「ハラスメント窓口担当者の役割を正確に伝える」
相談窓口担当者の方は、ハラスメントに悩んでいる人や、目撃者として気になっている人との最初の接点になります。
落ち着いて感情を表現できる環境を整えて、相談者の声にじっくりと耳を傾けることが大切です。
安心して相談窓口を利用してもらうためには、相談者と信頼関係を築くことが前提になります。
まずは「相談者の話を聴き、本人の意向を確認して、必要な対応をしていく」という相談窓口の役割を伝え「秘密を守る」ことを約束しましょう。相談手順を示したフロー図を添えて、伝えるのもよいでしょう。
また、相談の初期対応においては「担当者はハラスメントのジャッジをしない」ことも留意しましょう。
初期対応としての相談担当者の役割は、相談者の心の内を聞いて関係各所との調整を図ること、相談者のサポート役です。
最近は、窓口担当者にハラスメントの判断を求める相談者が増えていますが、ハラスメント行為の最終的な判断は相談担当者を含むチームや委員会などを立ち上げて検討する必要があります。
皆様の組織において、窓口担当者の方がどこまでの対応をするかは異なると思いますが、役割を明確に伝えていくことも大切です。
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組織のハラスメント防止対策の専門コンサルタントとしてハラスメント防止プログラムや体制構築のサポート、相談事案への対応をサポートしています。
<ハラスメント対策コンサルタント・産業カウンセラー・GCDF-Japanキャリアカウンセラー>
93年立命館大学卒業。同大学のハラスメント相談員等の実務経験を経て08年ヒューマン・クオリティーを設立。現在多くの企業のサポートを行っています。
樋口 ユミ(ヒグチ ユミ) 株式会社ヒューマン・クオリティー 代表取締役
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