データ分析試験の非エンジニア向けお勧めの学習方法
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。今回もPythonの人材育成に関して私見を述べたいと思います。お陰様で当協会のPython3エンジニア認定データ分析試験(以下、データ分析試験)も開始して2年9か月で受験者数が1万人を超えました。受験いただいた皆様、推進していただいた皆様、ありがとうございました。この1万人のうち4割が非エンジニア(社会人)ということもあり、今回は非エンジニア向けのPython3エンジニア認定データ分析試験の学習方法をご紹介します。
ちなみに前回、前々回とデータ分析はPythonを通じで学習したほうが本質を理解しやすい事や、独学より研修のほうが理解度が深くなる理由を解説していますので、興味がある方はそちらもご覧ください。
データ分析試験の非エンジニア向けお勧めの学習方法
非エンジニア向けの学習方法ですが、データ分析自体の学習を、研修ないし書籍を読んで学習すると思うのですが、その段階でつまずきやすいのが、Pythonと数学です。データ分析で使用するPythonは高度なコーディングを行うわけではないので、プログラミングとしては難易度が高くはありません。しかし、非エンジニアの方にとっては、そもそもPythonの開発環境の作り方やPythonの基本的な考え方についても理解していないことが多いです。そこで、データ分析を学習する前に以下のような書籍を読んで、簡単にPythonの概要を頭に軽く入れておくと、その後の学習効率が上がると考えています。
・ゲームセンターあらしと学ぶ プログラミング入門 まんが版こんにちはPython第二版(日経BP)
・Pythonスタートブック[増補改訂版](技術評論社)
「ゲームセンターあらしと学ぶ プログラミング入門 まんが版こんにちはPython」は漫画で解説している書籍です。プログラミングがどんなものかを理解するのにお勧めです。「Pythonスタートブック[増補改訂版]」はPythonプログラミングを1から理解されたい方にお勧めの人気書籍です。両書籍とも評価が高い書籍です。データ分析の学習をする前に、さらっと目を通しておくと、良いと思います。
そして、もう一つは数学の話です。データ分析では高校で習う数学(微分積分・線形代数・確率統計)を活用して学ぶことになります。数学が全くダメ!!という方もいると思うのです。そのような方はデータ分析の学習を行う前に、入門編の書籍をさらっと読んでおくと、その後の学習効率が高いと思います。微分積分・線形代数・確率統計の入門編の書籍や漫画でわかるシリーズのような書籍も多々出版されていますので、そちらを読まれるとよいと思います。
ちなみに、データ分析試験の主教材であるPythonによるあたらしいデータ分析の教科書 第2版では、この書籍の中で、Pythonと数学の基礎について書かれているので、まずはこの書籍を読んでみて、Pythonの基礎や数学の基礎を理解できるかどうかで判断して、理解できない場合は、入門編の書籍を読んでみるというのでもよいと思います。
今日はデータ分析の学習の前に、非エンジニアの方が躓きやすそうなPythonと数学の予習の話をしました。ご参考になれば幸いです。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 江東区 |