ストレングスファインダー®とコーチングで信頼関係を築く
今回は、リーダー、マネジャーがストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)を活かし、マネジメントしていく上で身につけるべきスキルやあり方について書きます。
ストレングスファインダー®でお互いの強みがわかり、それを活かし合うことにスイッチが入ったとして、機械的にそれを組み合わせようとしてもうまくいかないですよね。人と人の関係性の中でのことなので、そこにお互いの信頼関係がなければ成り立つはずがありません。
一方、それぞれの強みに着目するからこそ信頼が得られるということでもあるので、この問題は卵が先か、鶏が先か…という問題でもあります。いずれにしても、同時並行的にベースとしての信頼関係を築いていくことを意識していくことが大事なのです。
では、具体的な方法とは何か?端的に言うとコーチング的な関わりをしていくことです。コーチングのベースにあるのは傾聴です。まずは、部下、メンバーの話しを聴けるようになることです。
そして、話しを聴くことが大事と言うと、多くの人が「聞いてるよ!」と言うと思います。まさにかつての私がそうでしたが、「聞いてる」という人に限って聴いてはいない(^_^;)。
ここでは敢えて「聞く」と「聴く」を分けて書いてみました。
「聴く」というのは、相手の話していることに積極的に耳を傾けるということです。そして「聴く」という行為の目的は、相手に(気持ちよく)話させるということです。
ここで多くは語りませんが、自分が言いたいことを自由に話させてくれる相手に対し人は信頼を寄せるものです。それは、「立場が逆だったら?」と考えてみれば自明ですよね。
そして、人の話しを“傾聴”するのに必要なことは、相手の話しを共感しながら聴くことです。ここで言う共感とは、同じ感情を共有するということではなく、自分と異なる価値観を持つ人が感じていることをそのまま認め受け入れるということです。
いずれにしても自分の価値観を知り、それと異なる他者の価値観を知るという相互理解があれば、自然と共感的理解につながっていくのです。
その意味では、相互の信頼関係を築く上でもストレングスファインダー®による相互理解が効果的だと言えますし、同時にストレングスファインダー®をマネジメントに効果的に活かす上で適切なコミュニケーションを取る手段として、コーチングはとても効果的であり、機能するということでもあります。
- キャリア開発
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ストレングスファインダーで変革を促す~対話と多様性を重視し、個々の強みを活かすことで組織全体の成長をサポート~
前職では半導体製造技術者として勤務しながらコーチングやアサーション研修の社内講師も務める。独立後、ストレングスファインダーを活用したチームビルディングやリーダーシップ研修を中心に提供。ストレングスファインダーのプロファイリングに定評がある。
知識茂雄(チシキシゲオ) ガイアモーレ株式会社提携講師 株式会社ハート・ラボ・ジャパン
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