中小企業のDX人材育成を支援する「DXリスキリング助成金」
近年、世界的にビジネスでさまざまなテクノロジーが活用されるようになり、日本企業もビジネスのDX化に取り組まざるを得ない状態となっています。しかし、多くの企業がDX推進に取り組んでいることに加え、海外の大手IT企業がエンジニア人材に高額オファーをしていることもあり、エンジニアやITへの知見をもった優秀なIT人材の採用は非常に困難です。そこで、自社でエンジニアやIT人材を育成しようという取り組みをしている企業が増えてきています。
しかし、こうしたIT教育を行う際に、コスト面でお悩みの企業様も多くあります。インターネット・アカデミーは、カリキュラムやスケジュールを自在にカスタマイズできるのが強みで、お客様の予算に合わせて柔軟に対応させていただくこともできるのですが、「うちは中小企業で予算が多くとれない」というご相談もよくいただきます。
中小企業の場合は、「DXリスキリング助成金」の制度を活用できるケースが多く、この助成金制度を活用して研修を受けていただくこともあります。
DXリスキリング助成金とは
DXリスキリング助成金は、東京都がDX人材の育成支援のために行っている助成金制度で、インターネット・アカデミーなどの民間の教育サービスでDXに関する職業訓練を行った場合に経費の一部を助成する制度です。
集合研修や講師派遣の研修はもちろん、オーダーメイド研修、eラーニングも対象となりますので、集合研修をするようなまとまった時間が取りにくい、という企業様でもこの制度を利用できます。
※大企業などDXリスキリング助成金の対象から外れる企業様でも「厚生労働省 人材開発支援助成金」を利用できます。本コラムの末に、助成金のお役立ち資料を載せていますのでご覧ください。
助成額や対象講座は?
この制度では、対象となる経費の3分の2、最大64万円が助成されます。また、対象となる講座は「DXに関する職業訓練」ですが、具体例として次のような講座があげられています。
- AI・IoT
- UI/UXデザイン
- 経営戦略
- プログラミング言語
- プロジェクトマネジメント
- RPA
- データサイエンス
- デザイン思考
- セキュリティ
対象講座の要件
- 訓練時間:20時間以上(複数講座の組み合わせも可
- 通常の業務と区別できるOFF-JTの訓練である
- 受講案内と受講料などが一般に公開されており、1講座・受講者1人当たりの講座期間(時間)および受講料があらかじめ定められている。
もしくは、企業の課題に応じた内容を企画し、自社内に外部講師や教育機関等を招いて実施するオーダーメイド型のものであり、1時間あたり10万円以内であること - 助成対象事業者が受講者の受講履歴等を確認できる
- 助成対象期間の初日以降に開始し、助成対象期間内に終了した訓練である
本助成金についてはインターネット・アカデミーのコンサルタントがご相談を承っていますので、お気軽にご相談ください。また、デジタル人材育成に活用できる「人材開発支援助成金」については、今コラム末にあるお役立ち資料に情報がありますので、お気軽にご利用ください。
- 資格取得
- 情報システム・IT関連
幅広い分野のIT知識をもつ講師
大手企業研修をはじめ、神奈川工科大学での講演など産学連携活動にも従事。さまざまな企業や業界団体と共同でIT人材を育成するIT分野のゼネラリスト。ECHONET2.0技術セミナーWGの委員。
有村 克己(アリムラカツミ) インターネット・アカデミー株式会社 講師
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 新宿区 |
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