新人を辞めさせないためにすべき3つのポイント
「ゴールデンウィーク明けに辞める新人が多い」というニュースを見ました。
いわゆる5月病というものです。
これに対し、「どうやったら辞めないように説得するのか」という内容で
記事は書かれていましたが、確かにその考え方も大切でしょう。
でも、私は大きな違和感も持ちました。
それは、「辞めないように説得することで根本的な解決になっているのか?」
ということです。
もし新人を辞めさせずに大きく会社に貢献できるような
人材にするのであれば、3つのポイントがあると思います。
1、 採用時にしっかりと自社が欲しい人材像を設定し、正しく伝えること
自社にとって、どのような人材が欲しいのか、どのような仕事を任せたいのか、
良い点ばかりではなく厳しい点も含めてしっかりと伝えていますか?ということです。
多くの会社は採用したいがために良い点ばかりをPRする傾向にあり、
そのため、ギャップを感じて退職につながるケースも少なくありません。
つまり、新人が辞める理由は「採用時に適切な情報提供ができていなかった」ことが
考えられるのと思います。
2、 先輩や上司がやりがいをもって働いていること
新人がなぜモチベーションが下がってしまうのかを考えた場合、
先輩や上司の「会社に対するやりがい」が大きく影響していることが考えられます。
「ウチの会社に入っても、こんなんだよ」というようにマイナスの発言をしていたり、
ワクワクしない職場では、新人でなくともモチベーションは下がります。
そのような職場にするのは簡単ではありませんが、少なくとも、全社的に目指す方向を
明確にし、その達成に向けた「チーム」として機能しているかどうかが鍵となります。
3、 仕事の「やり方」だけでは無く、「やりがい」も伝えること
世の中には様々な仕事がありますが、仕事は単に給料をもらう手段ではなく、
それぞれ誰かの役に立っているはずです。自分たちの仕事が誰を笑顔にしているのか。
新人がその仕事に対し「やりがい」を持てば、あとは勝手に成長してくれます。
お客様からの「ありがとう」の一言の方が、先輩や上司の説得よりも大きな効果があると
私は思います。
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「研修設計のノウハウを広めています」
効果的な研修や人材育成を行なうためのワークショップ開催や資料提供、ファシリテーター派遣を行っています
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
飯島 宗裕(イイジマ ムネヒロ) 一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事/人材育成コンサルタント・日本酒コンサルタント
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