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新入社員の定着率が大きく変わる 入社時教育の仕掛け方

新入社員が配属になる職場の上司や先輩にお話を伺ってみると、新入社員が職場に配属することを楽しみにしている一方で、自分達とは価値観の異なる世代に対する戸惑いも少なからずあるようです。特に、ハラスメントの問題などもあるため、どう受けとめられるかわからないことに対しかなり神経を使っています。

それでは、新入社員の側はどうでしょうか。
今年入社予定の内定者、過去3年ぐらいの新入社員に接していて思うことは、とても素直で真面目なこと。
各種機関からデータでも示されていますが、「成長したい」「貢献したい」という気持ちの強い新入社員が大半です。

では入社時期に「成長したい」「貢献したい」とモチベーション高く入社した新入社員が、なぜ配属後すぐに転職情報サイトに登録するのでしょうか。

そこで以前、離職率が高い組織(入社から3カ月~半年で一定数が離職する)で入社時研修を担当した際に取り組み、定着率改善に効果があったことについて紹介します。
入社時教育で取り組めることなので、これから新人研修を企画されるご担当者様でも取り組みやすいものです。

離職率が高い組織の職場環境の傾向
その職場は、どちらかというと「仕事は上司や先輩の背中を見て覚えるもの」という昔ながらの指導風土でした。
実際に職場見学をさせてもらうと、業務の性質から会話そのものが乏しく、誰もが黙々と仕事をしています。
決められた時間内にスピーディーに一定以上の仕事をしているその姿は、部外者には「カッコいい!」と感じられるのですが、視点を変え「自分が20代の新入社員だったらどう感じるだろうか?」と想像してみると
・あんなに速く仕事をするなんて無理。自分なんて足手まといになりそうだ
・上司や先輩に話しかけにくい。わからないことがあっても聞けなさそう
・ミスしたらどうなってしまうんだろう。迷惑かけたら大変だ
という気持ちでした。

実際に、離職する社員からは
・厳しくて自分には務まりそうもない
・上司や先輩が怖い
・毎日ミスをしないかと不安でストレスがたまる
という声が多数あったということです。

では、上司や先輩の教え方を変えることができるのか。
教え方を変えることが可能であればその取り組みができることが一番理想です。しかし、私がいただいたお仕事は新入社員の側へのアプローチでありました。上司や先輩に教え方を変えていただくことはできません。

入社時研修に取り入れた「上司・先輩インタビュー」
そこで、新入社員教育のプログラムの中に「上司・先輩インタビュー」というコーナーを設けることにしました。
具体的には私は入社時研修で4日間の担当日数をお預かりしていたので、うち3日間、各日1時間程度、複数の上司や先輩に研修にお越しいただき、次のような話をしていただきました。
・入社のきっかけ
・新入社員時代に上司や先輩から指導されたこと
・新入社員の時に一番やりがいを感じたこと
・新入社員の時のミスや失敗
・これからこの会社をどんな風に成長させていきたいか
・そのために自分はどんなことに力をいれるのか
・新入社員の皆に「これだけはやったほうがいいこと」と、エール
お話をしていただいた後は、新入社員の側から感想や質問時間を設け交流の機会を持ちました。

「上司・先輩インタビュー」の効果
その後、研修アンケート結果などを拝見すると、研修プログラム全体の中で、上司や先輩のパートが最も高い評価となりました。加えて配属後に次のような効果がありました。

1つは、上司や先輩も新人時代があり、自分たちと同じように不安な中で頑張ってきたことが新入社員に伝わり、新入社員の側からの働きかけが増えたこと。
もう1つは、新入社員研修での新入社員の熱心な姿勢や彼らがどのような不安を感じているかが社内で口コミになり、どこの職場でも新入社員を歓迎し、コミュニケーションが活発になったこと。
でした。

この時の経験から、新入社員研修を企画されている人材育成のご担当者様には、「上司や先輩の新人時代の実体験」についての対話パートを設けることをお勧めしています。

社内で実施可能な「上司や先輩同士で新入社員時代の経験を棚卸し」
また合わせて、上司や先輩も「どう接し、どう教えていいかわからない」という悩みもあるので、まずは、新入社員時代のご自身の経験を棚卸してもらう(できれば、タイプの異なる上司や先輩が、悩み・困ったこと、嬉しかった・成長できたこと)などを振り返り、「どうやって乗り越えた?」という話ができると、職場での指導や育成のヒントも見つかることでしょう。


今回は、人材育成のご担当者様の側でアプローチしやすい「入社時教育」の中で取り組めることをご紹介いたしました。
コラムをお読みくださったご担当者様の研修企画のお役に立てば幸いです。

なお弊社では、新入(中途採用)社員の職場指導を担当するOJT担当者に向けた「OJTリーダーセミナー」も企画しております。ご紹介した「新入社員時代の経験を棚卸すワーク」だけでなく、指導に必要なコミュニケーションのスキルなども体系的に習得いただけます。

是非こちらのプログラムもご活用いただければ幸いです。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • リーダーシップ
  • マネジメント
  • チームビルディング

組織のミドル層(30代~40代)を、5年先のリーダーへ

ミドル層(30代~40代)を、組織の5年先のリーダーへ育成することを通じ、組織がお客様や地域社会から「なくてはならない存在」となるお手伝いを致します。
特に、経営層のご意向と現場の実情を鑑み、成果が上げられるよう企画~運営まで対応致します。

原田 由美子(ハラダ ユミコ) 代表取締役(人材育成コンサルタント、キャリアコンサルタント/国家資格)

原田 由美子
対応エリア 全国
所在地 横浜市中区

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