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プロフェッショナルコラム

人生2度目のキャリアシフトチェンジ

こんにちは。
HRLLC.渋谷です。キャリアとマネジメントをテーマに研修プログラムを提供しています。

40代、50代以降のキャリア開発について、考察します。

役職定年、定年再雇用、役割・立場の変化、定年延長、定年退職、年金、自身の健康、人口減に伴う労働人口の減少、平均余命の伸長、退職後のセカンドキャリア(目的のない25年)など、40代、50代、60代のキャリアを取り巻く状況は「やっかいなこと」になっています。60代で迎える転機は、人生で2度目の大きなキャリアシフトチェンジなのです。

60歳になってから対策を考えたのでは、少し遅いかも知れません。
できれば、40代、50代からの準備が必要です。

ところで、人生で最初のキャリアシフトチェンジはいつでしょうか?
学生から社会人になる、就活から新入社員になる時期が、最初のキャリアシフトチェンジです。
扶養される側から、貢献する側へと、マインドセットを大きく変えなければなりません。

人生1度目のキャリアシフトチェンジは、さまざまな面で支えられています。
会社説明会、エントリーシート・面接のために繰り返される自己分析、さまざまな就活講座、インターンシップでの就業体験など、入社までにさまざまな施策が提供されます。

入社してからも、新入社員研修、トレーナー・メンターによるサポート、人事による定期的な面談、マネジャーによる1on1コーチング、定期的な研修でのスキル・知識の強化など、至れり尽くせりです。

さて、人生2度目のキャリアシフトチェンジはどうでしょう?
どんなサポート、どんな機会提供があるでしょうか?
保険会社さん等によるマネープラン講座くらいはあるかも知れません。
人事による説明会もあるかも知れません。
そのくらいでしょうか?

誰も、トレーナーになってくれませんし、今後のキャリア形成も自分で考えなければなりません。
どのように、この人生2度目の転機に対応したらよいのか、教えてくれる人はいないのです。

日本は、70歳まで働く時代が来ました。労働人口が減少する日本にとって、60代の労働力は欠かせません。しかし、50代、60代は、いままでの延長ではなく、役割の変化、立場の変化を求められます。30年以上、会社の意図に沿って働いてきた50代社員は、立場を失い、役割の変化を求められるのです。そんな状況で、モチベーションを高く保って、残り20年70歳まで一生懸命働きなさいというのは、ちょっと酷です。

就活の時のような機会提供とまではいかなくても、一度立ち止まって自分のこれまでと、これからをゆっくりじっくり考える機会を会社が用意することが必要なのではないでしょうか?

就活ならぬ、リカツ→「離活」です。
立場を離れ、役割を離れ、やがては会社から離れる準備をするのです。しっかりと離活を行い、将来へのビジョンとプランを持つことで、今現在の仕事へモチベーション高く臨むことができるのです。

50代、60代が元気に働くことで、20代、30代にも良い影響があります。50代は、20代社員のキャリアモデルでもあります。自分達の行く末を見ているのです。

50代、60代が元気になれば、組織の雰囲気はよくなり、コミュニケーションが活発になります。業績も上がることでしょう。

そもそも50代、60代が、将来へのキャリアビジョンとプランをもち、今現在の仕事へのやる気が増してパフォーマンスが上がれば、業績も向上するはずです。

40代、50代に向けたキャリア開発機会の提供は、会社の業績向上のためにも重要だと考えますが、いかがでしょうか。


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コラム執筆者
渋谷浩幸
渋谷浩幸(シブヤヒロユキ)
HRLLC.代表 ◎セミナー・ワークショッププランナー、コーチ、ファシリテータ
組織業績を上げるための経営層、人事部門のパートナーとして、
受講者の人生を変えるコーチ・ファシリテーターとして。
仕事で役に立ち、業績に貢献し、受講者の人生によりよい影響を与えることが、人材育成・組織開発の目的です。いわゆる「研修屋」の視点ではなく、営業・人事での実務経験と専門家としての知見を融合し、本当に機能する人材育成・組織開発をご提供いたします。
得意分野 モチベーション・組織活性化、キャリア開発、マネジメント、コーチング・ファシリテーション、コミュニケーション
対応エリア 全国
所在地 港区

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