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失敗しない両立支援 ビジネスケアラー、3つのステージシフト

■仕事を継続できるか、予備軍の段階での準備で大きな違いが出る

本記事では、仕事と介護を両立している「ビジネスケアラー」に対し、今後介護がありうる、またはいつ始まってもおかしくはない、という状況にある人たちを「ビジネスケアラー予備軍」と呼ぶことにします。

育児・介護休業法があるためか、育児と介護は同様に「両立支援が必要」という区分にされることがあります。しかし、妊娠や出産、成長の段階が予期して準備できる育児に比べ、介護は急に発生することも多く、その後の進行や必要な介護も個人差が非常に大きいこと、予測がつきにくいことが特徴です。

特に当事者の心理的負担が大きいのは、適切な診断や介護が得られる前の「切迫」段階と、始まったばかりの「介護両立軽度」の段階です。

「これから何が起きるか想像できない」「仕事はどうしたらいいのか」といった心理的不安や、今後の計画、各所との連絡、急な呼び出しなど身体的な負担も加わります。

だからこそ、事前にどれだけの知識や体制への準備があるか、そして相談できる先があるのかということが、ビジネスケアラーとなった後の状態を大きく左右します。知識、事前準備の有無によって、介護体制の構築期間は10分の1に短縮できる可能性があるのです。

 

■企業で働く約半数は「ビジネスケアラー」&予備軍

LCAT(チェンジウェーブグループのプロダクト、仕事と介護の両立支援クラウド)の受講者のデータを見ると、企業従業員のうち約5割にあたる人が、ビジネスケアラー、または近い将来に介護が必要となるリスクを抱えたビジネスケアラー予備軍であることがわかります。

さらに、企業で働くビジネスパーソンは、今後介護が必要になるかもしれないと思われる

家族と住居が1時間以上の距離がある、「遠居」が約6割となっています。
護両立中のビジネスケアラーでは、約3割がそうした「遠居」で仕事を続けながら介護をしているという実態が浮かび上がってきました。

仕事と介護を両立するうえでは、そうした状況も労働生産性を左右する要素になります。

 

■少子化で「複数人介護」も増加傾向に

近年の介護では、少子化の影響もあり、1人で両親2人の介護を担ったり、配偶者の親の介護と自分の親の介護が重なったりと、一度で複数の方の介護を担う「複数人介護」も起こっています。

また、高齢出産などにより子育てと介護の同時発生による「ダブルケアラー」も30代〜50代という広い世代で起こりつつあります。

介護の問題は複雑化を増し、より多様なサポート体制が必要になっていると言えます。

一方で企業・人事部門からの対処だけでは難しく、従業員の方々に自主的に動いていただくためにも、早めに知識を得る機会を設けることが必要になってきます。

 

■3つのステージシフトで増大する当事者の不安

では、どんな支援、対応が必要となるか、予備軍からビジネスケアラーとなる過程を

「将来:まだしばらく先」から「介護両立中(中重度)」まで、5つのステージに示しました。

  1. ビジネスケアラー予備軍 - 将来 (まだしばらく先)
  2. ビジネスケアラー予備軍 - 近未来(2-3年以内)
  3. ビジネスケアラー予備軍 - 切迫 (いつ始まってもおかしくない)
  4. ビジネスケアラー(日々家族のケアをしながら働いている) - 介護両立中 要支援1~2
  5. ビジネスケアラー(日々家族のケアをしながら働いている) - 介護両立中 要介護3以上

この中から、当事者の不安が増大し、特にサポートが必要になる3つのステージシフトについてお伝えします。

 

重要な3つのステージシフト

1「近未来:2〜3年以内のリスク」から「切迫:いつ始まってもおかしくない」状況へのシフト

まだ先のものと思っていた介護問題が、家族の体の不調や急な事故、病気などにより突如目の前に現実感を持って迫ってきます。

「これからどんな変化が起こるのか、どのくらいかかるのだろうか」

「どんな準備が必要なんだろうか」

「まだ動かなくてよいのかな…」

「どんなサポートや制度があるのか知らない」

遠い世界のもののように感じていた介護がいざ現実に近づいてくると、知識・準備のなさが急に大きな不安として感じられるようになってきます。

2 「切迫:いつ始まってもおかしくない」から介護が実際に始まる「介護両立(軽度)」へのシフト

「見学や手続きに回るために仕事は休めるのか」

「こんなに労力を使うとは思わなかった」

体力的、時間的、そして精神的な負担も最もかかる両立初動の時期です。

3「介護両立(軽度)」からさらに介護の負担が重くなる「介護両立中(中重度)」へのシフト

介護支援体制がある程度できていたものの、要介護の度合いが重くなり、新たに介護支援の内容や施設の利用などを見直す時期です。

「在宅介護ではもう足りないが、適した施設があるのだろうか」

「急な呼び出しが続いて仕事に支障をきたしそうだ」

「介護の負担が増えて休みが続くが、家族での分担や支援サービスの再検討など、話し合いが必要」

悪化していく病状や新たな介護施設などへの入居検討など、負担感から休職や退職を検討する人が増えます。

 

■準備で差がつく、「介護が始まる前」が重要

このように介護には複数の段階があり、特にステージがシフトするとき、当事者は様々な決断を迫られます。しかし、その時点から情報を集めようとすると、限られた情報にしか手が届かなかったり、基準がわからず決断が難しかったりします。

家族の介護を大切に思うがゆえに「自分で担う」ことを第一に考えてしまい、会社にも言い出せない…ということも起きます。

そうした状況を防ぐためにも、介護が始まるもっと前の段階から必要な予備知識を学び、できる備えをしておくことで、働きながら介護ができる選択肢を選んでいくことができるようになります。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • キャリア開発
  • リーダーシップ
  • マネジメント

仕事と介護の両立支援「両立の専門家」/「ビジネスケアラー 」著者/経営者

30年以上母親の介護を行い、その間オランダと日本を行き来する遠距離介護も経験。
経営層から社員向けまで企業で多数セミナー、研修実施。ビジネスパーソンとしてのリアリティがあり、わかりやすく印象に残る研修で、満足度、理解度ともに90%超。

酒井 穣(サカイ ジョウ) 株式会社チェンジウェーブグループ 取締役・創業者

酒井 穣
対応エリア 全国
所在地 港区

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