『グローバル時代を迎える新入社員への研修とは?』
新入社員研修を企画されている方々にとっては、
企画もいよいよ大詰めで大変ご多忙な時期ではないだろうか?
新入社員研修におけるグローバル系の研修と言えば、
「国際化」の時代には、「ビジネス英語研修(合宿型)」、「異文化理解研修」などが主であった。
しかし、「グローバリゼーション」の時代に入り、ここ2~3年は、
新卒採用においても多国籍になる企業も増えるなど、 ニーズにも変化が出てきている。
最近、私たちが携わる研修で見られる変化をいくつかまとめてみた。
・二極化するグローバル化への意識
・「本格的」なコミュニケーションスキルやビジネススキルの導入
・多様性への対応力、ストレス耐性の強化の必要性
まずは「二極化するグローバル化への意識」である。
最近の大学生は海外留学をしなくなった、海外に出たがらないという統計が出ている一方、
自分をグローバル化することに対する 真剣度は高まっていると感じている。
これからの時代におけるグローバル化を考え、自分自身をどうグローバル化するかを考える
「パーソナル・グローバリゼーション」では、真剣な眼差しで参加し、
大勢がいる中でも質問をどんどんしてくるといった 新入社員が見られるようになってきた。
逆に、すでにあきらめているような態度の人もおり、 意識の格差を感じる。
しかし、「あきらめている」ように見える人も多くは「不安感」を持っており、
そこにアプローチすることでその後の行動が変わることも多くある。
第二に、「本格的」なコミュニケーションスキルやビジネススキルの導入。
これは、基本的な英語力の向上や、大学時代から英語で学んできた学生が
少なからず増えてきたことや、参加者が多国籍になってきたとことが大きい。
これまでの「英語研修」から、プロフェッショナルとしてのビジネスコミュニケーションスキルが
体得できるプログラムや、グローバルビジネスを体感するためにも
ケーススタディを使った管理職や次世代リーダー系の研修にも行うような 「本格的」な研修のニーズが増えている。
第三の、「多様性への対応力」。
こちらは配属後の多様性への対応としてのご要望が多い。
男女、世代、職種・働き方、国籍・文化、行動特性などあらゆる角度から「多様性」が高まっており、
そこに対応しきない新入社員が多くなっているとの声を耳にする。
SNSを使いこなしており、コミュニケーションの範囲は広まっていると思われつつも、
実は同質の仲間としかコミュニケーションをしてこなかったため、
それほど多様性対応力は高くなく、配属後、多様な関係者に向き合えずストレスがかかる という課題がある。
このような課題に対して、私たちも行動特性を把握するツールを使っての研修や
「対話」を促進する研修など複数の提案が可能である。
グローバル時代を迎える新入社員への研修。
皆さんはどう考えていらっしゃるだろうか?
これからを担う人材だからこそ新たなアプローチが必要ではないだろうか?
- 経営戦略・経営管理
- キャリア開発
- グローバル
- リーダーシップ
- コミュニケーション
「グローバル&自立型人材育成」をミッションとし、プログラムの企画・開発・コーディネートを手掛け、講師としても活躍!
海外のトップビジネススクール(HBS・LBS・IMD等)、国内外のトップトレーナー(HRDコンサルタント、コミュニケーション・異文化・語学スペシャリスト等)との協働で、400社以上の企業向け人材育成に携わっている。
福田 聡子(フクダ サトコ) グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 代表取締役社長
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