無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

「多様性」という名の「価値観ギャップ」をいかに乗り越えるか

新入社員を歓迎するように咲きはじめ満開を迎えた桜から新緑へと季節が変わりつつある昨今、皆様の会社に入社された新入社員の方々のご様子はいかがでしょうか。

企業によって実際の研修期間には大きな差があると思いますが、社会人としての共通基盤づくりとなるビジネスマナーの研修は入社後すぐに実施され、実施期間も1日~数日のところが多いように感じます。

今回は当方が担当したビジネスマナー&コミュニケーション研修で今年の新入社員研修で接して見えてきた新入社員の心理を捉えることで新入社員の離職防止につながる、配属後早い段階での関わりについて考えてみたいと思います。

【新入社員はどんなことを大事にしているのか?】
つい先日までテレビドラマで昭和時代の価値観と令和の価値観を題材にしたコメディードラマを放映していました。
懐かしいような、笑えないような、そんな気持ちで見ていました。

今年の新入社員は、Z世代の中でも大学入学直後から3年間コロナで閉じ込められ、学校にも行けず、バイトもあまりできなかった世代の方々です。Z世代の中でも特殊な環境で大事な3年間を過ごしてきたといえるでしょう。

4月上旬に新入社員研修で約100名の新入社員と接しました。彼らと話をさせていただくと、とても意欲があり、これから始まる社会人生活に期待をしている感じが伝わってきました。講師に質問をしたり、個別練習を申し出る積極的な方もいらっしゃいました。

研修では価値観の違いを理解するためのワーク「価値観に順位をつける」を設け7つの選択肢(お金・仕事・職位・健康・家族・友達・趣味)から各自優先順位をつけました。
読者の方は、どの価値観に優先を置くでしょうか。
また、新入社員はどのような価値観を優先したと思われますか。

顕著だったのは、「職位」を最下位にしている方が9割を超えていました。また、約100人のメンバー中「仕事」を1位にしている方は4人。

上位項目は、趣味→家族→友人の順でした。自分らしさや自己の価値観を大切にするZ世代の特徴を表す結果であると感じました。

一般的にZ世代(おおよそ12~28歳の世代)の特徴としてよく言われることは
・デジタルネイティブである:生まれたときからネット環境がある
・社会問題・環境問題に興味関心がある:自分が社会でどのように貢献できるかが重要
・個人主義:個々の価値観を重視し多様性理解が進んでいる
・効率重視:タイパ・コスパを意識しており、無駄を嫌う
・自己成長に積極的:働く意義として金銭よりも自己成長を重視。また自分の市場価値が気になる

などです。

更に、私が参考にしているデータの1つ、リクルートの「新入社員意識調査2023」の「働くうえで大切にしたいこと」の結果も確認してみると

「働くうえで大切にしたいこと」
・仕事に必要な知識やスキルを身につけること(48.5%)
・周囲(職場・顧客)との良好な関係を築くこと(43.2%)
・社会人としてのルール・マナーを身につけること(43.0%)
などが上位に来ている反面、

・元気にいきいきと働き続けること(26.9%)

は、前年度比、過去5年、10年と下がり続けています。
出典:リクルートマネジメントソリューションズ「新入社員意識調査2023」
能力を重視し、フレキシブルなキャリアを描く彼ららしい結果だと感じるのは私だけではないはずです。

【根底にあるのは「傷つきたくない」という気持ち】

そこであらためて彼らを理解するうえで重要な、環境や教育について見ていくと、生まれたときから大量な情報が多様なサービスで周りに存在し、常にその中からそのとき時に最適な情報を選び取り処理していくという状況で生まれ育っています。

激しく変化するVUCAの時代の中で自分の人生そのものをいかに正解に近い形で効率よく生きていきたいと考えるのは当然のことなのでしょう。

したがって、よく聞かれる「失敗してもいいからチャレンジしてみろ!俺が責任を取るから。」という上司の言葉も、彼らにしてみると「失敗することに何の意味があるのですか?正解を知っているなら、教えてください。責任は取ってくれても失敗して傷つくのは自分なんです」という会話になってしまいます。

では、どうしたら彼らが成長し、企業に貢献できる存在となって彼らの有用感を満たすことができるのでしょうか。

最近「配属ガチャに外れた」・「配属で詰んだ」など聞くことがあります。
入社前に配属がわかっているなら仕事に対するマインドセットも整うのでしょうが、まだまだ入社前に配属が決まっている会社の方が少ないのが現状です。

配属前の研修においてどこの部署に配属されても意気揚々と働けるような新入社員側のマインドセットができればいいのですが、なかなかそういった機会は少ないはずです。

【繊細さを受けとめ「貢献したい」という気持ちを共有する】
もし、希望と違う配属だったと新入社員が意気消沈して自分の部署に配属されたら、その新入社員をどのように教育していくかは大きな課題でしょう。

そんな時OJTリーダーはどのように新人に接するべきでしょうか。

2020年から本格的に始まった探求学習ですがZ世代も総合的な学習の時間として、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標とした学習をしています。

そんなZ世代の彼らは目的や貢献を大切にする価値観をもっています。自分の部署がどのような目的をもって会社や社会に貢献できるかをしっかり伝えることがOJTリーダーの役目でもあります。

では、その役目を果たすためにどのように伝えていくことができるでしょうか。

まずOJTリーダーは社会における自分の仕事の重要性ややりがいを自ら棚卸してみることから始めてみるとよいでしょう。そして、棚卸した経験を新入社員と一緒に振り返ってもらい、彼らからその仕事の意味や価値を言葉にしてもらってみてはいかがでしょうか。
すると、OJTリーダー自身も気づかなかった部署やその仕事の意味や価値を認識できるかもしれません。

その上で、どこをどのように目指すのかを一緒に設定することで、新入社員も職場にとって欠かせないメンバーの一員として有用感を感じてもらえるー居場所があるーと感じられるのではないでしょうか。

なお弊社では配属が早い企業のOJT担当者を対象に「OJTリーダー育成セミナー」を行い、新入社員受け入れのための事前準備や育成計画、関係性を築くためのコツなどを学んでいただきました。

このセミナーは本編とフォローアップワークショップの2本立てとなっていますので、5月になりましたら、実際参加者様が学ばれたことを実践してみてどのようなことが成果になり、どのようなところが困ったのかを伺うことができます。

ワークショップ開催後のコラムもお楽しみに。

また弊社では、7月以降の配属、中途採用社員の受け入れなどをご計画中の組織に向けて、OJTリーダー育成セミナー ~育成に必要な準備力、関係性構築力、指導力をつける~を6月にも開催予定です。

ご関心ある方は、セミナーご案内も参照ください。

  • モチベーション・組織活性化
  • 人材採用
  • キャリア開発
  • コミュニケーション
  • ビジネスマナー・基礎

人事・研修企画~運営の経験を生かし、成果を上げていただけるよう、サポートいたします。

人事・研修企画~運営における、お悩みや課題をお聞きしながら、社員一人ひとりの成長が組織の成長につながるよう、研修企画~フォロー施策まで伴走させていただきます。

後藤 真紀子 (ゴトウ マキコ) 研修コーディネーター/キャリアコンサルタント(国家資格)

後藤 真紀子 
対応エリア 全国
所在地 横浜市中区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

このプロフェッショナルの関連情報

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

部下の弱音を吹き飛ばすリーダーの一言~組織のD&I実現の土台

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「一人ひとりが充実した仕事人生を送れる組織となる」 について一緒に考えていきたいと思います。   ┏━━━...

2024/04/26 ID:CA-0005316 ダイバーシティ&インクルージョン