集団を『チーム』に変える組織マネジメントNo.4
【未来へのワクワク感を伝える】
ここで大切なことは、未来志向であることです。
人は過去の経験から未来を描こうとすると多くの制約条件が出てきます。
去年こうだったからとか先月の実績がどうだったからなど、過去から未来を想定します。これはこれで先を読むという意味では間違ってはいないのですが、この考え方ではイノベーションは起こりにくく、知らず知らずに体質が旧態依然になりやすくなります。
ですからなりたい姿をまず描き,そこから今からやることを1つひとつ決めていけばよいのです。
積み上げ式の目標では今までとペースは何も変わらないので、結局メンバーが動機づけされにくいものなのです。
最後に目的・目標設定をして「私たち」にとってより良いチーム像を描いたら、最後はメンバー1人ひとりに思いを伝えることです。このフェーズできちんと伝えきれないと、聞いている側のメンバーはたとえ素晴らしい話であっても「よし!頑張ろう」とは思いません。
ではどうすればよいのか?
ここで大切なことは話が上手か下手かではなく,そういうチームにしたいというリーダーの思いがあるかどうかです。
ですから私たちの目指すチームになったらと想像することでリーダー自らワクワクすることが大切なのです。
そういう思いにリーダー自らがならなければ、当然いくら伝えても伝わりません。
このワクワク感をモチベーションといいます。例えばお酒が好きな人が仕事中に同僚から
「○○君。早く仕事を終わらせて飲みに行こう!」
と声をかけられるだけで気持ちがウキウキしたりします。この感覚がモチベーションでありお酒を飲みに行くというのが目標なのです。
ですから目標=モチベーションであることが大切なのです。
まずはリーダー自身がこんなチームにしたいと強く願えるチーム像づくりから始めてみてください。
①人は皆、経験も価値観も違うことを理解する
②私たちのチームの目的・目標を描く
・ 制約条件は付けず未来志向で考える
・私にとってではなく、私たちにとってと考える
③私たちのチームはこういうチームにしたいというチーム像を描き, リーダーがそのチーム像に
ワクワクしている
④私たちが実現したいチーム像をメンバーに熱く伝え、メンバーにあるべき姿を理解させる
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- マネジメント
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20年間のビジネス経験から培ったセミナーは、机上の空論ではなく実体験に基づいており、講師自らの失敗体験が多く盛り込まれているので、聞き手に親近感を抱かせると好評。実践すれば簡単に出来ることばかりでワクワクすること間違いなし。
丸茂 喜泰(マルモヨシヒロ) 株式会社シンプルプラン 代表取締役
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