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【興味深い!】“男女別”女性活躍推進2.0実態調査を分析中

┏━━━━━━━━━━━━┓
■「自由回答」が、興味深い
┗━━━━━━━━━━━━┛

先日プレスリリースを発表した「女性活躍推進2.0実態調査2019」の全国データについて、
現在、男女別データの分析に取りかかっているのですが、とにかく興味深い、の一言に尽きます。

私が個人的に「男女差が顕著に表れている!」と幾度となく驚いたのが、自由回答の書き方です。というのも、

女性:一文が長い、ですます調
男性:一文が短く体言止め、である調

このように男女差が如実に表れていたのです。また、男女の視点においても、

女性:自分自身の目線、考え方や気持ちなどソフト面にフォーカスした意見
男性:会社運営の目線、仕組み化や組織体制などハード面にフォーカスした意見

このような差が明確に出ていました。

例えば、自由回答の文章1つを取っても、男性と女性で結局は同じことを言っているにも関わらずその書きぶりが全く違うのです。

(女性の場合) ⇒「女性女性と言われ続けて、女性優遇の風潮に違和感が拭えません」
(男性の場合) ⇒「女尊男卑」

これは普段組織内の男女コミュニケーションにおいても、
「女性部下には、要点をまとめて話してほしい(男性)」
「男性上司には、私の話を最後まで聞いてほしい(女性)」
などといった互いに理解しづらい特性によって繰り広げられる
誤解やすれ違いの一因になっているに違いありません。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━┓
■「女性は家庭」「男性は仕事」
┗━━━━━━━━━━━━━━┛

男女別の分析結果と、男女別の自由回答の傾向から見て取れるのは、
「女性は家庭」「男性は仕事」という昔ながらの男性社会の組織風土です。
女性活躍推進2.0実態調査は、大手企業で働く男女の回答数が9割以上を占めているにも関わらず、実は女性活躍推進や働き方改革が思うように進んでいないのではないか?と疑問符が残る結果が垣間見えます。

実態調査では、テレワークや時間短縮勤務の利用状況、
理想の育児休暇期間についての質問項目がありますが、
男女別の結果と、自由回答を見れば、

女性:仕事よりプライベート(家庭など)に注力している傾向がある
男性:仕事をしている自分を中心に考えている傾向がある

この事実は明白でした。
1つ例を出すと、男性が育児休暇を取得する場合は以下のような結果が出ていました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
●男性
第1位:できる限り短く(167回答)第2位:取れるだけ長く取りたい(152回答)

●女性
第1位:1年以上、1年半未満(184回答)第2位:取れるだけ長く取りたい(153回答)

リノパートナーズ調べ「女性活躍推進2.0実態調査2019」より
(男性回答者732人、女性回答者526)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 

自由回答も含め総合して分析すると、女性は保育園入園に対する懸念の声など、
子供の状況に関する目線での回答が多く見られ、男性は仕事主体の目線により、
必要に応じて柔軟に休暇が取得できることを望む声が多い傾向が見られたのです。

特に、男性が育児休暇取得に対する自由回答の中で、

「妻に聞かないとわからない」
「妻に相談してから決める」

という回答が複数あったのを見て、男性の家事や育児の参加が思ったほど
進んでいない実態が伝わってくるようでした。

家事育児については
・男性である自分は2番手だ
・妻がいよいよダメな時に自分がフォローしやすい環境が好ましい
といった主張が見られたことからも、「女性は家庭」「男は仕事」という潜在意識が見え隠れしています。

 

┏━━━━━━━━━━━━━┓
■男女をつなぐ、組織をつなぐ
┗━━━━━━━━━━━━━┛

女性活躍推進2.0実態調査の男女別分析を通して、なぜ弊社の女性管理職育成は
成果を100%出せるのか、そのポイントは

「男女意識差を埋める」

この必要性と解決するための具体的な方法を伝えると同時に、

「男女をつなぐ」

という役割をまず私が担ったところに勝因があると思いました。

「男性の見え方」「男性の見られた方」「女性の見え方」「女性の見られ方」

これらを踏まえた上で、価値観が違う人同士をつなげ、
ダイバーシティの観点で相互理解、信頼構築を醸成していくことが、
ひいては業績を押し上げ、会社成長へとつなぐ一歩になることを今改めて確信した次第です。

女性活躍推進や働き方改革が思うように進まない理由を根本から解消して、
本来の目的である、今より会社成長を促進させることに注力するためにも、
男女の意識の乖離についてはもう目をつぶっていられないのではないか、と私は考えています。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • キャリア開発
  • リーダーシップ
  • マネジメント

◆技術系企業D&I突破口となる次世代リーダー・女性管理職を育成

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまでのべ5,000人以上の技術系企業のリーダー・管理職育成に携わる。専門は技術系企業に特化したD&I推進コンサルティング。

細木聡子(ホソキアキコ) 株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

細木聡子
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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