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『日本の人事部』vol.281
2010/10/05 10:00
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■□■□■ 『日本の人事部』HRクラブ第4回開催決定!! ■□■□■
「キャリア開発支援に基本をおいた人材育成策」
2010年10月22日(金)18:30開始 講師:曲尾 実氏(森永製菓)
詳しくはこちら⇒ http://jinjibu.jp/hr-club/101022/
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~ まぐまぐ! 「人事カテゴリ」にて、読者数No.1~
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
─会社を伸ばす人事・労務ナビ─
『日本の人事部』 【vol.281】2010.10.05
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
→ http://jinjibu.jp/
こんにちは。『日本の人事部』編集部の阿部です。
昨今、経営を取り巻く状況は厳しさを増しています。企業の業績をアップ
させるには、生産性の向上や業務の効率化が不可欠。そのためには、組織
内の人事情報を「可視化」する必要があります。
先日、ある人事ご担当者から、「これからの人事部は、組織や人員構成を
客観的に俯瞰することができる“目”を持っていなければならない」とい
うお話をうかがいました。体系的に人事情報を把握し、「適材適所」の人
員配置を行うことで、自社の経営戦略を実現していく――。しかし、具体
的にどう進めていけばよいのかわからないという、人事ご担当者も多いで
しょう。
そんな皆さまに向けて、『日本の人事部』では、11月2日(火)に“戦略
的人事部門への進化には何が必要か~的確な人員配置とその有効活用~”
というテーマで、「HRカンファレンス」第5回を開催します。
これからの企業経営に必要とされる、戦略的な人事部門のあり方とはどの
ようなものなのか。皆さまのご参加を、お待ちしております!
──────────────────────────────────
◆『日本の人事部』主催 「HRカンファレンス」第5回 11/2開催
──────────────────────────────────
【開催概要】
テーマ : 戦略的人事部門への進化には何が必要か
~的確な人員配置とその有効活用~
日 時 : 2010年11月2日(火)14:00 ~ 17:30
会 場 : 中野サンプラザ
定 員 : 300名(事前予約制)
参加費 : 無料
▼ 詳細・お申し込みはこちら → http://jinjibu.jp/hrc05/
──────────────────────────────────
■ 本カンファレンスの「基調講演」に登壇される、
早稲田大学ビジネススクール教授、株式会社ローランド・ベルガー
日本法人会長 遠藤功氏 のインタビュー記事はこちら!
「企業をのばす現場力―人事部が変われば現場も変わる」
http://jinjibu.jp/GuestIntvw.php?act=dtl&id=256&mm=143
◆◆目次◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【1】 グローバル特集:
海外展開を推進する、企業に求められることとは?
----------------------------------------------------------------
【特集連動企画】企業のグローバル化を支援!
~注目の「セミナー」「研修・サービス・イベント」情報
────────────────────────────────
【2】 人事・労務の Key Word/
アサーション、社内通貨、ロールモデル
────────────────────────────────
【3】 続々更新! 最新人材業界ニュース
────────────────────────────────
【PR】 お役立ちセミナーのご案内
────────────────────────────────
【4】 ~連載コラム~
課題解決のヒントはここに!「本音で語る人事屋Q&A」<第122回>
────────────────────────────────
【5】 困った時の匿名相談掲示板:退職者への対応について
────────────────────────────────
【6】 今週の「専門家」はこの人!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】グローバル特集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
頭打ちの国内市場に対し、一方で拡大を続ける海外市場。日本企業の海外
進出が加速している。今や海外展開は、大企業だけの話ではなくなった。
それでは、海外展開を推進するために、企業が取り組むべきこととは何か。
本特集では、海外展開=グローバル化を推進する企業に求められることに
ついて考えてみた。
また、既に海外市場で成功している企業の人事担当者へのインタビュー
なども掲載する。
特集ページ→ *URL1*
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【グローバル特集連動企画】注目の「セミナー」情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『組織力を高め、自ら動くリーダーを育てるデール・カーネギー・コース
10月 東京開催(土曜日クラス)』
開催 :10/23 09:00(東京都)
開催者:D.C.トレーニング ジャパン株式会社
*URL2*
■『ダイジェスト版: 教育研修ご担当者向け無料体験セミナー
グローバル人材育成塾 基礎コース』
開催 :11/10 15:00(東京都)
開催者:株式会社グローバルマネジメント研究所
*URL3*
■『100の事例を収録した外国人社員採用・活用ハンドブック 導入講習会』
開催 :11/15 10:00(東京都)
開催者:株式会社ジェイエーエス
*URL4*
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【グローバル特集連動企画】注目の「研修・サービス・イベント」情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『グローバルリーダーを戦略的に育成する(LNV:リーダーナビゲーター)』
--------------------------------------------------------------------
本当に適切な人材を選んで育成できていますか?グローバルにビジネスを
リードするグローバルリーダーコンピテンシーとは?
提供:ウィルソン・ラーニングワールドワイド株式会社
*URL5*
■『International Meetings (英語会議)』
--------------------------------------------------------------------
英語会議スキル全般を、参加準備~発表まで丁寧にカバー。
会議のリードを取る立場、参加する立場両面から英語会議を直接体験。
MLSドラマメソッド(R)ならではの緊張感あふれる研修です。
提供:株式会社モデル・ランゲージ・スタジオ
*URL6*
■『世界を土壌に活躍する人材を育成するグローバル人材育成プログラム』
--------------------------------------------------------------------
企業戦略と連動した最適なグローバル人材育成ソリューションをご提案
します
提供:アメリカン マネジメント アソシエーション インターナショナル
*URL7*
■『ベトナム人材紹介』
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★優秀なあらゆるタイプのベトナム人[即戦力エンジニア~新卒留学生]の
紹介から定着までをお手伝いします!
提供:G.A.コンサルタンツ株式会社
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■『第10回アジア人材就職・転職説明会(企業出展無料)』
--------------------------------------------------------------------
全国の大学院、大学、専門学校、日本語学校から外国人留学生やアジア
地域での就職希望の日本人学生が集まります。
ブース出展は無料ですので、この機会を是非ご利用ください。
主催:社団法人東京都専修学校各種学校協会
*URL9*
■『企業・法人様向け海外研修(企業派遣留学)サポートサービスのご案内』
--------------------------------------------------------------------
海外研修、赴任前現地研修をトータルサポートいたします(企業派遣留学)
提供:株式会社毎日エデュケーション
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【2】Key Word 人事・労務の「今」を読み解く
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 人事・労務の担当者が知っておきたい、基礎&時事的な“Key Word”を
解説。今週は3つの新しいWordが掲載されています!!
たとえば【 アサーション 】とは…
┌──────────────────────┐
│ ストレス耐性を高めるコミュニケーション技術 │
│“わたし”を主語にしてさわやかな自己表現を │
└──────────────────────┘
「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するための
コミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明
する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです。
トレーニングを通じて、一方的に自分の意見を押し付けるのでも、我慢する
のでもなく、お互いを尊重しながら率直に自己表現ができるようになること
を目指します……(つづく)
(更に詳しい内容は)
https://member.jinjibu.jp/MemberDctnr/dtl/302/?mm=143
※こちらのコンテンツは会員専用です。
登録(無料)はこちら→ http://jinjibu.jp/GuestAdmissionInfo.php?mm=143
その他、【 社内通貨 】【 ロールモデル 】など、
最新の301語を解説した充実の「人事労務用語辞典」は、こちら
→ http://jinjibu.jp/GuestDctnr/?mm=143
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【3】続々更新! 最新人材業界ニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 採用、育成、人事制度、労務・福利厚生まで業界のあらゆるニュースを
網羅。最新動向を知りたい方は、ぜひチェックを!
■ レジェンダ・コーポレーション
就職難/厳選採用時代の採用支援システム『採用Dr.2012』を発表
■ 東京大学社会科学研究所、「請負社員・派遣社員の働き方と
キャリアに関するアンケート」調査結果を発表
■ シュビキ、企業向け人材開発サイト『PowerBISCUE』開始
■ ランスタッド、世界主要26ヵ国で労働者の意識調査を実施
▽ この他にも、人材業界の“Hot News”を毎日更新中!
閲覧は、こちらから→ http://jinjibu.jp/GuestNewsTop.php?mm=143
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【PR】お役立ちセミナーのご案内
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┃ ◆ 事例を交えた「人事施策」セミナー開催のお知らせ ◆ ┃
┃ 組織・人事のコンサルティングファーム ┃
┃ 株式会社トランストラクチャ ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
経営を取り巻く環境は、いまだ予断を許さない状況にあります。
現在、以下の課題が浮き彫りとなっています。
・急速な円高による設備投資抑制や工場の海外移転に伴う国内企業の
空洞化によりビジネスモデルの見直しと必要人員の明確化が
迫られている
・国内外の競争力向上のために、さらなるコスト削減や人件費の適正化
人材の質の向上が求められている
・業績の先行き見通し不透明な中、適切な人事施策のシナリオを
組み立てる必要がある
このような状況下、人事部門においては、かつてない本格的な
構造改革に着手する必要があります。
そのため、
1.人員数、人員構造、人件費、人事制度等、現在の組織・人事の
状態を定量的に把握し、
2.経営戦略やビジネスモデルの変革に対応する人事のシナリオを
策定することが必要です。
トランストラクチャでは、人事部門支援の一環として、
「人事定量分析」「希望退職と退職勧奨」の2つのテーマを取り上げ、
10月にセミナーを開催致します。
当社が今まで実施してきた数多くのコンサルティング実績の中から、
具体的な事例を挙げて解説致します。
企業経営者、経営企画・人事管理部門の責任者の皆様の
ご参加をお待ちしております。
▼ 詳細・お申込みはこちら ▼
◆人員削減◇──────────────────────────
「希望退職と退職勧奨の実務」
日時:2010年10月26日(火) 10:00~12:00
会場:スクワール麹町(四ッ谷駅徒歩2分)
詳細: *URL11*
◆人事定量分析◇────────────────────────
「経営の意思決定に不可欠な“人事の見える化”」
日時:2010年10月26日(火) 13:00~15:00
会場:スクワール麹町(四ッ谷駅徒歩2分)
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株式会社トランストラクチャ
〒102-0083 東京都千代田区麹町6-1-25 上智麹町ビル
http://www.transtructure.com/
Tel:03-5213-3931 Mail: info@transtructure.com
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【4】~連載コラム~
課題解決のヒントはここに!「本音で語る人事屋Q&A」<第122回>
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人事や人材に関するテーマは、さまざまな視点で捉えることができます。
見方や立場の違いが、さらなる“気づき”を発見することも──。
38年間の人事実務キャリアと「管理職」の経験を持つ“ベテラン人事屋
さん”と、編集部・阿部が、それぞれの視点で人事の課題を語ります。
◆【 労働対価外の「生活関連手当」支給の考え方とは 】
--------------------------------------------------------------------
阿部:
月次賃金には、基本給以外の大切な賃金要素として、「職務関連の手当
(資格、役職、業務など)」「法定による手当(時間外、休出、深夜な
ど)」「生活関連の手当(家族、住宅、地域、寒冷地手当など)=以下、
“生活手当”」「通勤手当」などがあります。
今回は、直接な労働対価ではない“生活手当”の支給について、人事管
理上の機能や、いまの時代に合ったあり方などを中心に、人事部として
どう考えるかをうかがいたいと思います。
人事屋:
“生活手当”という名称は同じでも、規模・業種、経営状態、地域性、
人件費や福利厚生に関する姿勢などによって、企業ごとに支給対象者の
範囲や金額は異なります。ここでは、首都圏や都市部近郊の企業の代表
的な「生活手当」を例に、実務レベルで考えていきましょう。
阿部:
“生活手当”は、社員の私生活をサポートするために、多くの企業で普
及しています。しかし、昨今の不況で、その内容や支給額を見直すとこ
ろも少なくありません。支給額がダウンすれば、社員の生活に大きな影
響を及ぼします。人事部は、社員の生活に配慮しながら、いまの時代に
合った“生活手当”の支給を考えていく必要があると思います。
人事屋:
バブル崩壊後、多くの企業では、賃金に対する考え方を「年齢、勤続、
職能」を基準にした従来型の基本給である“固定賃金”と「資格(身分)
、役職(職階・役割)、職種」に応じた“変動賃金”に二分化した賃金
構成にスライドさせ、“生活手当”については徐々に廃止しています。
理由のひとつに、これまで長年に亘り慣習的に支給してきた“生活手当”
に対して、支給対象ではない社員から、多くの不満が出ていた実情が挙
げられます。賃金構成の見直しの際、企業(人事部)が特に注視したと
ころだと思います。
例えば、「寒冷地手当」は、支給対象となる地域の区切り(北海道と東
北各県の違い)の決め方について説得力に欠けるケースが多いもの。一
方、関東以南の社員からは、夏場の必需品であるクーラーの使用につい
て、「寒冷地手当」と同等の手当の支給を望む声が大きかったこともあ
り、多くの企業で「寒冷地手当」の廃止や減額が行われてきました。
阿部:
企業では、“生活手当”を、どのように考えているのでしょうか。
人事屋:
“生活手当”のなかでも、時間外手当の算出に含めない「家族手当」の
支給は、独身の社員からしてみれば納得しにくい(したくない)もので
しょう。人事担当者でも、「必要派」と「不要派」が極端に分かれると
思います。
“家族との生活は、間接的に仕事にも影響してくるので、会社として支
援が必要”“報酬の基本概念から、労働対価ではない手当を、特定の社
員に支給するのは不公平”という、考え方の違いによって、各社での扱
いは異なるでしょう。
「地域手当」についてですが、衣食住に掛かる生活費は、国内でも居住
地域によってかなり差があります。人事部が、社員が生活している地域
の“物価指数”に公平感を求めているのなら、「地域手当」は、社員か
ら“生活手当”としての理解を得ることができると思います。
「住宅手当」は、「社宅や寮(賃貸借り上げも含む)の福利施設、制度
の有無」「転勤の有無」「企業(事業所)の業務地域」によって、手当
としての設定方法がかなり複雑になってきます。
阿部:
今後、“生活手当”の項目や支給額を考える上で、人事部が留意すべき
ことは何でしょうか。
人事屋:
“生活手当”を、改定・新設する際、労働対価外の手当という根本的な
意味合いから、「現在の社会環境やニーズ」を前提に考える必要があり
ます。また「全社員に“生活手当”としての公平性と、支給の目的が理
解されること」が大切です。
昨今の雇用形態の多様化や、成果・能力主義の人事概念を考えると、
「“生活手当”は昔からの慣習で、とくに問題もないため、従来通り支
給している…」という考えは、人事部として、賃金設定への認識や責任
感が欠けていると思います。
また、月次賃金の構成について、経営状況や人事評価によって柔軟に賃
金調整を実施する目的で「基本給部分を低額に設定し、手当の部分に比
重を置く」という考え方は、社員に将来的な不安を抱かせます。賃金制
度そのものが早期に崩壊する危険性もあるでしょう。
“生活手当”の支給は月次賃金だけでなく、社会保険料、退職金、賞与
額にも係わります。そのため、検討する際は“その場しのぎ”ではなく、
中・長期を見通した人事制度、経営・人材育成の計画に基づき、さらに
は、少子高齢化、労働人口の減少の時代に見合った賃金制度(構造)を
構築することが必要です。
人事部には、他社の模倣や賃金モデルを採用するのではなく、自社の特
徴を活かして、“社員が、将来の生活設計を立てられる、継続性のある
賃金制度の確立”を目指していく姿勢が望まれます。独自性があり、そ
の時代に相応しい、社員から喜ばれる新しい“生活手当”も立案して欲
しいですね。
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【5】困った時の匿名相談掲示板 (※詳細は会員専用コンテンツ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─┐
│Q│ 退職者への対応について
└─┴───────────────────────────────┘
経理部長の退職に伴い、引継ぎ書の提出を求めていましたが、現段階で提
出されていません。退職日を越えて未提出の場合、退職金の支給を一次差
し止めるという対処を考えています。差し止め事由がなくなれば、滞りな
く手続きを行います。また、退職日までに引継ぎ書が提出されなければ、
退職扱いのまま引継ぎ書の提出を求めることも併せて考えています。
上記の対応で、問題ないでしょうか?
(大阪府/医療・福祉関連)
<編集部よりコメント>
退職者からの引継ぎがしっかりと行われなければ、後任者の業務に支障が
出てしまいます。人事担当者は、退職者へのアナウンスを徹底する必要が
あるでしょう。では、引継ぎが滞った場合、今回のケースのような対応は
適切なのでしょうか。この質問に対して、5人の専門家から参考となるア
ドバイスが寄せられています。
専門家の回答はこちらから
http://jinjibu.jp/GuestBbsTop.php?act=dtl&pid=23142&th=A&mm=143
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【6】今週の「専門家」はこの人!
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│ も関わっています。 │
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→ http://jinjibu.jp/SubWin/GuestSpclDetail.php?id=1193&mm=143
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2010年10月22日(金)18:30開始 講師:曲尾 実氏(森永製菓)
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『日本の人事部』 【vol.281】2010.10.05
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これからの企業経営に必要とされる、戦略的な人事部門のあり方とはどの
ようなものなのか。皆さまのご参加を、お待ちしております!
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◆『日本の人事部』主催 「HRカンファレンス」第5回 11/2開催
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日 時 : 2010年11月2日(火)14:00 ~ 17:30
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【2】 人事・労務の Key Word/
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【4】 ~連載コラム~
課題解決のヒントはここに!「本音で語る人事屋Q&A」<第122回>
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【5】 困った時の匿名相談掲示板:退職者への対応について
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【6】 今週の「専門家」はこの人!
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【1】グローバル特集
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【2】Key Word 人事・労務の「今」を読み解く
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◆ 人事・労務の担当者が知っておきたい、基礎&時事的な“Key Word”を
解説。今週は3つの新しいWordが掲載されています!!
たとえば【 アサーション 】とは…
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│ ストレス耐性を高めるコミュニケーション技術 │
│“わたし”を主語にしてさわやかな自己表現を │
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「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するための
コミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明
する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです。
トレーニングを通じて、一方的に自分の意見を押し付けるのでも、我慢する
のでもなく、お互いを尊重しながら率直に自己表現ができるようになること
を目指します……(つづく)
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経営を取り巻く環境は、いまだ予断を許さない状況にあります。
現在、以下の課題が浮き彫りとなっています。
・急速な円高による設備投資抑制や工場の海外移転に伴う国内企業の
空洞化によりビジネスモデルの見直しと必要人員の明確化が
迫られている
・国内外の競争力向上のために、さらなるコスト削減や人件費の適正化
人材の質の向上が求められている
・業績の先行き見通し不透明な中、適切な人事施策のシナリオを
組み立てる必要がある
このような状況下、人事部門においては、かつてない本格的な
構造改革に着手する必要があります。
そのため、
1.人員数、人員構造、人件費、人事制度等、現在の組織・人事の
状態を定量的に把握し、
2.経営戦略やビジネスモデルの変革に対応する人事のシナリオを
策定することが必要です。
トランストラクチャでは、人事部門支援の一環として、
「人事定量分析」「希望退職と退職勧奨」の2つのテーマを取り上げ、
10月にセミナーを開催致します。
当社が今まで実施してきた数多くのコンサルティング実績の中から、
具体的な事例を挙げて解説致します。
企業経営者、経営企画・人事管理部門の責任者の皆様の
ご参加をお待ちしております。
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株式会社トランストラクチャ
〒102-0083 東京都千代田区麹町6-1-25 上智麹町ビル
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Tel:03-5213-3931 Mail: info@transtructure.com
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【4】~連載コラム~
課題解決のヒントはここに!「本音で語る人事屋Q&A」<第122回>
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人事や人材に関するテーマは、さまざまな視点で捉えることができます。
見方や立場の違いが、さらなる“気づき”を発見することも──。
38年間の人事実務キャリアと「管理職」の経験を持つ“ベテラン人事屋
さん”と、編集部・阿部が、それぞれの視点で人事の課題を語ります。
◆【 労働対価外の「生活関連手当」支給の考え方とは 】
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阿部:
月次賃金には、基本給以外の大切な賃金要素として、「職務関連の手当
(資格、役職、業務など)」「法定による手当(時間外、休出、深夜な
ど)」「生活関連の手当(家族、住宅、地域、寒冷地手当など)=以下、
“生活手当”」「通勤手当」などがあります。
今回は、直接な労働対価ではない“生活手当”の支給について、人事管
理上の機能や、いまの時代に合ったあり方などを中心に、人事部として
どう考えるかをうかがいたいと思います。
人事屋:
“生活手当”という名称は同じでも、規模・業種、経営状態、地域性、
人件費や福利厚生に関する姿勢などによって、企業ごとに支給対象者の
範囲や金額は異なります。ここでは、首都圏や都市部近郊の企業の代表
的な「生活手当」を例に、実務レベルで考えていきましょう。
阿部:
“生活手当”は、社員の私生活をサポートするために、多くの企業で普
及しています。しかし、昨今の不況で、その内容や支給額を見直すとこ
ろも少なくありません。支給額がダウンすれば、社員の生活に大きな影
響を及ぼします。人事部は、社員の生活に配慮しながら、いまの時代に
合った“生活手当”の支給を考えていく必要があると思います。
人事屋:
バブル崩壊後、多くの企業では、賃金に対する考え方を「年齢、勤続、
職能」を基準にした従来型の基本給である“固定賃金”と「資格(身分)
、役職(職階・役割)、職種」に応じた“変動賃金”に二分化した賃金
構成にスライドさせ、“生活手当”については徐々に廃止しています。
理由のひとつに、これまで長年に亘り慣習的に支給してきた“生活手当”
に対して、支給対象ではない社員から、多くの不満が出ていた実情が挙
げられます。賃金構成の見直しの際、企業(人事部)が特に注視したと
ころだと思います。
例えば、「寒冷地手当」は、支給対象となる地域の区切り(北海道と東
北各県の違い)の決め方について説得力に欠けるケースが多いもの。一
方、関東以南の社員からは、夏場の必需品であるクーラーの使用につい
て、「寒冷地手当」と同等の手当の支給を望む声が大きかったこともあ
り、多くの企業で「寒冷地手当」の廃止や減額が行われてきました。
阿部:
企業では、“生活手当”を、どのように考えているのでしょうか。
人事屋:
“生活手当”のなかでも、時間外手当の算出に含めない「家族手当」の
支給は、独身の社員からしてみれば納得しにくい(したくない)もので
しょう。人事担当者でも、「必要派」と「不要派」が極端に分かれると
思います。
“家族との生活は、間接的に仕事にも影響してくるので、会社として支
援が必要”“報酬の基本概念から、労働対価ではない手当を、特定の社
員に支給するのは不公平”という、考え方の違いによって、各社での扱
いは異なるでしょう。
「地域手当」についてですが、衣食住に掛かる生活費は、国内でも居住
地域によってかなり差があります。人事部が、社員が生活している地域
の“物価指数”に公平感を求めているのなら、「地域手当」は、社員か
ら“生活手当”としての理解を得ることができると思います。
「住宅手当」は、「社宅や寮(賃貸借り上げも含む)の福利施設、制度
の有無」「転勤の有無」「企業(事業所)の業務地域」によって、手当
としての設定方法がかなり複雑になってきます。
阿部:
今後、“生活手当”の項目や支給額を考える上で、人事部が留意すべき
ことは何でしょうか。
人事屋:
“生活手当”を、改定・新設する際、労働対価外の手当という根本的な
意味合いから、「現在の社会環境やニーズ」を前提に考える必要があり
ます。また「全社員に“生活手当”としての公平性と、支給の目的が理
解されること」が大切です。
昨今の雇用形態の多様化や、成果・能力主義の人事概念を考えると、
「“生活手当”は昔からの慣習で、とくに問題もないため、従来通り支
給している…」という考えは、人事部として、賃金設定への認識や責任
感が欠けていると思います。
また、月次賃金の構成について、経営状況や人事評価によって柔軟に賃
金調整を実施する目的で「基本給部分を低額に設定し、手当の部分に比
重を置く」という考え方は、社員に将来的な不安を抱かせます。賃金制
度そのものが早期に崩壊する危険性もあるでしょう。
“生活手当”の支給は月次賃金だけでなく、社会保険料、退職金、賞与
額にも係わります。そのため、検討する際は“その場しのぎ”ではなく、
中・長期を見通した人事制度、経営・人材育成の計画に基づき、さらに
は、少子高齢化、労働人口の減少の時代に見合った賃金制度(構造)を
構築することが必要です。
人事部には、他社の模倣や賃金モデルを採用するのではなく、自社の特
徴を活かして、“社員が、将来の生活設計を立てられる、継続性のある
賃金制度の確立”を目指していく姿勢が望まれます。独自性があり、そ
の時代に相応しい、社員から喜ばれる新しい“生活手当”も立案して欲
しいですね。
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【5】困った時の匿名相談掲示板 (※詳細は会員専用コンテンツ)
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┌─┐
│Q│ 退職者への対応について
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経理部長の退職に伴い、引継ぎ書の提出を求めていましたが、現段階で提
出されていません。退職日を越えて未提出の場合、退職金の支給を一次差
し止めるという対処を考えています。差し止め事由がなくなれば、滞りな
く手続きを行います。また、退職日までに引継ぎ書が提出されなければ、
退職扱いのまま引継ぎ書の提出を求めることも併せて考えています。
上記の対応で、問題ないでしょうか?
(大阪府/医療・福祉関連)
<編集部よりコメント>
退職者からの引継ぎがしっかりと行われなければ、後任者の業務に支障が
出てしまいます。人事担当者は、退職者へのアナウンスを徹底する必要が
あるでしょう。では、引継ぎが滞った場合、今回のケースのような対応は
適切なのでしょうか。この質問に対して、5人の専門家から参考となるア
ドバイスが寄せられています。
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