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プロフェッショナルコラム

【「やる気は上がった。売上は?」経営者さまの声より】

皆さんこんにちは。

いよいよ、今年も残すところ3か月となりましたね!いかがお過ごしでしょうか。

 

組織コンサルティングを行う、株式会社ソリューションの濱川桃子と申します。

このコラムは、以前弊社に頂いた組織構築に関するお問い合わせに、

お答えさせて頂く形で、今週も掲載いたします!ぜひ、ご覧ください!

 

今回は、社員育成に力を入れてこられた経営者さまからのご相談です。

 

>【今週の議題】東京都 経営者 A様より
===================================

設立年数:匿名/従業員数:約20名/業種:建設業
===================================


>【お問い合わせ内容】

この3年間、人材育成に時間と資金を投資してきました。

社員には研修に行かせたり、
経営会議に参加させるなどで機会を与えてきました。

社内の雰囲気は確かに良くなりましたし、
会社のことを自分事のように捉えてくれる社員も
複数人できて、確実に人が育っている印象はあります。

しかし、売上・利益はいっこうに変わりません。

私の業務もいつまでも忙しいです。
もしかしたら、やる気と売上は直結しないのでは?とも思っています。

最近、仲良しごっこ感が増えてきた印象も受けます。

どのタイミングから、
人のやる気は売上につながってくるのでしょうか?

そろそろやる気よりも管理体制とか仕組みをつくった方が早いのでは?
と思っています。

(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

お問い合わせ、ありがとうございます!

 

さて。

早速、冒頭からいきなりではありますが、
今回のご質問に対する私の見解をお伝えさせていただきますね。


社員のやる気が上がることと
売上が上がることは・・・直結しません。


売上(結果)と直結するのは“行動”です。

その行動の【質】を高めるための一つの要素として
『やる気』というものがあるだけです。


わかりやすくするために、
身近な例で置き換えて考えてみましょう。


結果を出せていない部下が、
毎回月末に「次は頑張ります!」と言っていたら・・・

あなたは、なんと伝えますか?


ちなみに私は
「頑張らなくていいから、何をやるの?」と聞いてしまいます(笑)

これは極端に書きましたが、

この「頑張ります!」等の“やる気だけ”が示される時は、
多くの場合、『思考停止状態』になっており、

結果につながる適切な行動をきちんとわかっていないケースがよくあります。
※全てではありませんが。

本人の「頑張りたい!」という気持ち(やる気)は
もちろん嘘ではないかと思います。

しかし、『何を』『どのようにしていくか』まで落とし込めていないのであれば、
ただ、心身が疲弊していくだけです。


たとえば、
結果が出ていない部下を持つ上司であれば、

部下が日々どんな行動をとり、
どこに結果につながらないロスが生まれているのか等の
プロセスを聴いたりしませんか?

そして次の1カ月は、「頑張ります!」ではなく、
ヒアリングから仮説を立てて一緒に
適切な行動目標を立てたりしないでしょうか?


結果だけを掲げ、意識改革を求めるのは、ナンセンスです。


今、貴社で起こっていることは、
『やる気だけ』を超えた、『次のステップへの移行期』かと思います。


組織において、
結果を出すまでには、≪ステップ≫ があると言われています。


ステップ① ステップ② ステップ③ ステップ④
【関係の質】⇒【思考の質】⇒【行動の質】⇒【結果の質】


おそらく、あなたの会社はこの3年を通じて、
ステップ①【社内の関係の質が向上】させられたのだと思います。

そして、質問に書かれているような

「会社のことを自分事に捉えられる社員の皆さまへと変化された」

ということは、まさにステップ②【思考の質の向上】までできた、
ということでしょう。


これが、あなたが3年間で人材育成に
\\時間とお金を投資したことによる成果//です。


そしてここからが、貴社が新たに挑戦していくことですね。


結果を出していく上で、
次なる【行動の質】を高めるために必要なもう一つの要素に取り組むことが重要です。


それが ≪適切な行動目標≫ の設定です。


具体的に【何をする】がなければ、【行動の質】を高めることはなかなかできません。
そして、良い結果も生まれません。


今まで貴社は、社員さんの思考の質までを上げてこられました。
だからやる気のある社員さんが多いと思います。

次はその社員さんの行動の質を上げるために
行動目標をきちんと設定できているか、見直す時期です。


ポイントは、【行動の質】を高める時期だという認識を
あなた自身がまず持つことだと思います。

これまでがダメだったというわけではありません。

これまでがあったから、ようやく今
新たな組織のステージを迎えられていると思ってください。

まずは、社内にどのような行動目標が存在しているのかを確認してみてください。

一番は、社員さんに「何が行動目標だと思っている?」と聴いてみると、
わかりやすいと思います。


そして、新たに設定しなければいけない場合は、ぜひ再度ご相談ください。
その時は、一緒に適切な行動目標をつくっていきましょう!


最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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コラム執筆者
濱川 桃子
濱川 桃子(ハマカワ モモコ)
株式会社ソリューション 東京拠点責任者
二歩先を見て半歩前進する
『共に』というスタンスであり続けます。
自分自身の成長がお客様の勇気や刺激になると考えておりますので、私は私自身の自社での実践の中で得た経験、そこからの気づきを伝えられるコンサルタントとして、皆様の組織変革のお手伝いをさせていただきます。
得意分野 経営戦略・経営管理、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント、チームビルディング
対応エリア 関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県)
所在地 品川区

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