~アナログ派、デジタル派 どっちかな?~
世間を翻弄するコロナ禍は、ビジネスの世界にどんな変化をもたらすのだろうか?
今の世の中は、成長志向のバイアスに囚われ、効率化の名のもとに、何かが置き去りにされているのではなかろうか。
もしかすると、答えはアナログ世界の中にあるのかもしれない。
イギリスでは“ロボットのお悩み相談室”というのがあって話題になっているとのこと。
AIを搭載したロボットが人間の悩みに解を与えてくれるのだが、TVで見た限りではとても冷静で(当たり前だが)、恋人や家族間のトラブルに妥協案を示してくれる。
例えば、結婚したがらない娘に手を焼く父親とその娘に対して、その場でデータ分析して、ロンドンの家の値段を提示し、安定した収入のある相手と結婚しない限り家も買えないよ、などと娘に結婚することを促して娘の背中を押してみたり、あるいは宗教問題を抱えるカップルに、子供の名前のつけ方(宗教的対立が子供の名前をつける際に家族間で大騒動になってしまって)についてアドバイスして、要するに異なる宗教間での名前に対してミドルネームをうまく取り込むことで妥協を促したり。またゲイの男性と付き合う女性に、男性への理解を深めることで、難しいジェンダー問題を氷解させてしまったりといった具合である。
ビジネスの現場では、マネージャーとなる人に求められる力量として、ロジックやルールでシロ・クロ付けるのとは異なる妥協、合意形成、落としどころ的な感覚というものが重要となってくる。この極めてアナログ的な感覚にもAIが近づきつつあるのだろうか?
お悩み相談ロボットの事例にふれると、もしかしてロボットがコーチングをしたり、リーダーシップを発揮したり、チームビルディングをやってのけたりするのではないかと想像してしまう。
一方で、TVでおなじみの天気予報。
機械化された情報の正しさも、最後は目視観測によって是正されているという。
今から20年ほど前、当時最先端の半導体開発に携わるエンジニアの方から、こう言われたことがある。
『……最先端の半導体設計で、最後に重視されるのは実はアナログ設計の技術なんですよ。』と。
このことは、私にとって、デジタルとアナログの融合ということについて気付かされるきっかけとなった。
当社のBPASSサーベイでは、仕事力や管理者適性を数値化している。
人の特性をデータ化して、目視することで、
・本人にとっては、
自らの思い込みを見直し成長に結びつけるために
・上司にとっては、
部下の強みを活かしたチームを醸成するために
足掛かりとして、気持ちというアナログ的な部分を動かす強力な味方になってくれている。
そこがデジタルとアナログのちょうどよい融合。
イイトコドリで、ちょうどよい塩梅。
あなたはアナログ派、デジタル派 どっちかな?
(株式会社ビジネスパスポート 営業部 青木 健)
- モチベーション・組織活性化
- コミュニケーション
自分の弱みは、できれば見たくないもの。
受け取りやすいツールで
自身の強み・弱みに”気づき”
行動を変えるキッカケを
知識ではなく、実感、体感、経験をお伝えしたいと思っています。
岸川 里枝(キシカワ リエ) 株式会社ビジネスパスポート コンサル・商品企画部 マネージャー
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