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専門家コラム

コンプライアンス研修で問題は解決するのか?

昨年は「〇〇という会社がコンプライアンス研修を実施した」というニュースを

たくさん目にしました。

・某スポーツ団体の部下に対する暴力問題を防ぐため。

・某芸能事務所のSNSによる他人への暴言を防ぐため。

・某航空会社の乗務員等の飲酒による事故を防ぐため。

多くは自社に起きた問題の再発防止のために研修を実施しているようです。

 

コンプライアンス研修を行うことが「悪い」とか、「意味が無い」とは

言いません。ただ、それだけで本当に効果があるのかは疑問です。

恐らく「同じような問題は繰り返される」と私は思います。

 

なぜなら、上記のような諸問題は「突発に起こったもの」ではなく、

恐らく長年行われたものが「世間に知られた(バレた)」ケースが大半であり、

個人個人のコンプライアンスがどうの、という問題ではないからです。

 

では、なぜ上記のようなコンプライアンス違反が起きたのか。

その原因は様々だとは思いますが、その原因をしっかりと考えた上で

コンプライアンス研修の内容を組み立てる必要があります。

 

もし、原因を捉えずに「ルールは守れ!」という内容だけを行ってしまうと、

「自分には関係ない」

「今まで上司がやってきたことをやっただけなのに、何で今さら」

「バレなければいいんだ。バレたやつが悪いんだ」

という意識が持たされ、結果として何も変わないかもしれません。

 

個人的には「ルールを守れ」という内容の前提として、「相手の事を考える」

という事を気づかせ、認識した行動をさせることが重要だと思います。

逆に言えば、「相手の事を考える」ことができれば、言葉遣いや行動も

自然に改善され、上記のような諸問題は起こらないのではないでしょうか。

 


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コラム執筆者
飯島 宗裕
飯島 宗裕(イイジマ ムネヒロ)
一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事
「研修設計のノウハウを広めています」

効果的な研修や人材育成を設計・実施するための勉強会(ワークショップ)を東京を中心に開催しています。
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、人事考課・目標管理、キャリア開発、チームビルディング
対応エリア 全国
所在地 豊島区

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