ロジカルコミュニケーション(プレゼン)研修のポイント

今回は、ロジカルコミュニケーション研修のポイントについてまとめたいと思います。

ロジカルコミュニケーションの目的は、相手に分かりやすくメッセージを伝え、
次の行動につなげていくことです。

ビジネスの現場では、効率的なコミュニケーションが求められます。

・結論ファースト
・簡潔に
・事実ベース

この基本を実現するために必要となる考え方が「ピラミッドストラクチャー」です。

ピラミッドストラクチャーとは、相手にとって分かりやすい構造で結論を伝えるための考え方です。

・問いは何か?
・結論は何か?
・結論を支える事実は何か?

ピラミッドストラクチャーを作ることで、相手に分かりやすく結論を伝えることができます。
「結論は〇〇です」
「その理由は、3つあります」
「一つ目の理由は・・・・。二つ目の理由は・・・・・。三つ目の理由は・・・・」

これがロジカルコミュニケーションの基本です。
ただし、これだけでは現場で活用できる力とは言えません。

ロジカルコミュニケーション研修のポイント 

現場で活用できるロジカルコミュニケーション研修を実現するには、2つのポイントがあります。

1)相手に伝える前に、自分の頭は整理できているか?

ロジカルコミュニケーション研修では伝えることに重点が置かれますが、
伝える前に相手の頭で物事を整理する必要があります。

自分の頭で分かっていないことを相手に伝えることはできません。
伝えたいメッセージを自分で作る力が必要になります。

ロジカルコミュニケーションの前に、
自分の頭で整理する力(ロジカルシンキング)を鍛える必要があります。

2)実務ではどのようなシーンプレゼンテーションを行うのか?

ピラミッドストラクチャーは便利なツールであるものの、
そのままの形でプレゼンテーションを行うことはありません。

研修では、実務シーンに合わせた伝える力を鍛える必要があります。

・どのような言葉を利用させるのか?(一般的な言葉なのか?専門用語も使うか?日本語か?英語か?)

・資料はどのような形式で作るのか?(テキストなのか、エクセルなのか?パワーポイントなのか?)

・プレゼンはどのように行うのか?(時間はどれくらいか?オンラインなのかリアルなのか?)

・相手にどのような印象を持ってほしいのか?(明確な基準はあるのか?典型的なダメ事例はあるのか?)

以上のような点に気をつけて、ロジカルコミュニケーション(プレゼンテーション)研修を企画する必要があります。

お読みいただきありがとうございました。

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和田 史子(ワダ フミコ) 株式会社スキルベース 代表取締役

和田 史子
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