良し悪しではなく
緊急事態宣言が明けたと思ったら、いきなり梅雨ですか。
少し早くないですか。という天気が続いていますね。
陽気に誘われて、とならないことはいいことですが、そんな
梅雨空でも通勤時の電車は混み始めたみたいで、通勤ラッシュ
から解放されていた知り合いは、あのラッシュが戻ってくるのは
本当に怖い。と言っていました。
以前の生活が戻りつつある中で、「在宅勤務」と「通常勤務」の
メリットデメリットの比較をみるようになりました。お互い同じ
空間で雰囲気がわかる、すぐに声かけることができるから、
通常勤務がいい。在宅でも十分に仕事ができることが分かったから
このままずっと在宅勤務がいい。など。
さて、どちらの軍配が上がるか!
という問題ではないと思います。今まで在宅勤務なんて無理。と
言っていた人もほとんど準備もなく強制的にやってみたら、あれ?
意外とできる?という人が圧倒的多数ではないのでしょうか。
そうであれば、在宅勤務をベースにして、様々なことを考えて
制度なり仕組みなり、運用を早く変えた方がそのメリットも早く
そして大きく享受できるのではないかと。やったもん勝ちの世界が
すぐ目の前にある。そう思うのです。
考えることはたくさんあります。例えば、
・新人の育成:まだ仕事ができない新人に誰がどう教えるのか
・マネジメントの仕方:仕事や人の管理ではなく、まさにマネジメント
するという意識への切り替え
・研修のあり方:オンライン研修はリアル研修の代替策ではない
もちろん、在宅ではできない現場の仕事があります。その回し方
元に戻るのではなく、新しい仕事の進め方をいかに考えて実行できる
かによって、早ければ3ヶ月後には大きな差になってくるでしょう。
そんな中で、是非検討いただきたいことの一つが、在宅勤務での
部下との関わり方。これから一緒に試行錯誤していきませんか。
【今週の1冊】
「文学部唯野教授」1990年 岩波書店 筒井康隆
”究極のパロディか、抱腹絶倒のメタフィクションか”と書かれた帯。
いいですね。誰々が絶賛!のような今時の帯は興醒めなので。
筒井康隆全開で大学教授の生態と文学部の講座が交互に楽しめる。
文学の面白さを痛感するのと同時に、本を読むことは単なる趣味
であることがよくわかります。
こうやって毎週今週の1冊を書いていますが、本を読むことを誰にも
強制していないし(時々研修課題で出しますが)、読んだ本をあげ
ても感想求めないし、それでよかったと安心しました。
本を読むか読まないか。それは趣味の一つでしかありませんから。
余談ですが、この本が出版された時、筒井康隆に講演を依頼し、
ホテルから講演会場まで車で送ったことがありました。
いい香りでした。
※このメルマガは2020年6月に発行したものです。
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「階層別研修であってもパッケージ化はしたくない」という信念のもと、実施対象者の課題や成長目標をその都度伺った上でオリジナルプログラムの研修を開発・提供しています。
岩野 敬一郎(イワノ ケイイチロウ) 株式会社アクシア 代表取締役
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