中小企業こそ女性活躍推進!

中小企業の経営者とのコンサルティングで重要なテーマに上がるのは、決まって「女性の活用」です。
中小企業で生きる「女性の力」
潤沢に人材を確保することが特に難しく、生産性向上が求められる中小企業には、
多様な人材の力を活用して、イノベーションを起こし続けていくことができる
女性の力が重要だと思います。
また、1人1人の裁量範囲や業務量が多くなりがちな中小企業では、
社員のモチベーションコントロールや成長が、ダイレクトに会社の業績へ反映されるものです。
これから成長を目指す中小企業こそ、人材の力を最大限引き出し、
少数精鋭で事業を進める必要があるのです。
家庭と仕事の両立ができる=生産性が高い!
日本ではまだまだ家庭のことは女性が担っている割合が多いです。
すなわち、女性は家のこと、仕事のこと、そのた多くのことを、
限られた時間内でこなしていく、という状況に「ごく自然に」
立たされている方が多いと考えられます。
これは、一見、
「だから、女性には仕事をたくさん任せることが出来ない」
となりがちなのですが、見方を変えると、
「限られた時間で最大の仕事をすることが日々の生活で出来ている」
ということ他なりません。
この力を会社の業務に活かすことができれば、生産性が圧倒的に
向上することは間違いないのではないでしょうか。
NTT時代に達成した「残業ゼロで成果2倍」
私はNTTの管理職時代、チームの生産性を上げるため、
時間短縮勤務をしていた部下の女性社員に対して、
チームの業務効率化施策を企画、展開してもらうミッションを与えました。
もちろん、ただミッションを与えた訳ではありません。
彼女の適性や希望も考慮し、丁寧に意識付けをして、
本人が納得する形になるまで時間をかけて伝えました。
その結果はどうだったか?
彼女は目覚ましい成果をチームにもたらしてくれました。
取り組みを実行してくれてから、チームの残業はほぼゼロで、
業績は最大で2倍にするまでやってのけたのです!
このように、女性を活用するにあたっては、考え方のパラダイムシフトも重要なのかもしれません。
女性は保護するのではなく、活かす
もし、女性社員に対して保護する対象として見ていたことに気づいた経営者は、
女性の持つ力を活かすという考え方を一度試していただきたいと思います。
それが、最終的には会社を大きく成長させる最大のきっかけになるかもしれません。
このコラムを書いたプロフェッショナル
細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
得意分野 | 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 千代田区 |
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