25卒就活生の“今”を知る、インターンを選ぶ基準とは。

6月より25卒学生のインターンシップ受付が始まり、夏の長期休暇を前に学生の動きも本格化して参りました。各社、インターンシップの母集団形成にも徐々に結果が見え始めている時期かと思います。

母集団形成が好調な企業や苦戦を強いられている企業、またはこれから25卒インターンの受付を開始する企業にとっても、学生の価値観や採用市場の変化によって年々インターンシップの募集・設計・運営は難易度が高まってきているように思います。特に、「オープン・カンパニー」と呼ばれる1日限定で実施されるインターンシップについては集客は勿論、内容や実施方法について多くの企業が頭を悩ませているのではないでしょうか。

そこで今回は、25卒の学生が登壇した弊社セミナーの様子を一部抜粋してお届けします。フルバージョンは本画面にリンクされているアーカイブ視聴予約画面からご確認ください。

〇 学生はなんのためにインターンシップに参加するのか

〇 どのような基準で参加企業を選ぶのか

〇 夏季時期の学生の思考はどのようなものか

今時期の生の学生の声が各社採用戦略の情報の1つとして活用いただければ幸いです。どうぞ最後までご覧ください。

Ｑ：今の就活状況をざっくり教えてください

【登壇学生１ 東京大学 経済学部 経営学科 女（以下東京大学）】

私は、9月ごろから留学を考えているので、それまでに参加できるインターンを探していこうと思っています。

【登壇学生２ 日本大学 理工学部精密機械工学科 男（以下日本大学）】

僕は、現在エントリーシート（以下ES）を作成している状況です。既に1社、ESを提出をしました。夏季インターンシップでは10社程度の企業にエントリーをして、ES提出を考えています。

【登壇学生３ 早稲田大学 社会学部 社会科学科 女（以下早稲田大学）】

私は、ESを20社ほどの企業に提出をしている状態です。3月頃から募集をしている企業もあったので、選考の合否が出終わってしまっている企業もあります。現在選考を進めている企業数で言いますと、10社ほどの企業の選考に進んでいる状態です。

Ｑ：志望業界や志望企業は現在ありますか？

（東京大学）外資系で働きたいと考えています。そのため、外資の銀行やコンサルを中心に見ています。

（日本大学）機械・玩具メーカーの設計職を志望しています。 

（早稲田大学）私はやりたいことが決まっていないので特定の業界や企業を絞ってはいません。選考が早いコンサルや広告といった業界からエントリーし始め、自身の聞いたことのある…所謂、大手有名企業に応募している状態です。

Ｑ：インターンはどういう認識ですか？何を目的に参加するのですか？

（東京大学）「業界を知る」という認識です。あとは、入社後のミスマッチを減らすためかなと認識しています。

（日本大学）「仕事内容の理解」という認識です。

（早稲田大学）「業界を知る」という認識です。また選考（グループワークや先輩社員からのフィードバック）を通じて自分自身を知るきっかけになるので参加をしています。

Q：どんなインターンに参加したいですか？どんな探し方をしていますか？

（東京大学）対面、オンライン関係なく、自分の興味がある企業のインターンに参加をしたいです。探し方は主に大学の先輩から聞いたり…それと、一括エントリーできる機能のあるインターンシップサイトを利用したりしています。

（日本大学）僕は対面で参加をしたいです。社員の顔を知ることができたり、企業の空気感を肌で感じたりすることができるからです。また、技術や知識を学べたり、職種や仕事内容が具体的にイメージしやすかったりするようなインターンを希望します。探し方は皆が使うような大手インターンシップナビサイトから検索・応募をしています。

──ナビサイトで企業を調べる際どのような手順を踏んでいますか？

（日本大学）自分が望む企業の条件（業種やインターンのコース等）を検索窓に当てはめて入れていって、時間がある際に調べています。また気になった企業は社名を知らなくてもエントリーをして、後々届く個別メールから開催日時やインターン内容を考慮してインターン参加の可否を決めています。

──インターン開始の通知がある企業の中で参加をしようと思わなかった企業はどんな企業ですか？

（日本大学）求めているインターン内容（職種）とは異なっている場合や開催場所が遠い場合は、インターンの参加を辞退することがありますね。

（早稲田大学）オンライン、対面どちらにも魅力があると感じています。選考がある企業は、実際に選考を受けたことで興味関心が高まり対面で受けたいと感じます。一方で、選考なしの場合は気軽に参加することができるので両方に魅力を感じています。

──企業の探し方を教えてください

（早稲田大学）探し方は、ナビサイトの最初に出てくるおすすめの企業であったり、閲覧履歴からおすすめされた企業であったり、様々な企業（大手寄り）のインターンに参加をしています。あとはInstagramの企業紹介をしているアカウントから、企業を調べることもあります。

最後に

最後まで本コラムをご覧いただきありがとうございました。弊社では代表の羽田が学生と近い距離で就職活動支援をしながら、そこで吸い上げたインサイトを踏まえて企業の新卒採用支援を行っています。ご興味をお持ちいただけましたら、是非セミナーへのご参加、お問い合わせをお願いいたします。