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プロフェッショナルコラム

社員の本音を引き出せていなかった?

現在、コンサル先で一足早く女性活躍推進2.0実態調査を実施しています。

こちらの企業は、ダイバーシティ経営の意識が高く向いている技術系企業で、
経営層のみならず社員までその意識を浸透させようとしています。

これまでも、現場の声を集める努力を行なっており、
経営層と社員のグループセッションに定期的に取り組んでいる素晴らしい企業です。

 

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■本音を引き出せていなかった?
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現在、この企業は実態調査期間となっているのですが、
社員数名から

「これまで言えなかった本音で回答したいと思います」

といった声が人事部へ届いているというのです。

実態調査は、本音をあぶり出すために
・無記名式
・基礎項目で個人が特定されないように選択肢を配慮

といった対応をしています。

更に、必要に応じて、協力会社様と弊社の間で機密保持契約を締結しています。

このように回答者個人が特定されないことから、
社員の皆様が安心して、本音を言えるという気持ちに
なっているのだと思いました。

今回の件から、私が1つ気づいたことがあります。

それは、どんなに現場の実態を正しく把握しようと
経営トップや上司が直接社員へヒアリングしたとしても、
やはり相手から本音はなかなか引き出せないし、
社員も本音は言えないものだ、ということです。

これは、みなさんもお感じになっているかと思いますが、
当たり前のことかもしれません。

 

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■事前の実態調査がもたらした人事施策の成功
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他にも、女性活躍推進2.0実態調査の導入が決まった企業様
(大手IT系企業)の人事担当者からも、こんな課題感が
あることを教えていただきました。

「できる限り、個人面談を実施しているのですが、
『ああ、本音じゃないんだろうな』ということが
なんとなく伝わってくるんです」

昨今の状況から、仕事の効率化・生産性向上がさらに
重要度を増してるのはご周知の通りです。

人材育成においても同様で、いかに費用対効果の高い
人事施策を実行できるかが益々求められています。

社員の本音から、仕事に対する意識、今後仕事を通して目指す姿、
現在感じている不安、会社に言えないこと、会社に求めていること・・
様々な角度から実態を把握した上で、人材育成施策を打っていくことが
結果として会社成長につながる、成果の出る人事施策となるのではないでしょうか。

だからこそ、成果につながる人事施策立案のためにも、
社員の本音ベースの実態把握から始めることを私はお伝えし続けています。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■分析から企業ごとの提案まで一手に引き受ける
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もちろん、実態調査を自社で取り組むには労力がかかります。
本音を引き出すために質問項目・選択肢を工夫する必要から、
分析や結果をまとめ、施策立案まで考える人事担当者の苦労は
容易に想像がつきます。

会社成長につながる人事施策が、結果として
「誰もが安心して成長できる会社づくり」という
私の目指す姿をもたらすことになります。

それであれば、ダイバーシティ経営コンサルタントである私が
役に立てることがあるとすれば、無償で実態調査アンケートを実施し、
分析結果から課題整理した上で、それぞれの企業においての
効率的かつ効果的な施策立案のサポートではないかと考えたのです。

全国の調査結果を広く公開すると同時に、
提言としてまとめたものを政府へ提出しているのも
実態に即した国の施策につなげていただくことが目的です。

新型コロナウイルスの影響を受けた倒産は400件を越したと
帝国データバンクの発表があったことをご存知の方も
多いことと思います。

会社を支えるのは「人」である以上、今だからなおさら、
人材育成の手を止めず、かつ、投資対効果をよく考えるべき
フェーズにいるのだと、人材育成に携わる一人として
改めて身が引き締まる思いです。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■ES調査に「ダイバーシティの観点」を盛り込む

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すでに自社でES調査を実施している企業様も
多くおられることと思い、その取り組みは本当に素晴らしく、
働く社員もその思いに応えたい、という人材に
溢れているのではないかと思います。

そういった企業の人事担当者の皆様には、
ぜひ今後も引き続き定点観測を継続いただきたいと思います。

特に社員のマインド醸成はじわじわと変化するものだというのが
私の経験則上の考えです。

もし可能であれば、ES調査に「ダイバーシティの観点」を
盛り込むことで、多面的な視点で社員の意識レベルや
マインドについても把握できるので、活用いただきたいなと
思っております!


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コラム執筆者
細木聡子
細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/中小企業診断士/公益財団法人 21世紀職業財団 客員講師/しなやかリーダー塾 塾長
元NTT女性SE管理職10年・人材育成3年の経験を活かし、技術系会社特化の女性活躍推進を中心とした人材育成コンサルティングサービスを提供
女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験から「技術系・専門職の女性社員育成には、技術系ならではのアプローチが必要」として、技術系企業に特化した女性活躍推進・ダイバーシティ推進の人材育成を専門にサポート。
得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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