目的と見込んだ理由を伝える~真・インターアクション5仕事指導
相互の話し合いで「最適な結論を導き出す」ための手法、真・インターアクションにはいくつかの話し合いのテーマごとの型があります。今回は、「新しい仕事を教える話し合い~仕事指導」の内容についてポイントをお伝えしていきましょう。
「仕事を教える」というと「うまく説明する」ことに意識が向いてしまう人が多いのではないでしょうか。
仕事の手段や手順を説明することももちろん必要ですが、
まず「なぜこの仕事を覚えてほしいのか、目的や意義をきちんと説明する」ことが重要です。
また、相手がどの位その内容について経験や知識があるのか、確認しないで取り掛かると
「できない」「わからない」が解決しない教え方になってしまう恐れがあります。
説明し始める前に、その仕事について「知っていることがるかどうか」「経験はあるかどうか」を聞くことも大切です。
つまり、<仕事指導のステップとポイント>は以下のようになります。
1.仕事の概要を説明する
・話し合いに集中できる体勢を作り、教えようとする仕事と目的や意義を伝えます。できると見込んだ理由を伝えてやってもらうことに了解を得ると相手の気持ちとしてもスムーズに取り掛かりやすくなります。
2.その仕事に対する知識や経験をきく
・説明したことへの感想もきき、その仕事の経験や知識も確認します。質問も受け付けると相手も受け身ではなく、自分で成長する参加意識が高まります。
3.仕事を説明してやってみる
・最初に全体像と順番を説明し、やって見せつつ説明、手本を見せます。質問を受けて必要な説明や手本を見せるようにします。
4.やらせてみて、振り返る
・やらせてよくできた部分を見つけてほめます。間違いは指摘してすぐに直します。自信がつくまで繰り返します。
5.話し合いをまとめ、仕事につかせる
・不明点を確認し、あれば説明します。努力をほめ、いつでも相談に応じることを伝えます。最後に受けてくれたことに感謝し、期待と信頼を示します。
いかがでしょうか。真・インターアクションでは、使う言葉の例も参考に、ロールプレイングを実践して自分でできるように体験をしていきます。
このように、人は感情や考えがある生き物ですから、相手が受け入れやすくなる方法、相手が自分で考え、成長できるような方法を使っていくことが成果を生み出していくのです。
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複数の業界の経験、多くの企業での講師や1on1の経験をへて、どんな人もマインド・セットをし、「変化できる可能性がある」と考えています。自分に自信がない人たちに学んで気づきを得ていただき、イキイキと働けるようになることを願っています。
渡部幸(ワタベミユキ) ガイアモーレ株式会社提携講師 合同会社アクトクリア 代表取締役
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