体内時計を使って生産性を上げる方法
6月は連休がなく、梅雨の蒸し暑さで体調を崩しやすい時期です。
身体のだるさや不調は、精神面にも影響します。
普段はしないようなミスをしてしまったり、仕事に対する自信を失ってしまったり・・・・・・。
また、これからやってくる夏も暑さで体力を奪われるので、今のうちに対策をしておきたいものです。
そこで今回は、体調を崩しやすい時期でも集中して仕事ができる方法をご紹介します!
・仕事のパフォーマンスを上げるためには、20分の休憩がカギ!?
アメリカの銀行でこんな調査が行われました。
12の支店に勤務する行員を2つのグループにわけ、1つのグループには90分から120分ごとに20分の休み時間をとり、その間に散歩、仮眠、音楽を聴くなどしてエネルギーを補給するように指導しました。
また、もう1つのグループには休憩のとり方の指導は特にしませんでした。
すると、エネルギー補給の時間をとるように指導された行員のほうが、より集中して仕事に取り組むことができ、満足感も高まったことがわかりました。
・90分から120分ごとに休憩をとる理由とは?
睡眠時には、深い眠りと浅い眠りが周期的にやってきます。
これと同じように、起きている時にも集中力が高まる時間(90分から120分)と、疲れて無気力になる時間(その後の20分間)の周期があります。
このサイクルを、「ウルトラディアン・リズム」といいます。
このサイクルは体内時計のひとつなので、2時間を超えて集中しようとしても、パフォーマンスが落ちてしまうのは仕方がないことなのです。
なので、思いきって気分転換のための行動をとったり、身体を休める時間にあてたりして、メリハリをつけて仕事に取り組むといいでしょう。
・時間にこだわるよりも、「状態」に合わせて休憩をとることが大事!
とはいえ、ウルトラディアン・リズムの通りに集中する時間と休憩をとることができない場合もありますよね。
また、その時の業務内容などにより、集中できる時間の長さや疲れの度合いも違ってきます。
ですから、サイクルに従って時間を区切るよりも、「集中力が落ちてきたな」と感じた時に休憩をとることが大事です。
そのためにも、自分の心と身体の状態に敏感になり、それほど疲れていなくても休憩をとるように心がけるといいでしょう。
無理をしてしまいがちな人に休憩をとるように声をかけたり、休憩をとりやすい環境を整えたりすることも、「働き方改革」です。
体力が落ちやすい時期だからこそ、集中した後は休む時間を確保するようにしてくださいね。
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社員一人ひとりが個性・適性を認め合い、才能を最大限発揮できる働きがいのある職場づくりを目指します!
自身の経験として、マッサージ店補経営、IT事業を経て、働き方改革のコンサルティング事業を始めている。
経営者と従業員の両方の心に寄り添った提案を行います。
服部 裕樹(ハットリ ヒロキ) ブラックスミス 代表
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