退職金制度の見直し 導入・運用のポイントを解説-職場のモヤモヤ解決図鑑【第90回】 従業員の満足度を高めるため、新しい退職金制度を提案した吉田さん。定年まで勤め上げ、老後資金の足しにできることだけが退職金制度のメリットではありません。退職金制度は、時代とともに変化しています。現代の働く人々のニーズにあった、退職金制度の見直しのポイン...
退職金制度って結局どんな制度? 種類や運用の課題を解説-職場のモヤモヤ解決図鑑【第89回】 会社の“退職金制度見直しプロジェクト(TMP)”のメンバーに選ばれた吉田さん。退職金制度について調べたところ、いくつかの種類があることがわかりました。退職金制度は、従業員の勤続年数を延ばして離職率を下げる効果が期待できるものですが、運用には計画的な制...
伝統的な退職金制度の、心理的捉え方に関する考察 優秀な人材がもし早期に会社を退職した場合、会社の生産性や創造性へのダメージが懸念される。退職金制度の設計者は、どんなマインドを持った社員に会社で活躍してもらいたいかを検討し、社員に好まれる制度はなにかというステップを踏んだ、制度の設計が求められる。
人的資本経営と退職給付:社員のエンゲージメントを向上させる「繰延報酬」 人的資本経営を実践する企業では、社員のエンゲージメントを高めるための様々な取り組みが進められている。それらの多くは「動機付け要因」からのアプローチであることから、本稿ではこれを補完する「衛生要因(不満足を引き起こす要因)からのアプローチとして、今後の...
雇用流動化に対応できる退職給付のあり方 2023年6月16日に閣議決定された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版」において、退職給付に関する税制や制度設計、運営方法の市場動向等に影響を与え得る事項が記載されている。また、その中の一つとして、「自己都合退職の場合の退職...
ジョブ型雇用と相性が良い退職給付制度とは 昨今、ジョブ型雇用への関心は著しく高まり、人事制度の変革が明確な潮流となっている。退職給付制度には、主に“報酬の後払い”と“長期勤続者への慰労”という2つの考え方があるが、前者として考えた場合、報酬制度と平仄を合わせることが求められる。どのような退職...
ESOP 「ESOP」とは、Employee Stock Ownership Plan(従業員による株式所有計画)の頭文字をとった略語で、日本語では「イソップ」あるいは「イーソップ」と発音します。企業が自社株を企業の拠出(全額負担)で買い付け、従業員に退職・年...
役職退職慰労金とは―株主が支払に反対するケースも 在任中の会社への貢献・功労をねぎらう意味で、取締役や監査役に支給される退職金のことです。「お手盛り」の危険があるため、金額、支払時期、方法などについては会社の定款に定めるか、株主総会の決議によらなければならない、とされています。
退職金前払い制度とは――意味とメリット、確定拠出年金と併用導入する企業も 退職金を月例賃金や賞与に上乗せして前払いする制度。従業員から見れば退職金を在職中に受け取る制度です。企業にとっては人材引き止め効果は減少するものの、将来の退職給付債務を圧縮できるメリットがあります。
ポイント制退職金制度 在職中の企業への貢献度に応じて、1年ごとにポイントを付与し、これを累積したものにポイント単価を掛け合わせて、退職金額を算出する制度のことです。賞与と同じように、退職金に報酬(成果の見返り)機能を持たせる点が特徴です。
退職年金制度 企業を退職した従業員(あるいはその遺族)に支払われる企業年金のこと。これまでの税制適格退職年金(以下、適格年金)や厚生年金基金が運用リスクに耐えられなくなり、確定拠出年金(日本版401k)や確定給付企業年金などの新しい制度に移行しつつあります。