社員が協力しあう組織にするには(ワークショップ開催報告)
先日「社員が協力しあう組織にするには」というテーマで研修設計のワークショップを
開催しました。
同じ会社の社員同士が、お互いに協力をしないどころか、時には足を引っ張りあっている
ということは無いでしょうか。
私も飲食店コンサルタントとして店舗を訪問していた時期がありますが、
ホールとキッチンの仲が悪い現場が多いことに驚いたこともあります。
営業部門と製造部門、管理サイドと現場サイドが険悪な雰囲気の会社もありました。
本来、会社は一つの「チーム」であり、その目的達成のために協力をするはずです。
しかし、それができていない組織が多く存在します。
その原因を考えながら、その解決のための研修を企画するワークだったのですが、
最終的には「単に研修をしてもダメ」という結論になりました。
「協力し合う組織にする」と考えた場合、「チームビルディング研修」や「コミュニ
ケーション研修」の実施を提案することもあるでしょう。
しかし、これらの研修を実施しても根本的な解決にならず、効果が期待できない
ケースが多いのです。
なぜ、組織内の人員が協力しないのか。
その原因は様々ですが、よくよく考えると「トップ層」に課題があるケースが多いように
思います。
自分達の組織の目的と目標が明確になっていない、その達成のためのプロセスが明確
になっていない、上層部で責任の転嫁が行われている、などなど・・・。
もし、これらが原因の場合、部下が「チームビルディング」や「コミュニケーション」
を学んだとしても、解決にはつながらず、お互いに協力することは残念ながら期待
できないでしょう。組織づくりそのものが必要となるはずです。
研修が役に立たない、ということではありません。
組織の課題を解決するために必要なプロセスを考えることが求められる、ということです。
その結果、場合によっては研修という手段ではなく、他の方法も考えられます。
組織の課題解決と研修内容が結び付けることによって、効果的な研修が生まれるのでは
ないでしょうか。(今回は結びつかなかったので、研修以外の手段が重要だという結論に
なったわけです)
このコラムを書いたプロフェッショナル
飯島 宗裕(イイジマ ムネヒロ)
一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事/人材育成コンサルタント・日本酒コンサルタント
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
飯島 宗裕(イイジマ ムネヒロ)
一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事/人材育成コンサルタント・日本酒コンサルタント
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
得意分野 | 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、人事考課・目標管理、キャリア開発、チームビルディング |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 豊島区 |
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