2025年7月1日（火）12:00-「プロティアン流『1on1面談』の基本と具体的な進め方」のアーカイブ配信となります。

このたび当協会は、2025年7月1日（火）に開催されたオンラインセミナー「プロティアン流『1on1面談』の基本と具体的な進め方」のアーカイブ配信を開始いたしました。

本セミナーでは、多くの企業で形骸化しがちな「1on1面談」をテーマに、個人のキャリア自律と組織の成長に繋げるための具体的な手法を解説しました。プロティアン・キャリア理論に基づき、管理職に求められる役割や、個人のキャリア状態を可視化する「キャリア開発診断」の活用法など、現場で活かせる実践的ノウハウが凝縮されています。

イベントレポート

• 1on1の現状と課題

多くの企業で導入されている1on1ミーティングが、実質的には業務の進捗確認の場となっていることが指摘されました。本来の目的である「中長期的な成長支援」という役割を果たせておらず、多くの管理職やメンバーが「何を話せばいいかわからない」という課題を抱えている現状を明らかにしました。

• 解決策としての「プロティアン・キャリア理論」

この課題に対し、同協会が提唱する「プロティアン・キャリア」の考え方が有効なフレームワークになると解説。プロティアン・キャリアとは、環境の変化に応じて個人が主体的に形成していくキャリア論を指します。その中核となる2つの概念「アイデンティティ（自己理解）」と「アダプタビリティ（環境適応）」を1on1に活用することで、対話の質を大きく向上させることができると述べました。

• 「プロティアン流1on1」の具体的な進め方

まず管理職自身がキャリア自律のロールモデルとなることが重要であると指摘しました。さらに、1on1が機能しない原因である「多忙」「スキル不足」「効果が感じられない」といった課題を解決する手段として、個人のキャリア状態を可視化する「キャリア開発診断」を紹介。データに基づいた効率的で質の高い対話を実現することを示しました。データに基づいた効率的で質の高い対話を実現することで、メンバーの主体的なキャリア形成を促し、組織全体の成長に繋げることを示しました。