企業における健康管理の現状分析とは
企業における健康管理の現状分析とは
事業戦略を立てる際に重要となる現状分析ですが、企業におけるこれからの健康管理を考える上でも重要な示唆を与えてくれます。
例えば、
1.社員の平均年齢
2.健康診断の結果、病院での治療や生活習慣の改善が必要な社員(健康リスク者)の割合
3.上記の健康リスク者をフォローする健康管理担当者または医療専門職の割合
この3つの経年変化を見るだけでも、取るべきアクションが明らかになります。
典型的な企業のペルソナとしては、以下のようなイメージです。
● 社員の平均年齢:40歳前後
● 健康リスク者の割合:40~50%(毎年2~3ポイント程度増加)
● 健康リスク者に対する健康管理担当者または医療専門職の割合:年々低下
ここから分かることは、毎年同じような健康管理をおこなっていては、健康リスク者は増え続ける一方である、ということです。また、企業によっては、既に健康リスク者の割合が健康管理担当者や医療専門職ではカバーしきれない規模になりつつあります。
加齢とともに生活習慣病のリスクは上昇します。その一方で、生活習慣病は自覚症状が無いため社員自身は放置しがちです。
定年延長などの流れをうけて、これからさらに社員の平均年齢は上昇していく見込みです。
気がついたら社員のほとんどが健康を害していたという事態に陥らないよう、効率的、効果的な健康管理の仕組みを検討すべき時期にきていると言えるでしょう。
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出間 由里子(イズマ ユリコ) 健康経営エキスパートアドバイザー
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所在地 | 文京区 |
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