意識改革ではなく仕組み改革を
意識改革から始めるべきか?
組織の成長のためには、社員の意識改革からはじめよう!
多くの経営者や人事部で聞かれる発言です。
確かに、意識が変われば行動が変わりますので、業績や仕事の成果が変わるでしょう。
しかしながら、他人の意識を変えることは簡単でしょうか?
また、行動を変えるために意識改革から取り組むべきなのでしょうか?
残業削減に取り組む現場でも、「生産性を意識して早く帰る」ようにと指示しても、なかなか良い成果は生まれません。
このように多くの人が所属する組織において、多くの人の意識を変えることから取り組み、成果を出すことは多大な労力と時間が伴います。
意識改革の前に仕組み改革を
多くの人を動かすためには、「仕組み」を改革うすることが先決です。
産業削減の例でいえば、生産性を意識するのではなく、生産性を高める「仕組み」が必要になります。ツールの見直しや業務フローの改善と言った仕組みの改革がなければ、意識だけでは改善できません。
アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスは仕組みについてこのように言っています。
「Good intention doesn’t work. Only mechanism works.」
(「善意」は働かない。「働く」の仕組みだ)』 ※アマゾンのすごいルール 佐藤将之 著
この言葉の解釈は
「善意」だけで、従業員は働き続けられない。「仕組み」の土台の上で従業員の善意が発揮される』という意味であるとのことです。多くの人が関わる組織において、人の善意や意識に頼っていては変革や成長は難しく、仕組みが必要なのです。
このように組織においてリーダーは仕組みを変えることに着手することが大切です。
もちろん、リーダーがメンバーの意識を変えようとすること自体を否定するつもりはありません。しかしながら、多くのメンバーの意識を変えようとして悩む前に、仕組みを作ることで解決できることの方が多いですし、効率的かつ効果的です。さらにリーダー個人の資質に依存しないので仕組み化する方が再現性、持続性も高いと言えます。
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【目的に向かって組織の力をタバネル】
組織マネジメント、OKR導入コンサルタント
著書「本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR」
ファッション・化粧品メーカー、コンサルティング企業などで勤務。取締役として最大 170 人の組織マネジメントに携わる。 自らのマネジメントと他組織のコンサルティグを経て、組織の力を束ねる目標管理「OKR」導入コンサルティングを行っています。
奥田和広(オクダカズヒロ) 株式会社タバネル 代表取締役
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