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プロフェッショナルコラム

社員は数字ばかりで助け合わない~福岡県 経営者 I様の質問~

【今週の議題】福岡県 経営者 I様より
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設立:未記入
業種:建築
従業員数:10名
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問い合わせ内容

いままでナベブタ組織で、
私もガッツリ営業に出て組織を取りまとめておりました。

ただ、人数が増え、それぞれの部署のリーダーに
指示待ち状態ではなく、主体性を持って部署を運営してもらいたいと思い
独立採算制の取り組みを行ないました。


リーダーに数字に対しての責任意識がつき、
以前よりも各部署について、
より具体的に話を進めることができるようになりました。


しかし一方で、結果や数値を中心とした動きが目立つようになり
各部署間のリーダーの関係がギスギスしはじめました。

以前はできていた、お互いへの思いやりや
助け合う気持ちが薄くなっているようにも感じます。


リーダーは日々、結果を出すために、
それぞれの仕事を頑張ってくれているのはわかりますが、

お互いがお互いを思いやりながらも、
責任もしっかり果たせるリーダーになってもらいたいと思っています。

そのために、私は何をしたらいいのでしょうか?

(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)
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【今週の回答】担当:代表取締役 長友威一郎より

いつもメルマガをお読みいただきまして、ありがとうございます。
この度は、私、長友威一郎がお伝えさせていただきます。


ご投稿いただき、誠にありがとうございます。

組織の変化だけを見ると、以前の組織状態から変化が起き、
リーダークラスが主体性を持って
取り組んでくれるようになったものの、

あなたが描く理想の組織像とは、
少しギャップがあるということですね。


おっしゃる通り、リーダーは、数字の結果を出すことも大切ですが、
組織やチームに良い変化を促す(成果を出す)ことも大切です。


確かに、独立採算制により「数値目標を達成できたかどうか?」のみで
組織の良し悪しを判断する結果主義になると、

一時的には組織に勢いが生まれ、売上も伸びるかと思います。


ただ、そうなると、いま起こり始めている状況のように、
各個人が目先の仕事に追われ、
組織全体が、自分のことしか考えなくなる個人主義になりがちです。

そして、結果的に、組織の一体感が薄れて、
全体としての売上がじわじわ下がってしまうという傾向があります。


心理学者のアドラー博士も、

「人生におけるあらゆる失敗の原因は、

自分のことしか考えていないことである」と言っていますが、

 

自分のことしか考えていない人は「~してくれない」というように、

「自分は何ができるか?」より、「自分が何をしてもらうか」を先に考えて
相手に求めてしまう傾向があります。


そして、「自分が何をしてもらうか」ばかりを考えてしまえば、

チームで協力する姿勢や、
お客様のことを考えるという思考が失われることにより、

数値的な結果も出すことができないというケースが多く見られます。


さて、あなたが当初考えていた独立採算制を取り入れた目的について、
いま、リーダー陣のみなさまとの認識に、差はないでしょうか?

 

もし、差があるようであれば、

・あなたが本来目指している理想の組織状態はどのような状態なのか?
・いま、あなたがリーダーに求めている成果と結果は何なのか?

を、リーダーの方々に改めて伝えてみていただきたいです。


組織を変えていくためには、現状の組織状態やタイミングに合わせて
行なうべき施策等もありますが、

その施策を成功させるためには、どんなときでもこちらが、
「目的」と、求めている「成果」「結果」を明確にして伝え続け、

 

少しでも違和感に気づいたら、
【確認するためのすり合わせの時間や場】を設けることがポイントです。


すり合わせの時間や場を持つことについては、
忙しい日々の中では優先順位が下がってしまいがちですが、

施策を成功させ、組織変革を成功させるうえでは
非常に重要な時間です。


ぜひ、あなたが組織に独立採算制を取り入れる「目的」と、
それによって、得たい「成果」と「結果」を
改めて考え、伝えることから始めてみてください!


各リーダーのみなさまも結果が出ているからこそ、
あなたの考えを再度聴くことで、

更にスイッチが入り、動きが加速していくはずです。

 

他の読者様も、
ソリューションに取り上げてほしい議題がございましたら、
コメントもしくはお問い合わせにて、お気軽にご連絡ください。

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■長友威一郎とは

2006年、当時代表・小西から新会社立ち上げの参画要請を受け、
株式会社ソリューションに入社。
採用コンサルティング、経営コンサルティングを通じて
顧客の信頼を積み重ねる。
初期教育を強めることで、未経験者である新卒社員や第二新卒社員を
リーダーへと変えるマネジメント力には定評がある。
採用と育成の両輪を回して会社を強くするスタイルで
多くの企業発展に貢献している。
2017年、同社の代表取締役に就任。現在「個が活きる経営」の実践に挑戦中。
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コラム執筆者
長友 威一郎
長友 威一郎(ナガトモ イイチロウ)
株式会社ソリューション 代表取締役
“誇りが明日をひらく”
日本中の企業を元気に!
我々は「人を活かし、人を育てたい」と想い、悩まれる経営者様に寄り添うパートナーを目指しています。1人ひとりが共通の目的・目標の達成のため、自ら成すべきことを見出し、改善を重ね、成果を出せる組織である自律型組織を日本中に生み出してまいります。
得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、チームビルディング
対応エリア 全国
所在地 大阪市中央区淡路町

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