ストレングスファインダー(R)の資質からキャリアを考える
キャリアというと様々な定義ができますが、広く言えば仕事を中心とした自分の生き方そのものです。そこには当然、自分の資質も色濃く反映されます。
そして、自分の資質をきちんと理解し、それを強みとして活かせる環境を選び、他の人を真似ることなく、自分なりのやり方を貫ける人がストレスなく生き生きと働けるのです。
資質を強みとして活かすと同時に、弱みにならないよう対処することも必要です。
しかし、自分の資質に完璧に合う環境で働けるのは稀なので、自分なりに対処していくことも重要です。そうできない人が悩み、苦しむことになります。
だからこそ、まず自己理解が大切です。
自分はどんなことが得意で、どんなことが苦手で、どんな環境で生き生きとし、どんな環境でやる気を失うのか。それがわかっていれば、今の職場でもよりうまくやっていく方法が見つかりますし、仮にそこを飛び出すにしても次をどう探すのかがイメージしやすくなります。
例えば、「信念」を持っている人は、その会社の理念や経営層の考え方が自分の価値観に沿っていることがとても大事です。
かくいう私も、会社員時代にもっと自己理解ができていれば、その会社を辞めることはなかったかもしれません。
今は自分の資質を強みとして活かし、生活できているので後悔はしていませんが。
もう一つ大切なのは、今日のタイトルは“資質からキャリアを考える”としましたが、資質から自分に向いている職業や役割がわかるわけでは必ずしもないということです。
向いているというのをどう捉えるかによりますが、自分の得意を活かせるかどうかであれば、資質から見えてくることはあるでしょう。
逆に、どうにも苦手なこともわかるかもしれません。
しかし、自分の得意なことだから生き生きと働けるかと言えば、必ずしもそうではありません。
大切なのは、それを自分自身がやりがいを持ってやれることなのかということです。
得意なことと好きなことが必ずしも一致するわけではありません。
自分が大好きでやりがいを持って取り組めること、そしてそこに自分の資質を強みとして活かせること。この二つが重なるのが理想です。
理想的にはいかないかもしれませんが、その方向を目指してやっていくことが自分のキャリアを考える上で大切です。
自分が大好きでやりがいを持って取り組めることは何なのか?そして、それに対して自分の資質をどう活かしていくのか?ぜひこの順番で考えてみてください。
キャリアカウンセリングやコーチングも、そういう意識で活用するとより効果的だと思います。
- キャリア開発
- リーダーシップ
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
ストレングスファインダーで変革を促す~対話と多様性を重視し、個々の強みを活かすことで組織全体の成長をサポート~
前職では半導体製造技術者として勤務しながらコーチングやアサーション研修の社内講師も務める。独立後、ストレングスファインダーを活用したチームビルディングやリーダーシップ研修を中心に提供。ストレングスファインダーのプロファイリングに定評がある。
知識茂雄(チシキシゲオ) ガイアモーレ株式会社提携講師 株式会社ハート・ラボ・ジャパン
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