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イベントレポート

「戦略的HRの武器を得る」~HPIの実践に向けたファースト・ステップ~
ASTDグローバルネットワーク・ジャパン HPI委員会 発表会レポート
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2013年3月4日(月)に、ASTDグローバルネットワーク・ジャパンのHPI委員会による、研究発表会が行われました。

「戦略的HRの武器を得る~HPIの実践に向けたファースト・ステップ~」と銘打った本発表会には、業績向上のために人材のパフォーマンス向上を担う企業人事の方、人材開発を支援しているコンサルタントの方を中心に、30名以上が参加者しました。
本レポートでは、その模様をダイジェストでお伝えします。


※HPI委員会とは
ASTDグローバルネットワーク・ジャパン内にある委員会の一つ。ボランティアで運営され、HPIの基本的な考え方などの研究・発表を、半年から1年を1回のサイクルとして行っている。
※「HPI」(Human Performance Improvement)とは
個人と組織のパフォーマンスの改善・向上を支援する人材・組織開発の方法論のこと。
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発表会は、「企業の人材開発の現場において、下記のような課題を解決してほしいという依頼がきていないか」という問いかけからはじまりました。

  • グローバル人材を育成してほしい
  • マネージャーのリーダーシップを高め、指示待ちの若手状態を解消してほしい
  • 研修の効果測定をしてほしい
  • 職場のコミュケーション活性化を図ってほしい

このような課題の根源を見つけていくためにHPIをどのように活用していくのか、委員長の中原孝子氏が基本的なフレームワークについて解説。その後、委員会メンバーによる、実際のHPI実践事例が発表されました。

HPIのフレームワーク
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続いて、「グローバル人材を育成してほしいという依頼が来た場合、HPI的に考えると、どのようなアプローチが考えられるか」いうテーマで、ワークショップが開催されました。参加者同士による活発な意見交換が行われ、大変盛り上がりました。

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参加者の意見、気付きを全体で共有した後、委員会からHPIの第一歩を踏み出すための考え方として、四つの提言がありました。

  1. 知識やスキルによって行動の向上が望まれ、それによってパフォーマンスが伸びる、と推測することなかれ!
  2. 特定の「解決策(たとえば「研修」など)ありき」からスタートして、ビジネスニーズの整合や理由を後付けすることなかれ!自分の手持ちの解決策や特定のプロダクトやサービスありきの解決策に陥ることは、根本原因の解決につながらないことが多いと肝に命じるべし。
  3. クライアント(経営者や事業部長など)のほうが組織を良くわかっていると思い込むことなかれ!
  4. ニーズの特定やニーズへの優先順位付など、クライアントがすでに出している結論だけが信頼すべき情報ソースではない。客観的な判断を欠いた結論を出している場合があることに注意。
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発表会は、アフリカのマラウィの村でHPIを使って取り組んだ生産性向上の様子を事例にしながら、HPIは決して難しいものではなく、始めてみることが大切という、中原孝子氏のメッセージで締めくくられました。

ASTDグローバルネットワーク・ジャパンは、活動の趣旨に賛同される方々による各種委員会活動を行っています。2013年度も引き続き、委員会メンバーを募集していますので、ご興味のある方、参加を希望される方は、ぜひ下記をご覧ください。
2013年度委員会メンバー募集開始!