D&Iで組織を強くし成果を最大化~利益UPに繋がるD&Iとは

今回は、
「D&Iで組織を強くして成果を最大化する」
について一緒に考えていきたいと思います。
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■利益アップにつながるD&Iとは
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D&Iの取り組みで組織力を上げたとしても、
それが本当に成果(利益アップ)につながるのか、
懐疑的に思う方も少なくないかもしれません。
これまでの私自身の経験、
そして企業のサポートをした経験から、
真の目的を果たすD&Iを実現することができれば、
それは間違いなく組織・会社の継続的な
利益創出につながると確信しています。
ただし、継続的な利益創出につなげるための
秘訣は【D&Iの真の目的】を実現すること。
D&I真の目的を、私は以下のように定義しています。
-------------------------------------
<D&I真の目的>
多様な視点や考え方を融合し相乗効果で
これまで以上の価値を創出すること
-------------------------------------
現在の日本、特に技術系企業に求められている
新しいやり方・新しい価値を創出しつづけること、
つまりイノベーションを起こし続けるためのカギは、
多様性
×
チャレンジ
と言われています。
これはまさにD&Iの真の目的を果たすことにつながる
と私は常々考えています。

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■【事例】1年弱のD&I推進で過去最高益を達成
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ある技術系企業のダイバーシティ経営サポートを
させていただき間もなく10カ月となります。
コンサルティング1か月目にその企業の課題を
大きく以下の3点として見極めました。
(1)社員同士のコミュニケーションが十分取れていない
(2)離職者が多い
(3)制度整備はできているが、運用できていない
(1)は、特に他部署の社員が何をしているのか、
何を考えて仕事をしているのかを互いに
理解できていない状況でした。
(2)は(1)に付随するもので、
業績もなんとか横ばいを保つだけで
危機的状況と言っても過言ではない状態でした。
(3)については積極的な投資、マーケティングへの注力、
制度整備等、力を入れていましたが、空回りが続き、
投資対効果は低い現状が浮き彫りになっていました。
私は、この状態を打開するため、
“成功の循環モデル”の考え方から
【社員同士の関係性の構築】から
スタートすることを決意。
↓“成功の循環モデル”の詳細記事はこちらから
https://jinjibu.jp/spcl/hosoki/cl/detl/4462/
関係の質を高める重点取り組み事項として、
「相互理解と歓迎」「自律的な姿勢」
この2点を掲げ、社員一人ひとりの意識醸成を確実に
進めるため、
経営層→中間管理職層→社員
この順番で施策(個人面談やワークショップ等)に
取り組みました。
同時に、制度や仕組み整備などのハード面は
ある程度構築できていることを踏まえて、
組織の風土や社員の意識・スキル等のソフト面に
アプローチしながら制度や仕組みを
実態に合わせて再整備、運用も併せて促進しました。
その結果、4か月目から、2部署協働事業による
新規売上が実現し、10カ月目の現時点で
過去最高の利益を生み出したのです。
この結果を踏まえ、社員の皆さんが更に団結し、
互いの多様な視点や考え方を事業運営に取り入れ、
更なる成果を出すために行動されています。
技術系企業に求められるD&Iの真の目的達成の威力を
私も改めて実感している次第です。
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■帰属意識が薄い企業で関係の質的向上を図るために
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特にIT企業でSESを行っている会社は、
どうしてもお客様先常駐型ビジネスの
形態となってしまい、会社への帰属意識が
薄くなってしまいがちだと思います。
このため、関係の質的向上が十分に
図りにくい環境にあると言わざるを得ません。
それを打開するためには、自社の社員同士で
何か1つとなって取り組める“プロジェクト”を
行う仕掛けを意図的に作り出すことが
これまでの経験からも効果的であると考えています。
組織力を向上させながら持続的な業績アップさせることは
経営層・管理職層といった立場にある方の目指すところ
でもあるかと思います。
ぜひ、関係の質的向上等といった組織のソフト面を
醸成する施策について、一度ご検討する機会を
設けていただければ幸いです。
【しなやか組織改革プロジェクト】
技術系企業に特化したD&I推進支援
https://jinjibu.jp/service/detl/14875/
このコラムを書いたプロフェッショナル
細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
得意分野 | 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 千代田区 |
このプロフェッショナルの関連情報

組織開発 しなやか組織改革プロジェクト
◆技術系企業に特化したDE&I推進支援 ◆実践型・人材育成アプローチで社員の意識浸透を促し、形骸化しない組織改革を実現

育成・研修 しなやかリーダー塾
経営視点と行動力を育む、実践型 女性管理職育成プログラム
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