ハラスメントを起こさない真・インターアクションとは
「1on1を行っていても、部下は果たして本当のことを言ってくれているのだろうか」
「何か言うとハラスメントととられるのではないかと気にしすぎてしまい、
突っ込んだ会話はさけたほうがいいと思ってしまう」
最近マネジメント職の人たちからよく聞かれる悩みです。
また、専門的にスキルを身に着けた人でないとコーチングは難しいのではないか、
コーチングは目標が明確でやる気がある人には向いているスキルだが
問題が多くモチベーションがあまりない人に対して行うのは機能しにくいのではないか、
といった声も見受けられます。
そんな企業の現場マネージャーにとても役立つスキルが「真・インターアクション」。
今回から真インターアクションとはどのような内容で、どんな活用ができるのかをご紹介していきます。
【真・インターアクションとは話し合いの型】
一言で言ってしまえば、真・インターアクションは、話し合いによって物事を進めていくための技法で、
「成功する話し合いの型」ということができます。
もともとはアメリカで1960年代に生まれた従業員の定着化という課題解決のための
コミュニケーションの方法インターアクションプログラムが母体でしたが、
●プログラムの目的を「部下を自分の思う方向に向かわせる」から「2人で話し合って最適な結論を作り出す」に変更
●信頼関係を構築する基本行動を明確に5つに設定
●話し合いの流れ(ステップ)を5つに統一
●状況設定を整理し、より使いそうなものだけに
といった概念から方法論まで変化させ、インターアクションの真髄として進化研究し続けています。
では、どんな「型」が話し合いを効果的にするのでしょうか。
真・インターアクションが効果的、効率的に型を作成しているテーマは
次の7つ(+クレーム応対)
・行動是正:問題行動を繰り返す部下の行動を是正する話し合い
・高績持続:実績を上げるよい行動をとっている部下をほめる話し合い
・課題設定:目標や狙いなどを実現するためにすることを決める話し合い
・疎外感解消:元気がなく見える部下や人に声をかける話し合い
・仕事指導:初めての仕事などを教える話し合い
・上司との話し合い:意思決定を上梓にお願いする話し合い
・人事考課の話し合い:考課結果のフィードバック、目標設定などの話し合い
どうでしょうか。とても必要な、活用できそうな内容ですよね。
次のコラムから、その根底にある必須の基本行動やこれらのテーマで活用できる効果的な流れ、伝え方を
解説していきたいと思います。
- 安全衛生・メンタルヘルス
- キャリア開発
- リーダーシップ
- マネジメント
- コーチング・ファシリテーション
売上V字回復!離職率激減の職場づくり マインドセットで社員の生産性をアップ
複数の業界の経験、多くの企業での講師や1on1の経験をへて、どんな人もマインド・セットをし、「変化できる可能性がある」と考えています。自分に自信がない人たちに学んで気づきを得ていただき、イキイキと働けるようになることを願っています。
渡部幸(ワタベミユキ) ガイアモーレ株式会社提携講師 合同会社アクトクリア 代表取締役
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所在地 | 千代田区富士見 |