女性活躍推進2.0を成功させるための発想法

真に活躍する女性リーダーを生み出す、これからの女性活躍推進2.0の必要性を
感じられている企業の人事担当は多いと思います。
一方で、
「では、これまでの女性活躍推進施策と何をどのように変えていけば良いのか?」
と頭を悩ませているのではないでしょうか。
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■女性に任せっぱなしにしていないか
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「女性社員をダイバーシティ推進室長に抜擢し、女性社員中心に施策を展開したにも
関わらず、相変わらず、女性社員の意識は低いままなんだよ・・」
このようなことが起こっている原因は、いろいろな企業の女性社員の本音を
聞いてみると、以下の2つに集約されます。
1)女性の本音を踏まえた施策になっていない
2)女性自身が女性活躍推進の真の目的を理解していない
男性側からの言い分では、
「組織としてダイバーシティ推進室を作って女性社員を室長として
権限を持たせたはずなのに、なぜだろう?」
ということだと思いますが、女性社員から見ると、
「女性活躍推進法の施行に伴って、会社として
成果を出さなきゃいけないからでしょう?」
と引き気味で構えているのが現状です。
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■お互いの視点を交えて相乗効果を
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男性側も、
「女性のことはよくわからないので、任せておけばいい、これでお役御免」
と安心してしまっているのが本音ではないでしょうか。
・やらされ感で本気で考えていない女性
・任せたことで安心して放ったらかしにしている男性
これでは、誰も本気で女性活躍推進を行っていることにはなりません。
大切なことは、
「男性の視点と女性の視点の良いところを融合させ
相乗効果でイノベーションを起こし、これまで以上の成果を出す」
という、真の女性活躍推進の目的を全社員が認識するということです。
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■女性活躍推進2.0を成功させるために
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女性だけが推進するのではなく、男性も女性も一緒になって、
その真の目的の共通理解の元、推進していかなくては、
いつまでたってもうまく行かないのではないでしょうか。
女性活躍推進2.0を成功に導くため、男性社員と女性社員の両方で、その
意義の理解や自社の事情を十分に踏まえた施策の検討を本気で考えていく
必要があると考えます。
ぜひ、男性社員・女性社員が腹を割って話す機会を
設けてみていただければと思っています。
このコラムを書いたプロフェッショナル
細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
得意分野 | 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 千代田区 |
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