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『日本の人事部』vol.280

2010/09/28 10:00

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■社■    【 サイボウズはなぜ在宅勤務制度を始めたのか?】
■長■ワークライフバランスを推進したい人事部、利益が出ないという経営者
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          ─会社を伸ばす人事・労務ナビ─
             『日本の人事部』    【vol.280】2010.09.28
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
                         → http://jinjibu.jp/

  こんにちは。『日本の人事部』編集部の阿部です。
  先日、取材である企業の教育ご担当者にお会いしました。人材育成への取
  り組みについて、いろいろなお話をうかがいましたが、「社員の“良いと
  ころ”を見つけ出して、その人に最も適した場を与えることを心がけてい
  る」という言葉が、特に印象に残りました。「人には、得手不得手がある。
  どんな場所でどのような仕事を与えれば、その人の持つ能力が最大限に活
  かされるのか…。それを常に考えるようにしている」ともおっしゃってい
  ました。

  自分の能力を発揮できる「場」で、十分な成果を出すことができれば、社
  員は大きな自信を得ることができます。当然、モチベーションの向上にも
  つながるでしょう。人事・教育担当者には、社員がその力を十分に発揮で
  きるよう、現場に足を運び、コミュニケーションをとりながら、社員それ
  ぞれの適正を見極めていく姿勢が、求められていると思います。


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  『日本の人事部』を運営する株式会社アイ・キューは、人事BPOサービス
  業の中でも特に注目される“給与計算代行”の情報を体系的にまとめた
  ウェブサイト『給与計算代行.jp』をグランドオープンしました。

  業界のリーディングカンパニーへのインタビューをはじめ、給与計算代
  行サービスの紹介、サービス選定や導入までの流れ、サービスの種類や
  最新ニュースなど、“給与計算代行”に関するあらゆる情報を体系的に
  まとめています。

  給与計算に関わる人事担当者・経営者の皆様、ぜひご活用ください。

  『給与計算代行.jp』はこちら⇒ http://hr-payroll-os.jp/


 ◆◆目次◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  【1】 特集:10月・11月開催
        “人事担当者が注目する分野”のセミナー情報
  ────────────────────────────────
  【2】 インタビュー/「となりの人事部」第35回 聖路加国際病院
             自分と真摯に向き合う姿勢が成長の原動力
            “いのちの現場”を支える教育プログラムとは
  ────────────────────────────────
  【3】 人材採用“ウラ”“オモテ
  ────────────────────────────────
  【4】 続々更新! 最新人材業界ニュース
  ────────────────────────────────
  【PR】 お役立ちセミナーのご案内
  ────────────────────────────────
  【5】 ~連載コラム~
      課題解決のヒントはここに!「本音で語る人事屋Q&A」<第121回>
  ────────────────────────────────
  【6】 困った時の匿名相談掲示板:再雇用制度の選定基準について
  ────────────────────────────────
  【7】 人事担当者必見! 直近の「公開セミナー」情報
  ────────────────────────────────
  【8】 編集部おすすめの「商品・サービス」はここ!
  ────────────────────────────────
  【9】 今週の「専門家」はこの人!
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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 【1】特集:10~11月開催“人事担当者が注目する分野”のセミナー情報
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 『日本の人事部』に掲載されているセミナー情報の中でも、申込数が多く、
 人事担当者の注目度が高い分野から、セミナーをピックアップ。

 「組織変革」「メンタルヘルス対策」「新卒採用」「育成」「キャリア開発」
 など、10~11月の開催情報から厳選してご紹介いたします。

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 ■10/6(水)14:30(開催地:東京都)
  【無料】くすぶるミドル・シニア層社員をどう組織は変革していくか。
   ◆『定年ゼロ』のキャリアをつくる◆
             開催者:株式会社JMAMチェンジコンサルティング
           詳細⇒ *URL1*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |◆◆いくつになっても、仕事は楽しい!◆◆
 |シニア社員が元気に活躍できる組織とはどのような組織なのか?
 |人事施策のポイントは?
 |シニア人材活用に取組む前川製作所様をお招きして先進的事例をご紹介
 |します
 └─────────────────────────────────


 ■10/15(金)13:30(開催地:東京都)
  長期的な信頼関係をベースにした『NRIJ戦略的交渉力セミナー』
  特別体験講座(書籍プレゼント!)
                       開催者:株式会社NRIJ
           詳細⇒ *URL2*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |当セミナーは、取引先など交渉相手との良好な関係を作りつつ、
 |長期にわたる自社利益を最大限に獲得するための交渉プログラムです。
 |そのエッセンスを3時間に凝縮した「特別体験講座(無料)」を開催
 |しています。
 └─────────────────────────────────


 ■10/15(金)13:30(開催地:東京都)
  【採用担当者必見】 採用プロセスに新しい第5の手法を
  活用してみませんか?(無料セミナー10/15)
                  開催者:株式会社マネジメントベース
           詳細⇒ *URL3*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |早慶クラス体育会人材を採用し満足していた大手企業もはまった落とし穴
 |既に始まっている 『選考プロセスにおける新手法の取り込み』
 |第5の採用アセスメント手法 DLPワーク、活用事例の紹介
 └─────────────────────────────────


 ■10/19(火)13:30(開催地:東京都)
  管理者研修 ”中堅・中小企業における人財育成の効果的進め方”
  (研修プログラムのご案内)
                開催者:株式会社ヒューマンウェア研究所
           詳細⇒ *URL4*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |この研修では部下育成プログラムの策定やOJTの進め方等、部下育成力
 |アップのためのノウハウを習得していただきます。なおセミナーでは研修
 |のねらい・概要をご案内します。参加者には本研修のテキストを無料進呈。
 └─────────────────────────────────


 ■10/20(水)10:00(開催地:東京都)
  ビジネスシミュレーション[アイセキュリティ]無料体験会
                  開催者:インパクトジャパン株式会社
           詳細⇒ *URL5*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |『貴社のボトルネック、ご存知ですか?』 シミュレーションを通して、
 |自社の構造上の課題・部門間連携の重要性を体感できる最新ツールを
 |《無料》体験する注目セミナー!組織変革に必要なものは何かを実感しま
 |せんか
 └─────────────────────────────────


 ■10/20(水)13:20(開催地:東京都)
  “人事の見える化”と50代ミドル社員のキャリア開発
                    開催者:株式会社日本マンパワー
           詳細⇒ *URL6*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |人員構造、人件費水準、人事制度の運用状況といった“定量的”な情報を、
 |客観的かつ包括的に分析把握するノウハウを伝授!また今、課題視されて
 |いる50代ミドル社員の再活性化の施策を豊富な事例を交えて解説!
 └─────────────────────────────────


 ■10/20(水)14:00(開催地:東京都)
  【研修の投資対効果を高めるための仕組み作り】
  ~OJTとの連動による実務での活用推進ポイント~
                      開催者:株式会社シンスター
           詳細⇒ *URL7*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |研修の投資対効果を最大化するために何が必要か?OJT代行型研修の
 |シンスターが、成功企業での事例をもとに、研修を実務と連動させるために
 |必要な企画設計の手法、運用上のポイントについて解説します。
 └─────────────────────────────────


 ■10/20(水)14:00(開催地:東京都)
  【無料】2011年度新入社員研修セミナー(第1回)
  ~イマドキの新入社員の傾向と最適ソリューション~
           開催者:グローバル ナレッジ ネットワーク株式会社
           詳細⇒ *URL8*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |本セミナーは、事例を交えたイマドキの新入社員の傾向と高い学習効果を
 |あげる新入社員研修ソリューションをご紹介すると共に、「他社の新入
 |社員研修ってどんな風にやっているのだろう」という疑問にお答えします。
 └─────────────────────────────────


 ■10/21(木)10:00(開催地:東京都)
  応募者を正しく見抜く力をつける「面接官トレーニング公開講座 実践編」
                     開催者:株式会社トライアンフ
           詳細⇒ *URL9*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |「応募者のトークに騙されない質問・評価法」を学ぶ、面接官の受講必須
 |講座!
 |●面接代行経験多数の講師が経験をもとにアドバイス
 |●ロールプレイをふんだんに取り入れた実践的講座
 |●新卒・中途両方に対応
 └─────────────────────────────────


 ■11/1(月)14:00(開催地:東京都)
  メンタルヘルス対策セミナー~組織のメンタルヘルス対策~
                    開催者:株式会社リアルビジョン
           詳細⇒ *URL10*
 ┌ 注目Point ───────────────────────────
 |企業が抱えるメンタルヘルス問題に対して、心の健康維持増進を如何に
 |行うか。
 |実際の事例を取り上げながら予防・改善のための施策、ストレスチェック
 |ツール、研修内容をご紹介してまいります。
 └─────────────────────────────────


  ◎ 特集ページ公開中⇒ *URL11*


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 【2】インタビュー/「となりの人事部」第35回 聖路加国際病院
     「自分と真摯に向き合う姿勢が成長の原動力
       ~“いのちの現場”を支える教育プログラムとは」
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 ◆ 近年、医療機関は、患者ニーズの多様化に対応したよりきめ細かい看護
   サービスを提供するために「自ら考え、行動する自律的な人材」の育成
   に力を入れています。各種病院ランキングでつねに高い評価を受ける
   「聖路加国際病院」(東京・中央区)はその代表格。今回は、同院の教
   育研修部 副部長 高屋尚子さんに、看護師の主体的なキャリア開発を支
   援する取り組みについて、お話をうかがいました。

 高屋さん曰く…
  看護という仕事には一種のセンスも必要だと思います。でも皆、失敗を繰
  り返しながら習熟していきます。大切なのは、失敗したときにどれだけ自
  分で考えられるか。

  内省という、何がいけなかったのかを考えて、次を目指す。まわりの先輩
  の仕事を見ながら、「そうか、こうすればいいのか」と気づいていく。そ
  のような姿勢が定着している現場は、強いですね。できる人というのは、
  患者さんのために何ができるのか、何をすべきなのかという問いを、絶え
  ず自分自身に投げかけています……(つづく)

  (詳しい内容はこちら)
  http://jinjibu.jp/GuestTonr.php?act=dtl&id=340&mm=142

  ※こちらのコンテンツは会員専用です。
  登録(無料)はこちら→ http://jinjibu.jp/GuestAdmissionInfo.php?mm=142


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 【3】人材採用“ウラ”“オモテ”
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 ◆ 企業と個人の間をとりもつ「キャリアコンサルタント」が、両者の思惑
   やすれ違いによる「ミスマッチ」をケース・スタディで紹介します。

  【 今回、ご紹介するのはこのケース 】

  ■ 転職のためのツールがいつしか目的に――
    留学で身につけた「英語力」を活かしたい求職者
  ………………………………………………………………………………………

  キャリアアップを目指して勉強したり、資格をとったりする人は多い。
  そんなキャリアのための努力の中でも、一生における大きな「ターニング
  ポイント」になるのが「留学」だろう。社会人の場合、企業からの派遣と
  いうケース以外は、会社を辞めるか休職しなくてはならない。費用や時間
  はものすごくかかる。それだけに、帰国して再就職する時には、せっかく
  学んだものを無駄にしたくない…という強い思いが生まれるのだろう……
                                (続く)

  (詳しい内容はこちら)
  http://jinjibu.jp/GuestTsub.php?act=dtl&id=339&mm=142

  ※こちらのコンテンツは会員専用です。
  登録(無料)はこちら→ http://jinjibu.jp/GuestAdmissionInfo.php?mm=142


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 【4】続々更新! 最新人材業界ニュース
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 ◆ 採用、育成、人事制度、労務・福利厚生まで業界のあらゆるニュースを
   網羅。最新動向を知りたい方は、ぜひチェックを!

   ■ ライトワークス、多店舗展開企業向けに特化した初めての
    eラーニング教材『店舗スタッフトレーニングシリーズ』を提供開始

   ■ ブラッシュアップ・ジャパン
    2011年4月卒「新卒紹介サービス」をスタート

   ■ アイデム 人と仕事研究所
    ~主婦パートの雇用状況と意識における変化を分析

   ■ インテリジェンス、医師の採用支援サービス事業に参入


 ▽ この他にも、人材業界の“Hot News”を毎日更新中!
   閲覧は、こちらから→ http://jinjibu.jp/GuestNewsTop.php?mm=142


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 【PR】お役立ちセミナーのご案内
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 ■経営者の本音と女性の育児休業
  -サイボウズはなぜ在宅勤務制度を導入したのか?-
  http://cs.cybozu.co.jp/telework3.php
 
 ◆女性の育児休業取得率「85.6%」の落とし穴◆
 
 みなさんは、育児休業の取得率をご存じですか?
 厚生労働省の「平成21年度雇用均等基本調査」によると、
 女性の育児休業取得率は85.6%、男性の育児休業取得率は1.72%です。
 
 でも、ちょっと待ってください。算出の仕方をしっかり見てみましょう。
 
  #平成20年4月1日から平成21年3月31日までの1年間に
  #『在職中に出産した』女性のうち
  #平成21年10月1日までの間に育児休業を『開始』した者の割合が85.6%
 
 つまり「妊娠を機に退職した」女性は、この中に含まれていないのです。
 また、育児休業を終えて復帰したかどうかまでの確認もできていません。
 これはあくまで、結婚後、第一子出産の時点で、働き続けている人のうち
 85.6%が育児休業を取得しているに過ぎないのです。
 
 ◆企業経営者の本音とワーク・ライフ・バランス◆
 
 今年の6月に、育児介護休業法が改正され、育児休業を取得する人が
 これからは増えていくと思われます。
 また、育児休業後は、在宅勤務や時間短縮などワークライフバランスを
 重視した働き方が注目を集めています。
 
 「人事担当者」としては、うちもワーク・ライフ・バランスを推進して
 行きたいと考えている方も多いことでしょう。
 でも、「経営者」としては、その傾向を手放しに喜ぶことができない、
 というのが本音という話をよく聞きます。
 
 社員が「休む」ということは、会社にとって、大きな痛手。
 在宅勤務といっても、評価やシステム環境など、コストがかかる。
 
 しかしこれは、「在宅勤務」は、社員のための福利厚生のひとつで、
 会社に余裕がある場合に実施するものだと思っているからのようです。
 
 でも、実はそうではありません。在宅勤務は、社員はもちろん、
 企業にとっても、大きなメリットのあるワークスタイルなのです。
 
 サイボウズは今年、在宅勤務制度の試験導入を開始いたしました。
 また、今までも最長6年の育児休暇などを実施しています。
 これらは福利厚生ではなく、経営的に効果があると判断し実施したのです。
 
 今回、サイボウズ社長の他、実際に在宅勤務に携わる専門家4名が、
 具体的な事例を元に、人事制度やシステム環境、導入の効果などを
 ご紹介するセミナーを開催することとなりました。
 情報収集としてでも、お気軽に参加してみてはいかがでしょうか?
 
 ▼【10月15日 東京開催】生産性を上げる在宅勤務とは?
  -4名の専門家が本音で語る、在宅勤務導入の秘訣-
  http://cs.cybozu.co.jp/telework3.php
 
 ▼【特集サイト】在宅勤務が企業の生産性を向上する
  http://kantan.cybozu.co.jp/topics/teleworking/?jinji=middle
 
 サイボウズ株式会社  東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル12F
 お問い合わせ: marcom@cybozu.co.jp Webサイト: http://cybozu.co.jp/


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 【5】~連載コラム~
    課題解決のヒントはここに!「本音で語る人事屋Q&A」<第121回>
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  人事や人材に関するテーマは、さまざまな視点で捉えることができます。
  見方や立場の違いが、さらなる“気づき”を発見することも──。
  38年間の人事実務キャリアと「管理職」の経験を持つ“ベテラン人事屋
  さん”と、編集部・阿部が、それぞれの視点で人事の課題を語ります。

 ◆【 配置(職種)転換に同意しない社員への対応について 】
 --------------------------------------------------------------------

  阿部:
   社員の人事異動は、さまざまな理由によって行われると思います。今回
   は、異動先が自・他部門にかかわらず、異なる職種への「配置転換」の
   発令に、社員が同意しない場合、人事部(管理者)として、どのように
   対応すれば良いのかについて、うかがいたいと思います。

  人事屋:
   企業の人事異動(以下、「配置転換」という)の発令には、入社時の雇
   用条件(雇用契約)によって、一般的に二通りの対応があります。

   ひとつは、雇用条件が正社員か否かにかかわらず、“職種や配属部署の
   変更(異動)は、会社の都合によりあり得る”と就業規則などで規定さ
   れている、「総合職」の社員への対応です。もうひとつは、“入社時の
   雇用条件で、職種(仕事の内容)が概ね限定されている「一般職(パー
   トも含む)」の社員への対応です。一般職の場合、仕事(職種)内容が
   ほぼ同一である「配置転換」は、他部門への異動も含めて日常的に行わ
   れている人事施策と言えます。

   今回は、前者の「総合職」の社員に発令する「配置転換」について、人
   事部としての対応を考えていきましょう。

  阿部:
   いまの不況下では業績悪化により、社員をやむなく別の職種へ「配置転
   換」させることも珍しくありません。対象となる社員が専門職の場合、
   ある程度の経験を積んでいることから、「配置転換」に同意しないこと
   も考えられます。人事部としてどのような対応をすべきでしょうか。

  人事屋:
   結論から言えば、総合職の社員は、“人事部が認める拒否理由がない限
   り、「配置転換」に従う”ことになります。どうしても従うことができ
   なければ、「配置転換」の発令を不服理由とし“退職”を選択すること
   になるでしょう。人事部が留意しなければならないのは、“社員が拒否
   することを想定して「配置転換」を発令し、退職の申し出を促す”行為
   は、内容(経緯)次第で「不当解雇」に該当するケースもあるというこ
   とです。

   発令する「配置転換」の起案元が、人事部なのか、管理者や部門長、ま
   たは、社員本人の希望なのかによって、人事部の対応も大きく異なって
   きます。いかなる「配置転換」であっても、社員に重大な不利益を与え
   ることのないよう、人事部は、社内での立場と責務を充分にわきまえる
   ことです。決して“裸の王様”になってはいけません。

   人事部や管理者は、「配置転換」の発令に至った経緯を充分に説明し、
   社員が納得した上での「配置転換」となるように、努力することが大切
   です。

  阿部:
   専門職の社員へ「配置転換」を打診する場合、人事部が留意すべきこと
   は何でしょうか。

  人事屋:
   「配置転換」の実施、対応については“ケース・バイ・ケース”が多く、
   事前に社員に対して“打診”することは、企業では慣例化していません。
   “打診”することによって、本人や職場(社内)に悪影響を与えること
   もあるからです。

   私の経験からお話をしましょう。以前、新規の販売事業を立ち上げる際、
   「人件費抑制のため、新規要員の採用ではなく、開発部門の技術者から
   数十名を、販売営業職として配属」「開発職希望の新入社員(総合職)
   を、営業や事務系の職場に配属」するという「配置転換」の実務を実施
   したことがあります。

   会社の事業展開の一環でしたが、結果として、数名が退職(配属発表後、
   その時点で退職を申し出た新入社員もいました…)しました。人事部と
   しては、やむを得ない「配置転換」の実施だったと思っています。

   人事部は、充分に検討した「配置転換」であれば、社内の声に“一喜一
   憂”をすることなく、職務として自信をもって遂行する、という姿勢を
   社内に示すことです。

  阿部:
   「配置転換」を行う場合、人事部(人事担当者)としてどのような姿勢
   で臨めばよいのでしょうか。

  人事屋:
   「配置転換」の実施が、経営上必要な人事施策で、人事部に“やましい
   意図”がなければ、発令を受けた社員が不平や不満を言ってきても、就
   業規則に則って従うように伝えていくことです。その際、人事担当者は
   私的な感情を入れずに、業務の一環として対応した方がよいでしょう。

   しかし、「介護を必要とする家族がいて、社員本人以外に介護できる者
   がいない(転勤を伴う場合)」「現在、妊娠中または、病気を患ってお
   り、新しい業務に従事する場合、健康に支障をきたす」などに該当する
   場合は、配慮が必要です。人事部は、社員の生活や家族の状況を慎重に
   確認し、「配置転換」の発令を判断することです。

   私は、長年「配置転換」の実務に携わってきましたが、リストラや業務
   縮小による人員削減のために、社員が拒むことを想定しながら「配置転
   換」を意図的に行うことは、企業の人事担当者として、慎むべき行為だ
   と思っています。「配置転換」が、会社と社員双方にとって、納得が得
   られる人事施策になるよう、人事部(人事担当者)は、日頃の人事管理
   について幅広い視野で見ていく姿勢が大切です。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【6】困った時の匿名相談掲示板    (※詳細は会員専用コンテンツ)
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─┐
│Q│ 再雇用制度の選定基準について
└─┴───────────────────────────────┘

  再雇用制度の選定基準として、会社への貢献度や会社の人員構成といった
  諸事情を考慮して、「勤続5年以上」といった基準を置くことは問題ある
  のでしょうか。
                            (東京都/証券)

  <編集部よりコメント>
  再雇用制度の基準を定める場合、希望する社員が公平に選定されるよう、
  会社や人事部は、充分に配慮しなければなりません。労使間での協議も必
  要です。では、今回のケースのように、「勤続年数」の基準を設定するこ
  とは可能なのでしょうか。この質問に対して、5人の専門家からさまざま
  な視点でアドバイスが寄せられています。

  専門家の回答はこちらから
  http://jinjibu.jp/GuestBbsTop.php?act=dtl&pid=22629&th=B&mm=142


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        “人件費管理”と“付加価値向上”ノウハウ公開セミナー 』
   開催者:株式会社新経営サービス(大阪府/大阪市開催)
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 ■ 10/06 14:00 『【無料:人材育成セミナー】2011年の
    新入社員研修効果を格段に高める“個へのアプローチ方法”とは? 』
   開催者:株式会社シェイク(東京都/目黒区開催)
 → http://jinjibu.jp/GuestSmnrSearchTop.php?act=dtl&id=12270&mm=142


 ■ 10/06 14:00 『 組織を牽引するリーダーへ! 組織変革リーダーシップ
          ~働きがいのある職場をつくる~ 無料体験セミナー 』
   開催者:株式会社トッパンマインドウェルネス(東京都/千代田区開催)
 → http://jinjibu.jp/GuestSmnrSearchTop.php?act=dtl&id=10711&mm=142


 ■ 10/07 14:00 『 リーマンショックから2年経過、我々は何を学び、
          今後の雇用、労務にどう活かすべきか 』
   開催者:株式会社毎日キャリアバンク(東京都/千代田区開催)
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   開催者:公益財団法人日本生産性本部(東京都/渋谷区開催)
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 ■ 湯浅経営センター
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 │ 「ペイ・フォー・パフォーマンス・システム」の導入を中心とした │
 │ 多種多様なコンサルティングサービスを提供しています。年齢、性 │
 │ 別、人種などにとらわれず、社員の持てる可能性を最大に発揮でき │
 │ る制度の構築と、制度の運営者のマインドの育成に力を入れており │
 │ ます。創業以来1000社に登る在米日系企業に人事プロジェクトを実 │
 │ 行してきました。日本企業としての独自性を尊重しながら、世界基 │
 │ 準の極めて合理的・効率的な人事システムの導入を推進し、経営の │
 │ 高度化と人的資源の活性化、人事トラブルの解決と防止などに貢献 │
 │ しています。                         │
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                     株式会社イマジナ 奥山 由実子
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 ■ 貴社の社外人事・採用マネージャーとして、人材&組織活性化を支援!
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 │ IT企業で約12年間、採用担当・責任者として採用計画の立案から │
 │ 採用活動の推進・実施を担当、その後、採用コンサルタントとして │
 │ 独立し、様々な業界/規模の企業様の採用業務をサポートしてまい │
 │ りました。キャリアビジョンでは私の採用業務経験をベースに、人 │
 │ 材紹介・人材派遣で培ったノウハウ・リソースを活用し、企業様の │
 │ 採用課題に対し人事の立場に立ったきめ細かで最適なソリューショ │
 │ ンを提供してまいります。                   │
 └────────────────────────────────┘
                         弥永事務所 弥永 尚
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