停止
■生活への影響 :大きい(収入面)
■重要度 :コロナ後の世界観を変える?
このような変化は、私たちの「こころ」へ、
例えば以下のような形で影響が顕在化してくる可能性があります。
■不安・恐怖感の出現
■一般的なストレス反応(不眠・イライラ・落ち着きのなさ)の高まりと持続
■身体面の不定愁訴の出現・増悪
■精神疾患の発症、再燃、再発、増悪
■身体化(身体不調と感染を結びつける)
■主観的健康感の低下
■健康観の変化
ウィズコロナをきっかけに、大きく変化したものの1つが就業環境です。
テレワークは、今や一時しのぎではなく、新たな勤務スタイルとして定着し始めています。
従来のメンタルヘルス対策は、会社という場所に人があつまり、
複数人で、共同で業務を行うことを前提に考えられてきました。
人間関係による不調を減らすためのコミュニケーションセミナー、
自分の気持ちをうまく伝えるためのアサーションセミナー、
相手の話に耳を傾けて聴くための傾聴の練習、
部下の不調に気づき、声をかけて、話を聴いて、
専門医につなげるためのラインケア研修、
すべて対面での人間関係を想定しています。
しかし、半数もしくはそれ以上の社員のみなさんが、
在宅での勤務となってしまった現在、
今までのような集合研修は実施することはできません。
セミナー内容についても、1か所で人が集まるからこそ生じる
ストレス要因をターゲットにしたり、
対面で得られる情報をもとにしたラインケアの内容などは、
ほとんど意味をなさなく成ります。
・インターネットを用いたリモートでの研修やセミナーの充実
・在宅勤務下ならではの健康管理手法の確立
・従業員側のセルフケア改革
が、コロナ時代のメンタルヘルス対策のポイントとなると考えています。
次回は、上記詳細に考えていきたいと思います。
- モチベーション・組織活性化
- 安全衛生・メンタルヘルス
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
通算500社以上のコンサルティング、900件以上の復職面談、年間100件以上のセミナーをこなすメンタルヘルス対策専門コンサルタントです。
メンタルヘルス対策の仕組みづくり、個別休職復職支援、ラインケアセミナー、セルフケアセミナー、全員面談、ストレスチェック、職場環境改善、災害・自死等の危機対応など、「こころ」の視点から、「いきいき職場づくり」をトータルに支援いたします
森川 隆司(モリカワ タカシ) 株式会社ヒューマン・タッチ 代表取締役 臨床心理士 公認心理師

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