企業の人材育成と学校教育の一貫性

学校公開(授業参観)に参加してきました。
私には子どもがいないのですが、社員の子どもの学校公開(小学校)へ行く機会に恵まれました。
この時感じたことを、弊社の塾卒業生向けに実施している毎月2回のフォローアップ
「なんでも質問会&相談会(Zoom:オンライン会議システム)」にて話をしたところ、
育児中の女性の方や、育児中の女性社員を部下に持つ管理職の方々から、
普段思っていてもなかなか言えないことを次々と話してくださり、
最後には学校と会社の連携のアイデアもたくさん出て来て、非常に盛り上がったディスカッションとなったのでした。
私が学校見学を通して思ったことは、
・私の子ども時代と比べて、父親の参加率が高い
・先生が子どもたちの独自性を大切に授業を進めている
ということでした。
私が参観した日が土曜日だったこともあり、その日来ていた保護者のだいたい半数が男性で、お父さん単独で来ている方もいらっしゃいました。
授業参観は母親が来るもの、という私の幼少時代とはだいぶ変わって来たのだと実感しました。
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■家庭と地域社会も含めて仕事を考える
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今回の学校公開を通して、学校の状況に触れることが出来、社員の生活のスタイルを肌で感じることが出来たことは、会社での仕事を社員とともに進める上で、非常に参考になりました。
女性活躍推進を真に実現するためには、仕事の場以外の社員の生活の状況を把握しておくことで、より適切なマネジメントが行えるようになるものと思いました。
家庭、地域社会と会社を切り離して考えるのではなく、トータルで考えていくことがとても重要だと改めて考えさせられました。
逆に子どもたちにも、会社見学などの取り組みを通して、
お父さん、お母さんが働いているところを見てもらう、
社会に出て仕事をするということの意義を理解しておくことで、
学校の勉強の取り組み方も変わってくるように思います。
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■学校も企業も、人材育成の視点は同じ
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弊社で開催しているプロジェクトのセミナーや講座では、お子さん同伴OKとしています。
これは、育児中の方でも気兼ねなく参加していただけるように配慮していることもありますが、親が社会で働いている姿を子供に見せる機会を提供したいと思っているからです。
これからの時代、個人個人の独自性を発揮して、それぞれの良いところを融合させ、
イノベーションを起こすことが求められています。
私が学校見学で感じた、授業の中で子どもたちの独自性を大切にするという視点は、まさに次世代の人材を育成する学校教育にはなくてはならない視点だと感じています。
この流れも、日本の社会を取り巻く状況から来ていることであり、そういった意味で
企業の人材育成も学校教育も一貫性を持って行うべきものであると改めて確信しました。
このコラムを書いたプロフェッショナル
細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
得意分野 | 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 千代田区 |
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