『血の通った制度運用が人事スタッフの醍醐味です』

タテマエ・権威が大っ嫌い!日本で一番(?)破天荒な人事コンサル・弊社代表 藤田が現場で本当に役立つ、人事の知恵を語ります。

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こんにちは、藤田です。

 

管理部門と言われる経理、財務、総務、人事(経営企画やシステムを入れる会社もあります)の各部門のなかでも、人事部門は特に「割にあわない」部門ではないでしょうか。

 

なにしろ「ヒト」が相手なので、「こうすればよい」というきちっとルールで決められている範囲が財務や経理に比べると狭い。

社内のヒト資源価値を活性化し続けることが仕事であり、その仕事には終わりがなく、また数字や利益には表しづらい。

また、経営者も直接口を出しやすい分野のため、経営者の意向に常に翻弄されやすい。

根回しをしても、正解のない分野だけに、はしごをはずされることもよくある。

 

かつ利益や売上には直結しない部門だけに、出世が社内で早いわけでもなく(一部の伝統的な大企業ではまだエリートコースのようですが)人事制度変更で不利益を被る社員からは、矢面に立つだけに、煙たがられる、恨まれる。

・・などなど、企業人事の経験が長い人事部長やマネージャーの集まりで話をすると、こうした愚痴(というより事実?)はみな共感するところのようです。

 

 

ただ、人事部門の存在価値とは、こうした現場の社員の喜怒哀楽、毀誉褒貶、政治闘争(?)で悪戦苦闘し、その結果手に入れられる「藤田が言うなら、従う」「あの時、藤田さんに出会えてよかった」という社員との深い信頼関係の構築だと思います。

 

社労士事務所のなかには、「労働基準法と照合して、正しいか」「社内規定と照合して、ただしいか」という観点からのみのアドバイスしかできないところも多いです。

 

しかし、最も大事なのは、「現場の人間を元気にするために、どう制度を運用するか」「どう制度に血を通わせるか」ということであり、それこそが人事の仕事の醍醐味なのではないでしょうか。

 

外部のコンサル、社労士事務所を選ぶ際にも、人事スタッフを評価する際にも、「血の通った運用ができるかどうか」を基準とすることが大事だと思います。

 

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山崎製パン㈱、セブンイレブン・ジャパン㈱、「TSUTAYA」FC本部㈱CCC人事部長、社長室長そして㈱ソフトバンクBBの業務企画部長と企業人を20年。独立し、㈱アウトソーシングSR、(社)人事部サポートSRを設立。

藤田 敏克(フジタ トシカツ) 社会保険労務士法人SRグループ 代表

藤田 敏克
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