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技術系企業で「女性だけの研修」が効果的な3つの理由

今回は、
「男性管理職比率の高い組織での
『女性だけの管理職・リーダー研修』の効果」

について一緒に考えていきたいと思います。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
■「女性だけの場」が持つ意味と力
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛

技術系企業で管理職やリーダーを育成するうえで、
性別を問わず一緒に学ぶことが大切だ、と
多くの方が抱く理想だと思います。

しかし、現場にはまだ「性別役割分担意識」
根強く残っていることも少なくありません。

そのような環境では、あえて

「女性だけの研修」

を設けることで、女性人材が自信を高め、
一歩を踏み出す力を得る場となるケースが
数多くあることは、私の経験則からも確信しています。

では、なぜ女性だけの場が有効なのでしょうか?
理由は大きく3つあると考えます。


(1)心理的安全性の確保
男女混合の研修では、無意識の遠慮や
気後れが起こりやすい。
特に管理職層が男性中心の現場では、
「意見を出すのが不安」という声も少なくない。
女性同士の場だからこそ、率直な対話や
本音の共有が実現しやすい。

(2)ロールモデルと共感の場
「自分だけが悩んでいるわけではない」
と気づくことは、大きな安心につながる。
少し先を歩く女性リーダーの体験談や
キャリアの歩みは、「私にもできる」という
意識変化を後押しする。

(3)性別役割分担意識を乗り越える土台づくり
「女性は補助的な立場にとどまるべき」
という意識が残る職場では、混合研修では
逆にマイノリティ意識が強化されやすい。
まずは女性だけの場で
「管理職を目指すのが当たり前という意識づくり」
を行い、土台を育むことが効果的。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■【事例】女性だけの場が引き出した本音と変化
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

ある技術系企業での管理職研修(男女混合)を行った際、
グループ討議では男性が発言の中心となり、全体発表も
全グループにおいて男性が代表となるという場面が続きました。

しかし、参加している管理職の皆さんからは
「自分のチームは男女平等」
「女性も活躍している」
とおっしゃっていました。

私は、実態としてはまだまだ女性は補助的な立場に、
という無意識の思い込みが根強くありそうな文化を
肌で感じました。

そこで、あえて女性社員のみを対象とした
次世代リーダー研修を提案させていただきました。

当初は「特別扱いでは?」と戸惑う声も
ありましたが、実際に研修がスタートすると

「ここなら遠慮せずに話せる」
「同じ不安を抱えている仲間がいて安心した」

という女性社員からの声が出始めました。

最終的には、

「管理職に挑戦してみたい」
「今後も女性だけでの学びを続けたい」
「後に続く女性社員にも受講してほしい」

という本人たちの前向きな意識醸成につながり、
女性だけで研修を行う意義の理解浸透も広がりました。

現在もこの研修は続いており、
今年で5年目を迎えています。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
■女性だけの場は「特別扱い」ではない
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛

もちろん、最終的には性別を問わず
同じ研修を受講できるようになるのが理想です。

ですが、長年の文化や無意識の思い込みが
組織に根づいている場合、
いきなり男女混合の場だけで
「心理的安全性」を確保するのは容易ではありません。

だからこそ、最初のステップとして
「女性だけの学びの場」を設けることが有効なのです。

これは決して女性社員の“特別扱い”ではなく、
「本来の力を発揮するための土台を整える」
ための戦略的なアプローチだと考えています。

このコラムを書いたプロフェッショナル

細木聡子

細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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