【採用】 求める人材像 vol.2 ~策定のポイント~
『求める人材像』を策定するポイントを本日はご紹介します。
【ビジョンをベースに検討する】
企業理念やビジョンなどは言わば会社の『価値観・方針』です。
学生にとって自分自身の就活軸とマッチするかどうかは判断の一つとして大きな要素のため、
しっかりHPや社員とのかかわりを通して知ろうとする傾向があります。
しかし、理念やビジョンは比較的「抽象的」なことが多いかと思います。
そのため『具体的な志向性・人間性・言動』を洗い出すとよいでしょう。
その際上層部や人事部内だけではなく、現場社員や管理職の意見もヒアリングしてみると良いでしょう
【具体的に考えるコツ】
具体的に考える場合、実際どのような人かを、イメージするとよいでしょう。
「負けず嫌いで勝つまでトコトンやってしまう人」
「すみません、ではなく、ありがとうといえる人」
「目上の人にも物怖じせず発言できる人」
「得意なことを伸ばすより、苦手なことをなくすことに努力する人」
「好奇心旺盛で、知らないことがあると嫌な人」
など、空想の人物を想像して、その人がどのような発言や行動をとる人か考えてみましょう。
また「うちの○○さんみたいな人」と既存社員からイメージして
その人が日頃どのような行動をとるか、掘り下げるのも考え方のひとつです。
【MUST・WANTで考える】
理想を言い出したらキリがありません。
全ての要件をクリアする人材を採用しようと思うとハードルが高くなります。
そのため、MUST:必須条件/WANT:十分要件 を明確にして行きましょう。
特に新卒採用の場合は、学部や経験よりも、人間性を重視する傾向が高いでしょう。
入社後に研修や現場で学べば十分=WANTに振り分けることで、
条件が厳しくなりすぎず設定することができます。
逆に、考え方や大切にしていることのような価値観は、
入社後に変えることが難しい要素ではあるため、MUSTになりやすい要件と言えます。
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組織には様々な人材が集まっています。
そのため人材要件のWANTも、複数パターンがあって問題ありません。
ただし『全員共通して持っていてほしいもの=MUST』は明確にしなくては
ミスマッチに繋がり、将来的には定着せず早期離職になってしまいます。
採用活動を機に、様々な社員と意見交換をして、自社らしい人材像をイメージしましょう。
▼▼▼POINT▼▼▼
■理念など価値観は学生にとって大きな判断材料となる。
■実際どのような言動をする人か、イメージしましょう。
■MUST・WANTの線引きはしっかり行いましょう。
- モチベーション・組織活性化
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*もう一人の人事担当という立場で支援します*
採用・教育・定着・組織づくり…様々な“人”に関する仕事を支援する企業『sandbox』
*経歴*
【元人事担当】経営コンサルティング企業にて人事責任者の経験
【キャリアコンサルタント】キャリア支援の国家資格取得
<自身が人事担当時代『困った・知りたかったこと』をショートコラムとして発信中>
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