思い込みを外すことは成長のチャンス(1)

今回から次号にかけて、
「思い込みを外すことは成長のチャンス」
について一緒に考えていきたいと思います。
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■変化に強い企業ほど、成長できている
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先日公開した佐々木常夫さんとの対談、
【だから、日本のD&Iは進みづらい!】
ダイバーシティの考え方で組織改革に取り組まないと、
真の意味で企業の力にならない
~経営層・人事が知るべき人と組織成長の原理
https://jinjibu.jp/seminar/detl/113986/
この最終話として佐々木さんがおっしゃっている通り、
変化に対する感度が高い企業ほど、成長できていると
私も実感しています。
<最終話>
Vol.12 生き残るのは強い組織じゃない、環境に合わせて変化できる組織だ
経営層が変化する重要性をしっかりと認識し、
それにコミットできている組織は底力があります。
そんな組織を動かす社員一人ひとりからも、
自らの変えるべきところを自ら見出し、
自らを成長させようと新しい発想で行動している、
という特徴があるように思います。

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■変化に直面した時の、よくある2つの反応
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環境の変化に伴い、これまでのやり方が
通用しなくなってきていることは
多くの業界で感じていることだと思います。
例えば、これまでと比較すると、
「より短期間で成果創出」
「短サイクルで新しいものを生み出す」
という傾向が強くなっていることを肌で感じている方も
多いのではないでしょうか。
こういった傾向に対する反応として
私は大きく2つに分かれると考えています。
(1)新しいやり方を見出そうと発想を広げて考え、行動する
(2)できない、“言い訳”を考える
全ての人がこのどちらかに当てはまるということではなく、
この2つの考えを行ったり来たりしているのが実態かと思います。
そして、実際に成果をもたらす人は、最終的には
(1)に集中しているのだと思うのです。
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■社員一人ひとりのチャレンジ意欲を高めるために
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これまでの世の中の流れを考えても、
新しいことを生み出すのは、最初はたった一人の
チャレンジであることが多いです。
今のVUCA時代・少子高齢化の時代、
だれかの勇敢なチャレンジを待つのではなく、
一人ひとりが自律的に取り組まなければ
立ち行かなくなる、と言われています。
社員一人ひとりがこれまでの“やり方”に固執せず、
自らの思い込みを自ら外し、
自らの特性を強みとして活かして、
新しいやり方、新しい価値を見出すことに
チャレンジし続けようとする姿勢が何よりも大事だと
私は考えます。
その姿勢こそが、自分も周りも幸せにする
唯一の道だと思っています。
経営層、人事の方は、外部の力も活用し、多様な視点で
こういった意識を醸成する人材育成施策を展開して欲しいと
心から願っています。
このコラムを書いたプロフェッショナル
細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
得意分野 | 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 千代田区 |
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