多様な年齢層のチームが企業を強くする<藤田が吠える!>
大企業では、ダイバーシティといって、外国人や女性の活用を進展させることが声高に
叫ばれています。私としてはこの2つに加え、様々な異なる年齢層の社員の力を結集さ
せることも組織の活性化のために重要だと考えています。
そのため、弊社でも、下の年齢層でいえば、20代の大学生のインターンを積極的に採用
していますし、上の年齢層でいえば50代のベテラン社員は「当社には定年はない!」と
言って意思がある限り何歳までも活躍してもらうつもりです。20代には下から上を突き
上げる「内圧」の役割、30代~40代にはミドルとして部下指導と業績推進の中核を担う
役割、50代~60代にはマネジメント担う役割、70代~90代はスターウォーズのヨーダのよ
うに哲学や理念を語る役割など、「誰が偉い」ではなくそれぞれの存在意義があると考
えています。
「経営の神様」と言われた松下電器創業者の松下幸之助さんは80代になっても後進の指
導に会社の若者を前に哲学を語り続けたそうです。ただ晩年になると、さすがに通常の
人には、当時の松下さんが何を言っているかわからないことも多かった。でも、横に昔
から仕えている秘書の方がいて、彼はさすがに表情やしぐさから松下さんの意を汲み取
り、それを皆に代弁することで、立派に後進の人たちに松下さんの叡智を伝えることが
できたのです。
私のまわりには大手電機メーカーに就職した友人も多く、昨今の業績悪化により、早期
退職に応じた人や、社内にて悩んでいる人もいますが、彼らに会うと「今から老け込む
ことをせず年齢なりの役割を担え!よいよいになっても役割はある!」と発破をかけて
います。
4月より高年齢者雇用安定法が改正されて、国としても今後、高年齢者が活躍できる仕
組みをつくっていく方向性のようですが、個々の会社でも、この機会を前向きにとらえ、
幅広い年齢構成を意識的につくっていくことが企業の成否を分けることになるのではな
いでしょうか。
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山崎製パン㈱、セブンイレブン・ジャパン㈱、「TSUTAYA」FC本部㈱CCC人事部長、社長室長そして㈱ソフトバンクBBの業務企画部長と企業人を20年。独立し、㈱アウトソーシングSR、(社)人事部サポートSRを設立。
藤田 敏克(フジタ トシカツ) 社会保険労務士法人SRグループ 代表
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