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多様な視点から最高の結論を導き出すために

今回は、
「多様な視点で結論を導き出すコツ」
について考えていきたいと思います。

 

┏━━━━━━━━━━━┓
■前提条件の確認が重要!
┗━━━━━━━━━━━┛

多様な視点から意見を引き出し、
その場にいる全員で最高の結論を導き出す場面は
例えば会議やミーティングの場が主になると思います。

そこで重要なことは、その場の全員で前提条件を確認するなど
意見交換する上での目的について意識合わせをすることだと考え、
私自身も日頃から意識しています。

みなさんは、いかがでしょうか?

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■アンコンシャスバイアスに気づく体験ワーク
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

当社のリーダー育成研修やD&I推進プロジェクトの中で
多様性を引き出す体験ワークを実施しています。

そこでは、あえて一筋縄ではいかないお題を提示して
制限時間を設けて取り組んでいただくのですが、
これは、ひとりひとりの個性や素が表面化しやすくなる
仕掛けの1つでもあるのです。

大切なことは、時間内に意見をまとめる事ではなく、
その場にいる全員の力を結集して、
最高の結論に至ることですが、実際にワークではどのような
ことが起こるかと言うと・・

・自分の意見で結論をまとめようとする
・一部の人の意見にのみ耳を傾け、その他の人の意見を引き出さない
・時間内に終わらせるため自分の意見は取り下げる
・年上や上位役職者など影響力のある人の意見に委ねる
・男性同士で話を進めてしまい偏った意見に陥る・・etc.

こんな状況を目の当たりにすることがまだまだ多く、
D&Iの観点から見ると、日本におけるアンコンシャスバイアスや
ジェンダーギャップの弊害が日常にあふれていると
思わずにはいられません。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■多様な視点から最高の結論を導き出すために
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

真剣に自分の意見を発信しても、
周囲の反応が芳しくない、ちゃんと受け止めて
もらえていない気がする、という経験をされた方も
少なくないと思います。

様々な要因があるかもしれませんが、
自分自身を振り返るポイントとして
自分の視点だけで発言していないか?
ということが1つ考えられるかと思います。

当たり前ですが、相手の中には違う情報があり、
違う視点から物事を見ています。

それを自分自身がしっかりと意識した上で
意見を伝えなければ、
伝わるものも伝わりにくくなってしまい、
相互理解の場であるにもかかわらず、
逆効果を招いてしまった苦い経験を
私自身もしてきました。

もし、そういったことが起こっていることに
気づかないままでは、結局自分が損をすることに
なってしまいかねません。

多面的な視点をできる限り想定したり
相手の意見を受け止める姿勢を意識することは
自分を含めた多様な意見を引き出し、
最高の結論を導き出すために
非常に重要なあり方であると私は確信しています。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■プロジェクトを成功に導く下準備をしよう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━​━┛

当社が携わる企業のD&I推進プロジェクトでは、
プロジェクトチーム発足当初に、必ず
ディスカッションの進め方についてレクチャーします。

その取り組みが、実際のプロジェクトをより実り
多いものとし、成果が出やすくなっていることに
繋がっていると、多くの企業サポートを通して
実感しています。

組織の人材育成担当者やD&I施策など
全社的に新しい施策をスタートさせる際は、
多様は価値観、多様な視点を持っている人を
プロジェクトメンバーに迎えることと併せて、
互いの意見を引き出し合い、受け止める姿勢も
同時に醸成することをぜひ意識していただければと思います。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • キャリア開発
  • リーダーシップ
  • マネジメント

◆技術系企業D&I突破口となる次世代リーダー・女性管理職を育成

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまでのべ5,000人以上の技術系企業のリーダー・管理職育成に携わる。専門は技術系企業に特化したD&I推進コンサルティング。

細木聡子(ホソキアキコ) 株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

細木聡子
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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