『「レジリエントワーカーの育成」が御社の組織を強くします!』
2020年から世界中で起きた未曽有の新型コロナ感染症のパンデミックは、多くの人の生活を変えてしまいました。
メンタルヘルスへの影響も計り知れず、今まで以上に『Well-being(よりよく生きること)』に関心が高まり、2030年までに達成を目指すSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」の中にはメンタルヘルスが含まれています。
メンタルヘルスの充実は、複雑化し変動する産業構造に対応する重要な要素です。
これまでのメンタルヘルス施策は、「不調をいかに防ぐか」「不調者の発生にどう対応するか」に注力をしてきましたが、心理学や産業保健心理学では2000年前後から、人間の有する強みやパフォーマンスなどポジティブな要因にも注目する動きが出始め、『ポジティブ・メンタルヘルス』という考え方にシフトしつつあります。
『ポジティブ・メンタルヘルス』施策としての「レジリエンス」に着目して、ご提案するのが、「レジリエントワーカーの育成」です。
メンタルヘルスの向上と不調予防に必要な理論
•ストレス学
•認知行動療法
•ストレスコーピング
•アサーション(コミュニケーション)
•カウンセリング心理学
•ポジティブ心理学(レジリエンス、ワークエンゲージメント、自己効力感(セルフエフィカシー)
※レジリエンスはポジティブ心理学の中の理論で、ストレスや逆境を跳ね返し復元する力
なぜ、今レジリエンスなのか?
レジリエンスは単一の構成要素というよりも,多様な内容を含む複合的な概念です。
レジリエンス理論は以前からありましたが、日本では東日本大震災において、逆境に対応する「レジリエンス(復元力)」として大きく知られるようになりました。
2020年に世界的パンデミックを引き起こした新型コロナウイルスの影響を踏まええ、経済産業省は、経済産業政策の在り方について、『日本がグローバルな変化に取り残されることなく、「新たな日常」へと適応していくためには、「レジリエンス」を高めることが必要』(令和2年6月17日(水))と提言をしました。
更に、職場のポジティブ・メンタルへルス対策として「マイナスの状態をゼロに戻すだけでなく、プラスの状態に変える」として注目されているほか、「健康経営」を推進するうえの心理指標ともなっています。
レジリエンスには以下の要素が含まれます
1.自身の感情を客観的視点で観察し、過剰な反応をせず対処する「感情調整」
2.様々な分野に興味・関心を持ち、新しい活動に向けて挑戦する「新奇性追求」
3.自身を肯定的に捉え、将来の目標をもち,計画を立て実行可能な見通しをもつ「肯定的な未来指向」
すなわち、現在のコロナ禍においてレジリエンスは「ストレスや逆境を跳ね返す力」であり、たとえ日々の仕事や生活の中で嫌なことや想定外のことが起き、気持ちが落ち込んだとしても、自分なりに順応し、しなやかに元の状態に回復することを助けます。
前向きに軌道修正が出来れば、変化の多い生活様式下でもたくましく生きていけることでしょう。
レジリエンス力を備えた人は、「レジリエント」になり、レジリエントは、「レジリエントワーカー」(ストレスや逆境を跳ね返す力が備わった労働者)として、企業内でチームの生産性を高め、周囲のレジリエンスを高め、「組織レジリエンス」の向上に寄与するでしょう。
セーフティネットは「レジリエントワーカー」をサポート
弊社では2001年の創業以来、24時間電話相談窓口をご提供し、メンタル不調予防、ストレス対処方法などのご相談を受けて参りました。
また、人事・窓口ご担当者さまのサポートを実施し、メンタル不調の早期発見、早期対処、組織の安全性を高めるべく、事例相談をお受けしています。
研修においては、セルフケア、ラインケア、ハラスメント対策など、様々なストレスや逆境を跳ね返す力のある従業員「レジリエントワーカー」育成に力を入れて参りました。教育体制を整え、学びの機会を作ること。企業の目的を共有し啓蒙することは、組織力の強化につながります。
VUCAの時代を迎え、ビジネス環境は大きく変化したり、突然の混乱に陥ったりすることもあります。
レジリエントワーカーを有する企業は、そうしたダメージを受けても素早く回復し、再起し、以前よりさらに強靭なレジリエンス組織へと生まれ変わることができるでしょう。
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企業経験を経て、2000 年に労働省認定「産業カウンセラー」資格取得。
2002年以降、株式会社セーフティネットのカウンセラーとして勤務。
【セーフティネットでの活動】
マネージャーとして相談部カウンセラーの取りまとめ、教育、指導
メールカウンセリング実施責任者、事例検討責任者、面談カウンセリング
人事相談担当、復職支援担当、ポストベンション担当
藤掛 弘美(フジカケ ヒロミ) 営業本部 シニア・アドバイザー
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