言うべきことは伝えるコツ～真・インターアクション３
前回のコラムで「部下の問題行動を是正する話し合い」の真・インターアクションを活用したステップをお伝えしましたが、
・「部下に注意をする」ときに上手く伝えられず、言い方がキツくなってしまう
・逆に部下にきちんと言うべきことを伝えられず、注意するのが苦手
と悩んでいる管理職の人をよく見かけます。
前者はパワハラと言われてしまいかねませんし、
それを避けるためになんて伝えたらいいのか言葉が出てこない、などということになりかねません。
後者は、
・いつもよく頑張ってくれてますよね。●●の件はすごくよかったです！
などとほめることはできるけれども、肝心の注意すべき点が伝わらないことがあります。
どちらも考えてしまってなかなか仕事の改善につながらないですよね。
そんなときに役立つ型が「行動是正＝問題行動を是正する話し合い」です。
ポイントは、
１．で「先週の営業報告について提出ありがとう」などと話し合える雰囲気を作りつつ
・以前にも注意した問題行動（例えば遅刻など）がきょうも起こっている、それは周囲にも悪影響を及ぼすし、本人の信用も失ってしまうことになるので、そのことについて〇分位話し合いたいと最初にはっきりと話し合う問題や理由を伝えることです。
このとき、自尊心を傷つけるような感情的な言い方はもちろんしませんし、
オブラートに包んだような回りくどい伝え方も適していません。
・目にした事実を正確に伝えること
・その行動の悪影響について説明し、してはいけない理由をきちんと伝えること
が納得度を高めます。
また、２の部分で、
・事情や言い分を充分聞くこと
・わからないことがあったら「もう少し具体的に教えてもらえますか？」「そのことと●●さんの遅刻とはどんな関係が あるんですか？」などと質問して掘り下げることが重要です。ここでは、反論はせず、相手に話をしてもらうと相手も気持ちをわかってくれている、と話しやすくなるでしょう。
この１と２をぜひ意識して話し合ってみてください。
その後３の「解決のアイデアを出し合い発展させる」がやりやすくなるはずです。
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複数の業界の経験、多くの企業での講師や１on１の経験をへて、どんな人もマインド・セットをし、「変化できる可能性がある」と考えています。自分に自信がない人たちに学んで気づきを得ていただき、イキイキと働けるようになることを願っています。
渡部幸（ワタベミユキ） ガイアモーレ株式会社提携講師 合同会社アクトクリア 代表取締役
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 所在地 | 千代田区富士見 |
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