クラウドに共通するグローバル・プラットフォーム構想
クラウドに共通するグローバル・プラットフォーム構想
以前は企業内に散在していたデータやシステムが、クラウド化により共有化されたように、今、多くの企業で差し迫った課題となっているのが、国内外、グループ企業等、組織内に散在する人事制度、賃金制度、評価制度を整合性をもったものに変革するという問題です。
一般にグローバルなビジネスの場合、仕事の単位もプロジェクト単位となることが多く、その人員もプロジェクトの性格に応じで集散するのが一般で、従来の既存の社内人間関係をベースにした仕事の進め方では限界があるということは、既に多くの人事担当者の共通の認識かと思います。
同時に人事面でもそうしたプロジェクトでハイ・パフォーマンスが発揮できる人材を採用したり育成したりする必要があるのは当然で、従来の人材育成制度・研修制度等を抜本的に見直す必要に迫られています。
つまり、今、企業の人事部が直面している問題とは、国に例えるな大日本帝国憲法を現行の日本国憲法に代えるのと同様、大変な労力と負担を伴う抜本的な改革だとうことです。そして多くの日本企業にとって、この改革は創業以来、人事面での最大の制度改革になるということです。
よって、今、人事部に求められていることは、応急処置的な運用ではなく、現行人事制度の国際的上位概念とも言えるグローバルプラットフォームへの移行ともいうべき、冗長性ある人材育成制度・研修制度への移行だということです。
企業の人事部が抱える共通の課題
例えば買収した海外企業の方がグループ本社の給与よりはるかに高額な給与を貰っているとか、海外の現地法人での勤務評価が、本社評価制度と連携していない、ダイバーシティーの文化が根差していないのに多様な背景の職員でプロジェクトを運用しようとして、著しく組織パフォーマンスが低下してしまった等、文字通り今、企業の人事部が直面する問題は課題山積であり、その山積する課題に対し、明確な方向性を指し示せるか否かこそ、研修会社の存在意義に他ならないと私は思っています。
続く・・・
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日本におけるビジネスマナー・CS研修の草分け
全国のシンクタンクを中心に、4000回以上の登壇を誇るビジネスマナー・CS対応教育の第一人者。現状を踏まえたカリキュラムが、課題解決・業績アップを望む多くの企業より絶大の支持を得る。関連書籍も40冊を超える。
古谷 治子(フルヤ ハルコ) マネジメントサポートグループ代表
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