脳腸相関
こんにちは。
Beスタッフィングで講師を務める、平野です。
ハラスメント、メンタルヘルスの研修を行う傍ら、産業カウンセラーとしてカウンセリングや面談も対応しております。
長かった梅雨も明け、例年より遅れた夏本番。暑さに身体が慣れていないこの時期は特に熱中症への対策も必要です。
体調が崩れると抵抗力も弱くなり、ウイルスへの感染も懸念されますし、メンタル的にも影響が出てきます。
そこで今回は、身体の面(特に腸)からのメンタルケアについて考えていきたいと思います。
【脳腸相関】という言葉をご存知ですか?脳と腸は連動していて、それらの働きに密接な関係があるのだそうです。
「幸せホルモン」と言われるセロトニン。実は、体内にあるセロトニンの割合は、約90%が腸、8%が血液中、脳内に存在するのは、わずか2%程度です。
食事から摂取した必須アミノ酸から、腸内細菌(腸内フローラ)の働きでセロトニンの元が作られ、それが脳に届くとセロトニンとなってリラックスや幸福感などの感情を発生させます。
■腸内フローラ(腸内細菌)の働き
1.病原体の体内侵入に対して排除しようとする働き
2.食物繊維を消化する働き
3.ビタミンB2、B6、B2、葉酸、ビタミンKなどのビタミン類を生成
4.幸せ物質のドーパミン、セロトニンを合成し、その前駆体を脳に送る働き
5.腸内粘膜細胞との共同作業で免疫力の70%を作る
■善玉菌の増やし方
1.ビフィズス菌や乳酸菌の入ったヨーグルト・飲料の摂取
2.発酵食品の摂取・・・・・漬物・ヨーグルト・チーズ・味噌など
3.腸内細菌の「えさ」の摂取・・・・・オリゴ糖・食物繊維など
4.善玉菌を減らさない工夫・・・・・食品添加物・保存料を控える(細菌が増えることが出来ない)
■悪玉菌が増える原因
1.不規則な生活、ストレス
2.運動不足
3.肉中心の食事、甘いものの食べ過ぎ
普段言われている事で、多分皆さんもよく分かっている内容。でも、実行していますか?気をつけていますか?
知っているだけでは何も変わらないし、健康を維持していくためにはしっかり実施していく事が重要です。
もう一つ忘れてはならないのが、【太陽光】【笑顔】【睡眠】です。
起床後に朝日を浴びると、太陽の光が網膜に入り、それがスイッチとなってセロトニンの分泌がスタートします。
しっかり太陽光を浴び、疲れた時こそ笑顔を心掛け、睡眠の質に目を向けてください。
人の心の状態も身体の状態も、「脳」がコントロールしている為、必ず影響し合います。
身体の面からのストレス対策、トライしてみて下さい!
- モチベーション・組織活性化
- 安全衛生・メンタルヘルス
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
●東海エリアの官公庁・団体はじめ、大手・中堅・中小のメーカー・流通小売・販売・サービス業への講師・講演実績多数。
●職場活性化、定着率向上、職場のモチベーションアップ等に向け、マナー、メンタルヘルス、コミュニケーション、コーチングや心理学のエッセンスを取り混ぜ、効果の高い研修を実施。
平野 睦(ヒラノ ムツミ) 専任コンサルタント兼講師
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所在地 | 名古屋市中村区 |