「本性」の見極め方とは?
【Q】
見た目の強さと本性の強さは違うと思うが、本性はどのように判断すればよいか。椎名先生が弊社希望者と全員面談していただければ、ストレス耐性やリスクを評価していただくことはできますでしょうか。
あるいは、社内で毎月、定期的にチェックするポイントはありますか。
【A】
「強い」ビジネスマンに育児をさせると良くわかりますが、1時間で疲れてきて、半日で意味が無いような気がしてきて、
1日の終わりには同じ遊びや会話の繰り返しに疲れてしまいます。
「見た目」と「本性」というよりは、誰しも強い部分と弱い部分があり、弱い部分に対しては、意外なほどストレスを感じてしまうということではないかと思います。
このご質問を拝見して、最も気になるのは、質問されている方が「強さ」を求める前提にあることです。
人は、「優しさ」によって動く人や「着想の面白さ」で動く人、「共感」で動く人など、さまざまな人がいます。
「強さ」というモノサシを使った瞬間にストレスを感じて、弱者になってしまう人は少なからずいると思います。
もし、私が面談をさせていただくとしたら、ストレス耐性があるかどうか?強いかどうか?リスクがあるかどうか?ではなく、
「細かい作業を投げた方が活きるタイプか?俯瞰したポジションが向いているか?」
「創造性を発揮させた方がよいか?ルーチンワークが向いているか?」
「大勢と仕事をさせた方がよいか?ひとりの方がよいか?」
「飲み会に誘った方がよいか?誘わない方がよいか?」
「厳しくノルマを課した方がよいか?優しく導いた方がよいか?」
「視覚に訴えた方がよいか?言葉か?感覚か?」
「右側から話しかけた方がよいか?左側から話しかけた方がよいか?」
「ゆっくり話をした方がよいか?早口の方がよいか?」
という観点で分析します。
そして、それに沿った対応や配置をすれば、その人の良さが生きて、結果として「強く」あることは可能です。
- 安全衛生・メンタルヘルス
不登校・うつ病・失業などで悩む人たちが心の問題を解決して、実際に学校に通ったり仕事に復帰するためのサポートをしています。
重度のうつを発症し10年近い療養生活を送る。自らの自殺未遂の後、闘病仲間の自殺を機に、独力で社会復帰。以来、自らの経験を元に、様々な心理学・心理療法を学び、3,000名を超える心理カウンセリングを行う。生きるための心理学の伝道師として活動。
椎名 雄一(シイナ ユウイチ) 取締役所長
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