無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

4コマ漫画で「1on1」あるある/ありがたいけどしんどいです

1on1がうまくいかない理由とは?1on1が空回りする背景には、関係性の構造的なズレがあります。信頼と対話を育むために、今こそ“誰のための1on1か”を問い直してみませんか?

業務の確認、日常的なフォロー、関係構築、キャリア支援など、1on1ミーティングは、多様な目的で職場に根づき始めています。しかし、その質や意味に悩む声も少なくありません。現場の声を拾ってみると、「形式的で意味を感じない」「気をつかって疲れる」といった率直な戸惑いがある一方、「うまく機能している実感がない」「真剣に向き合っているのに、対話が深まらない」といった、丁寧に取り組んでいるからこそ生まれるジレンマも見えてきます。

 

 

┏━━━━━━━━┓
    ---------目次 ---------
┗━━━━━━━━┛

  1. やっているのに届かない…その背景
  2. 1on1でよくある5つの“空回り”
  3. 誰のための1on1なのか?
  4. 4コマ漫画はたらくわたし「ありがたいけど、しんどいです」

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

1. やっているのに届かない…その背景

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

形だけの1on1にならぬよう、しっかり時間を確保し、毎回丁寧に問いかけ、課題の整理も行っている。それなのに、部下の反応は薄く、対話が広がらない…。そんな場面に、心当たりはないでしょうか。

その背景には、「やっているのに伝わらない」「関わっているのに届かない」といった、“空回り”の構造が潜んでいます。1on1をきちんと続けている、問いも工夫している、それでもなぜか噛み合わない…。そんなときは、やり方や努力の量ではなく、「対話の土台」に目を向けてみる必要があるのかもしれません。

上司と部下、それぞれの立ち位置や空気の流れ、関係性の構造にズレがあると、どれだけ言葉を交わしても、信頼や自律といった本質には届きにくくなります。いま目の前で交わしている1on1は、「本当に“つながる対話”になっているか?」 その問いを持つことから、関係性の見直しが始まっていきます。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2. 1on1でよくある5つの“空回り”

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

1on1が意図とは裏腹に、「うまくいかない状態」 に陥ってしまう、よくある5つの構造をご紹介します。

■「問い」が評価に聞こえてしまう

丁寧に問いかけているつもりでも、部下の側には「こう答えなければ」「前向きなことを言わなきゃ」と受け取られてしまうことがあります。問いが「内省を促すため」ではなく、「上司の期待に応えるため」と感じられると、部下は“正解探し”に意識を奪われ、本音が遠ざかってしまいます

■「主語」がずっと上司のまま

問いを投げ、フィードバックし、アドバイスをする。そんな上司主導の1on1が続くと、部下は受け手の立場にとどまり、自分の内側を探る時間を持ちにくくなります。本来、1on1は部下が主語になるべき時間。主役の交代が起きない対話は、一見成立しているように見えても、信頼や自律にはつながりにくいのです。

■1on1自体の「成果」を求めてしまう

「せっかくの時間だから意味のある話を」「気づきを持ち帰ってほしい」と願うあまり、上司の側が、1on1の成果を出そうとする姿勢に力が入りすぎることがあります。その空気は、部下にとって「何か言わなきゃ」「ちゃんと話さなきゃ」というプレッシャーとなり、かえって表面的な対話に陥ってしまいます。

■「実施すること」が目的化している

「ちゃんと週1回やっている」「予定通り回せている」 そのように、“実施すること自体”が目的となると、対話の中身や関係性の変化への意識が薄れ、「決まっているから続けているだけの場」へと形骸化してしまうリスクがあります。

■「ゆるさ」が目的をぼかしてしまう

一方で、「プレッシャーを与えないように」「自由に話せる場にしよう」と、和やかさを重視しすぎた結果、毎回雑談だけで終わってしまうこともあります。こうした時間が積み重なると、部下の側には「この時間で何を話せばいいのか分からない」「何のためにやっているのか見えない」といった戸惑いが生まれやすくなります。もちろん雑談も大切ですが、「この場で何を話すのか」という意識が持てていないと、対話の深まりにはつながりにくくなってしまいます。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

3. 誰のための1on1なのか?

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

1on1という場を、「部下のための時間」として設けているつもりでも、いつのまにか「上司が管理するための時間」にすり替わっているケースも見受けられます。部下の話題を取り上げ、成長や不安にも触れている…。にもかかわらず、なぜか部下が変化しない、自律につながらない。そうした場面では、話している内容ではなく、「その時間が誰のために、誰によって運ばれているか」という構造にズレがあるかもしれません。

本来、1on1は「部下が主語」の場です。上司の問いに答える時間ではなく、部下が自分の状況や考えを言葉にしながら、気づきや方向性を見出していくプロセスであるはずです。たとえば、話題は部下に関する内容だったとしても、

 

  • 会話の流れを上司が握っている
  • 上司が「引き出すこと」に注力している
  • 上司が「把握し判断するため」に聞いている

 

そんな構造になっていると、対話は「上司によって進められる場」にすり替わっていきます。つまり、話題の主は部下であっても、「場の主導権」や「目的の重心」が上司側にあるという状態です。部下の内面に触れるような会話が交わされていても、それを部下自身が受け止め、意味づけ、持ち帰る場になっていなければ、1on1の本来の目的(例えば、自律支援や信頼関係の構築)は果たされたとは言えません。一方で、上司が「話を引き出す側」にとどまり続けると、1on1は「話を聞いてあげる時間」「把握してあげる時間」になりやすくなります。しかし、これでは、部下の自発性や内省を育てるという本来の狙いからは、少しずつ遠ざかっていきます。

大切なのは、問いの数や会話のボリュームではありません。「この1on1は、誰のために行われていて、誰の視点で進められているのか?」その軸がぶれていないかを見直すことが、より本質的な改善につながります。まずは、そうした視点を持てているかどうかが、1on1の質を左右する大きな要素のひとつです。上司の問いかけや関わり方も、この軸が定まっているかどうかで、相手への伝わり方が大きく変わってきます。“誰のための1on1か?”という問いを持ち続けること。それが、形だけに終わらない対話を育む土台となり、空回りや一方通行に陥らない関係づくりにつながるのではないでしょうか。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

4. 4コマ漫画はたらくわたし「ありがたいけど、しんどいです」

※ダウンロード資料(PDF版)では漫画の小さな文字もクリアにご覧いただけます。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

~4コマ漫画筆者コメント~

丁寧なフィードバックとアドバイスを重ねる1on1…
自分のための時間を割いて頂きありがとうございます…
でも、正直しんどいです。もやもやは無くなりません。

上司の中にある答えに導かれ、上司が欲しそうな言葉を返してしまう…
そんな、思ってもいない前向きな発言をしている自分が、さらにしんどいです。

そうとは知らず、手応えを感じている上司…

そんな、独りよがりな自己満1on1は
まるで、上司のためのマネジメントレッスンであり
本人にとっては、正解を探し続ける、対話とは言い難い時間。

整理してあげよう 引き出してやろう
気づきを与えよう 前進させよう

これは、部下をテーマにした上司のための1on1であり
題材が部下なだけで、念頭に置いているはずの

内省、傾聴、寄り添いは置き去り状態だ。

誰のための1on1?

もう一度、客観視してほしい

必要なのは、上司の「聞きたいこと」ではなく、
本人が本当に話したいことを話せる場ではないか?

byサンボンガワ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いかがでしたか?

当社では、組織の目指す方向性と社員一人ひとりの目指す方向性を重ねる方法として「クロスキャリア・マネジメント」を提唱しています。

また、価値観やビジョンを言語化し、納得感のあるキャリア形成を支援するプログラムとして、キャリア開発プログラム「じぶん戦略」をご提供しています。

掲載している4コマ漫画と社内周知用テキストは、ダウンロードしてすぐにご活用いただけます。 資料では、漫画内の細かな文字もクリアに読めますので、ぜひお気軽にご活用ください。

 

※当プロフェッショナルコラムは4コマ漫画「はたらくわたし」の作者でもある中川が、株式会社エイチ・ティーが運営する『SIMBA UNIVERSITY』で連載している記事を転載したものです。

―――――――――――――――――――――
企画・編集:『SIMBAUNIVERSITY』編集部
―――――――――――――――――――――
『SIMBA UNIVERSITY』は、キャリアを進むすべての人のためのWebメディアです。キャリア支援に役立つ実践ガイド記事や導入事例、価値観診断ツールなど、現場に寄り添うコンテンツを通じて、キャリアの迷いや選択に向き合うヒントをお届けしています。

このコラムを書いたプロフェッショナル

中川 絵美

中川 絵美(ナカガワ エミ)
株式会社エイチ・ティー(HxT) コンサルタント

これまで人材紹介、研修企画、人事評価コンサル等、HRサービスに従事。現在は、キャリア自律プログラム「じぶん戦略」の研修提案・運営サポートを担当。その他、"仕事あるある"にまつわる4コマ漫画や"人事課題"に関するトーク動画を制作し発信している

これまで人材紹介、研修企画、人事評価コンサル等、HRサービスに従事。現在は、キャリア自律プログラム「じぶん戦略」の研修提案・運営サポートを担当。その他、"仕事あるある"にまつわる4コマ漫画や"人事課題"に関するトーク動画を制作し発信している

得意分野 モチベーション・組織活性化、人材採用、人事考課・目標管理、キャリア開発、コーチング・ファシリテーション
対応エリア 全国
所在地 京都市下京区

このプロフェッショナルの関連情報

  • 参考になった0
  • 共感できる0
  • 実践したい0
  • 考えさせられる0
  • 理解しやすい0

無料会員登録

記事のオススメには『日本の人事部』への会員登録が必要です。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

新着 プロフェッショナルコラム

場の空気を科学的に変える技術│決めつけではなく問いかけを

坂田 和則(株式会社ナレッジリーン(旧 知識経営研究所) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー)

「空気が重たい会議」に効くのは、笑いと科学  ~雑談が生む化学反応~ 「じゃあ……始めましょうか」その一言を皮切りに...

2025/07/14 ID:CA-0006158 ファシリテーション